10人のマドリーが土壇場で2点差追いつくも痛恨ドロー…45戦連続得点の新記録樹立もベイル愚行で首位陥落…《リーガエスパニョーラ》
2017.03.02 07:51 Thu
▽レアル・マドリーは1日、サンチャゴ・ベルナベウで行われたリーガエスパニョーラ第25節でラス・パルマスと対戦し、3-3のドローに終わった。
▽開始直後にベイルのスルーパスに抜け出したモラタがいきなりゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定で早々のリーガ連続得点記録樹立とはならず。だが、積極的に相手の高い最終ラインの裏を狙うマドリーは8分、コバチッチの絶妙なスルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したイスコが冷静にGKとの一対一を制し、今度は正真正銘の先制点で公式戦45試合連続得点のスペイン新記録を樹立した。
▽だが、この新記録達成に気が抜けたのか、マドリーは先制からわずか2分後に同点ゴールを許す。自陣左サイドで細かく繫がれてボックス手前のタナにボールが入ると、鋭い反転にDFセルヒオ・ラモスが振り切られ、豪快な右足のシュートを決められた。
▽開始10分過ぎまでに互いに1ゴールずつが生まれるオープンな展開の試合は、その後も行ったり来たりの落ち着かない状況が続く。11分にはC・ロナウドのスルーパスに抜け出したモラタがゴールネットを揺らすが、これは再びオフサイドの判定。一方、味方との接触でビガスがアイタミとの負傷交代を強いられたラス・パルマスも、古巣対戦のヘセ・ロドリゲス、ケビン・プリンス=ボアテングらがカウンターからあわや勝ち越し点という決定機に絡む。
▽迎えた後半、開始早々にアクシデントが発生。47分、ビエラを後方から蹴ったベイルがファウルを犯すと、その直後には激昂して相手選手を突き飛ばしてしまう。すると、最初のファウルとその後の暴力行為に続けて警告が出され、ベイルは後半開始早々に退場処分を受けることになった。
▽この緊急事態にモラタを右サイドに回し、1トップにC・ロナウドを置く[4-4-1]の布陣で立て直しを図るマドリーだったが、ここ最近課題とされる守備陣が数的不利の状況を耐えきれない。
▽56分、ボックス右で相手のクロスに対応したセルヒオ・ラモスが痛恨のハンドを犯し、PK献上。このPKの場面でGKケイロル・ナバスがビエラのシュートを読み切るが、腕を弾いたボールはゴールネットに吸い込まれ、逆転を許す。さらに59分にはロングボールに抜け出したボアテングの対応にあたったケイロル・ナバスがペナルティエリア外で入れ替わられてしまい、無人のゴールへシュートを流し込まれ、リードを2点に広げられてしまった。
▽ホームでラス・パルマス相手に初黒星の可能性が出始めたマドリーは、ここからリスクを冒して攻撃に出る。65分過ぎにはイスコ、コバチッチ、モラタと先発メンバーを下げて、ルーカス・バスケス、ハメス・ロドリゲス、ベンゼマと続けて攻撃的なカードを切る。だが、ベンゼマが再三の決定機を逸するなど、なかなかゴールをこじ開けられない。逆に、古巣対戦で燃えるヘセらに再三のカウンターチャンスを与えるが、ここは守護神ケイロル・ナバスが汚名返上の好守を連発し、何とか2点差をキープする。
▽サンチャゴ・ベルナベウの歓声を後押しに諦めずに攻め続けるマドリーは、前節のビジャレアル戦を再現するかのような粘りを見せる。86分、右サイドからのクロスで相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを名手C・ロナウドが冷静に流し込み、点差を1点に縮める。
▽その後、パワープレー要員のセルヒオ・ラモスを前線に残して猛攻を仕掛けるマドリーは、土壇場の89分に右CKのショートコーナーからハメス・ロドリゲスのクロスをゴール前のC・ロナウドが頭で叩き込み、試合を振り出しに戻した。だが、さすがのマドリーも残り時間で勝ち越しゴールを奪うまでには至らず、試合は3-3のままタイムアップ。
▽10人での戦いを強いられながらも土壇場で2点差を追いついたマドリーだったが、ベイルの愚行が響き不調ラス・パルマス相手に痛恨のドローとなり、同日勝利したバルセロナに抜かれ、1試合未消化ながらも暫定順位で首位陥落となった。
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▽前節、難敵ビジャレアルとのアウェイゲームで2点を先行される苦しい戦いを強いられたマドリーだが、クリスティアーノ・ロナウドの2試合連続ゴール、途中出場のモラタの劇的逆転ゴールなどで、3-2で逆転勝利し、バレンシア戦に続く連敗を回避。同試合で公式戦44試合連続得点を記録し、1942年11月から1944年2月にかけてバルセロナが作った連続得点記録に並んだジダン率いるチームは、新記録が懸かる今節でリーグ4連敗中の12位ラス・パルマスと対戦。ビジャレアル戦からのメンバー変更は4点。ペペ、モドリッチ、カゼミロ、ベンゼマに代わって、ナチョ、コバチッチ、イスコ、モラタをスタメンで起用した。▽だが、この新記録達成に気が抜けたのか、マドリーは先制からわずか2分後に同点ゴールを許す。自陣左サイドで細かく繫がれてボックス手前のタナにボールが入ると、鋭い反転にDFセルヒオ・ラモスが振り切られ、豪快な右足のシュートを決められた。
▽開始10分過ぎまでに互いに1ゴールずつが生まれるオープンな展開の試合は、その後も行ったり来たりの落ち着かない状況が続く。11分にはC・ロナウドのスルーパスに抜け出したモラタがゴールネットを揺らすが、これは再びオフサイドの判定。一方、味方との接触でビガスがアイタミとの負傷交代を強いられたラス・パルマスも、古巣対戦のヘセ・ロドリゲス、ケビン・プリンス=ボアテングらがカウンターからあわや勝ち越し点という決定機に絡む。
▽前半終盤にかけてはセルヒオ・ラモス、ベイルのヘディングシュートでマドリーが勝ち越しに迫るが、白熱の前半は1-1のイーブンで折り返した。
▽迎えた後半、開始早々にアクシデントが発生。47分、ビエラを後方から蹴ったベイルがファウルを犯すと、その直後には激昂して相手選手を突き飛ばしてしまう。すると、最初のファウルとその後の暴力行為に続けて警告が出され、ベイルは後半開始早々に退場処分を受けることになった。
▽この緊急事態にモラタを右サイドに回し、1トップにC・ロナウドを置く[4-4-1]の布陣で立て直しを図るマドリーだったが、ここ最近課題とされる守備陣が数的不利の状況を耐えきれない。
▽56分、ボックス右で相手のクロスに対応したセルヒオ・ラモスが痛恨のハンドを犯し、PK献上。このPKの場面でGKケイロル・ナバスがビエラのシュートを読み切るが、腕を弾いたボールはゴールネットに吸い込まれ、逆転を許す。さらに59分にはロングボールに抜け出したボアテングの対応にあたったケイロル・ナバスがペナルティエリア外で入れ替わられてしまい、無人のゴールへシュートを流し込まれ、リードを2点に広げられてしまった。
▽ホームでラス・パルマス相手に初黒星の可能性が出始めたマドリーは、ここからリスクを冒して攻撃に出る。65分過ぎにはイスコ、コバチッチ、モラタと先発メンバーを下げて、ルーカス・バスケス、ハメス・ロドリゲス、ベンゼマと続けて攻撃的なカードを切る。だが、ベンゼマが再三の決定機を逸するなど、なかなかゴールをこじ開けられない。逆に、古巣対戦で燃えるヘセらに再三のカウンターチャンスを与えるが、ここは守護神ケイロル・ナバスが汚名返上の好守を連発し、何とか2点差をキープする。
▽サンチャゴ・ベルナベウの歓声を後押しに諦めずに攻め続けるマドリーは、前節のビジャレアル戦を再現するかのような粘りを見せる。86分、右サイドからのクロスで相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを名手C・ロナウドが冷静に流し込み、点差を1点に縮める。
▽その後、パワープレー要員のセルヒオ・ラモスを前線に残して猛攻を仕掛けるマドリーは、土壇場の89分に右CKのショートコーナーからハメス・ロドリゲスのクロスをゴール前のC・ロナウドが頭で叩き込み、試合を振り出しに戻した。だが、さすがのマドリーも残り時間で勝ち越しゴールを奪うまでには至らず、試合は3-3のままタイムアップ。
▽10人での戦いを強いられながらも土壇場で2点差を追いついたマドリーだったが、ベイルの愚行が響き不調ラス・パルマス相手に痛恨のドローとなり、同日勝利したバルセロナに抜かれ、1試合未消化ながらも暫定順位で首位陥落となった。
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