主力温存も数的不利を強いられた川崎Fが痛恨の2戦連続ドロー…対戦相手イースタンは女性指揮官として初の勝ち点獲得《ACL2017》
2017.03.01 23:20 Wed
▽AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017・グループG第2節のイースタンSC(香港)vs川崎フロンターレが1日に旺角大球場で行われ、1-1の引き分けに終わった。
▽2月22日に行われたグループステージ初戦の水原三星戦(韓国)を1-1で終え、ドロースタートとなった川崎F。今節は、女性指揮官として初のACL参戦となったチャン・ユェンティン監督の下、第1節で広州恒大に大敗(0-7)した香港プレミアリーグ2015-16王者・イースタンSCとのアウェイ戦に臨んだ。
▽この一戦でACL初勝利を飾り、グループステージ突破へ勢いをつけたい川崎Fは、25日に行われた明治安田生命J1リーグ開幕節の大宮アルディージャ戦(2-0)から先発メンバーを10人と大幅に変更。GK新井章太、奈良竜樹、舞行龍ジェームズ、板倉滉、三好康児、森谷賢太郎、ハイネルらを起用した。
▽ターンオーバーを採用した川崎Fは開始直後、イースタンにいきなりゴール前に迫られるも、その後は落ち着いた立ち上がりを見せる。5分、敵陣中央左から狩野が右足でクロスを供給。これにハイネルが飛び込むも、GKヤ・フンファイに対処された。
▽その後は、川崎Fがボールを保持しながら試合のペースを握り始める。ところが、イースタンに一瞬の隙を突かれてしまう。13分、敵陣中央からディフェンスの裏にロングボールを供給されると、裏に抜け出したマニュエル・ブレダを奈良がボックス内で倒し、PKを献上。さらに、このプレーで奈良が一発退場となる。このPKをマニュエル・ブレダにゴール右隅へと沈められ、イースタンに先制点を許す。
▽前半半ばにかけて、落ち着きを取り戻した川崎Fのパスが徐々に回り始める。しかし、フィニッシュの精度に欠き、イースタンゴールを脅かすには至らない。45分には、ボックス手前でパスを受けた三好からハイネルを経由して、ボックス内右に走りこんだ森本につなぐも、相手ディフェンスに阻まれ、シュートを放つことができない。
▽後半に入ると鬼木監督は、狩野に代えて、田坂を投入。中盤の修正を図る。すると48分、敵陣右でボールを受けた田坂がボックス右に浮き球を供給。これに走りこんだ三好が右足でゴール右上隅を狙うも、GKヤ・フンファイに阻まれる。しかし直後の52分、川崎Fがついに同点に追いつく。敵陣中央右でボールを受けた田坂がクロスを送ると、ハイネルが粘り、ゴール前に浮き球を供給。これに走りこんだ板倉がスライディングで押し込み、ゴールネットを揺らす。
▽待望の同点ゴールを奪った川崎Fだが、67分にピンチを迎える。自陣右からのCKをファーサイドのミッチェルに頭で合わせられる。これがゴール左隅を捉えるも、森本が体を張ったディフェンスで得点を許さない。
▽ピンチを凌いだ川崎Fは81分、森本のパスを受けたハイネルが敵陣中央からワントラップでボックス右に侵攻し、ニアサイドにシュートを放つも、GKヤ・フンファイの好守に防がれる。さらに87分にも、森谷からのパスを受けた田坂がボックス右外からクロスを供給。これをゴール前の小林が頭で合わせたが、ボールは枠の上に外れた。
▽後半アディショナルタイムには、イースタンのカウンターにおもわず相手を倒してしまったハイネルが2枚目となるイエローカードでこの日2人目の退場者を出してしまい、そのまま試合終了。序盤に数的不利となり苦戦を強いられた川崎Fだが、敵地でなんとか勝ち点1を獲得した。14日に行われる次節では、アウェイで中国王者の広州恒大との一戦に臨む。なお、川崎Fから勝ち点1を手にしたイースタンSCのチャン・ユェンティン監督は、女性指揮官として史上初となるACLでの勝ち点獲得となった。
▽2月22日に行われたグループステージ初戦の水原三星戦(韓国)を1-1で終え、ドロースタートとなった川崎F。今節は、女性指揮官として初のACL参戦となったチャン・ユェンティン監督の下、第1節で広州恒大に大敗(0-7)した香港プレミアリーグ2015-16王者・イースタンSCとのアウェイ戦に臨んだ。
▽ターンオーバーを採用した川崎Fは開始直後、イースタンにいきなりゴール前に迫られるも、その後は落ち着いた立ち上がりを見せる。5分、敵陣中央左から狩野が右足でクロスを供給。これにハイネルが飛び込むも、GKヤ・フンファイに対処された。
▽その後は、川崎Fがボールを保持しながら試合のペースを握り始める。ところが、イースタンに一瞬の隙を突かれてしまう。13分、敵陣中央からディフェンスの裏にロングボールを供給されると、裏に抜け出したマニュエル・ブレダを奈良がボックス内で倒し、PKを献上。さらに、このプレーで奈良が一発退場となる。このPKをマニュエル・ブレダにゴール右隅へと沈められ、イースタンに先制点を許す。
▽少々不可解なジャッジで数的不利となった川崎Fは、この失点でイースタンに勢いを与えてしまう。18分、先制点を奪ったマニュエル・ブレダがハーフウェイライン付近からロングシュート。しかし、不意を突いたシュートも、ここはGK新井章太が落ち着いて対応する。
▽前半半ばにかけて、落ち着きを取り戻した川崎Fのパスが徐々に回り始める。しかし、フィニッシュの精度に欠き、イースタンゴールを脅かすには至らない。45分には、ボックス手前でパスを受けた三好からハイネルを経由して、ボックス内右に走りこんだ森本につなぐも、相手ディフェンスに阻まれ、シュートを放つことができない。
▽後半に入ると鬼木監督は、狩野に代えて、田坂を投入。中盤の修正を図る。すると48分、敵陣右でボールを受けた田坂がボックス右に浮き球を供給。これに走りこんだ三好が右足でゴール右上隅を狙うも、GKヤ・フンファイに阻まれる。しかし直後の52分、川崎Fがついに同点に追いつく。敵陣中央右でボールを受けた田坂がクロスを送ると、ハイネルが粘り、ゴール前に浮き球を供給。これに走りこんだ板倉がスライディングで押し込み、ゴールネットを揺らす。
▽待望の同点ゴールを奪った川崎Fだが、67分にピンチを迎える。自陣右からのCKをファーサイドのミッチェルに頭で合わせられる。これがゴール左隅を捉えるも、森本が体を張ったディフェンスで得点を許さない。
▽ピンチを凌いだ川崎Fは81分、森本のパスを受けたハイネルが敵陣中央からワントラップでボックス右に侵攻し、ニアサイドにシュートを放つも、GKヤ・フンファイの好守に防がれる。さらに87分にも、森谷からのパスを受けた田坂がボックス右外からクロスを供給。これをゴール前の小林が頭で合わせたが、ボールは枠の上に外れた。
▽後半アディショナルタイムには、イースタンのカウンターにおもわず相手を倒してしまったハイネルが2枚目となるイエローカードでこの日2人目の退場者を出してしまい、そのまま試合終了。序盤に数的不利となり苦戦を強いられた川崎Fだが、敵地でなんとか勝ち点1を獲得した。14日に行われる次節では、アウェイで中国王者の広州恒大との一戦に臨む。なお、川崎Fから勝ち点1を手にしたイースタンSCのチャン・ユェンティン監督は、女性指揮官として史上初となるACLでの勝ち点獲得となった。
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