レーティング:インテル 1-3 ローマ《セリエA》

2017.02.27 06:54 Mon
Getty Images
▽セリエA第26節、インテルvsローマの上位対決が26日にジュゼッペ・メアッツァで開催され、アウェイのローマが3-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
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▽インテル採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ハンダノビッチ 5.5
3失点も幾つかの好守で試合への興味を繋いだ
DF
24 ムリージョ 5.5
失点場面ではナインゴランを抑え切れず。それ以外は粘り強く守った

17 メデル 5.5
やや厳しい判定でのPK献上など、ゼコに起点を作られてしまったが、最後の場面で身体を張ってゴールは許さず

33 ダンブロージオ 5.0
対面のサラーの対応に苦戦し、前からボールを奪いに行くチャレンジが少なかった
MF
87 カンドレーバ 5.5
積極的に仕掛ける姿勢を見せたが、集中したフアン・ジェズスを剥がし切れず

(→ガブリエウ・バルボサ 5.0)
屈強な守備陣に抑え込まれ、2試合連続ゴールはならず

5 ガリアルディーニ 5.5
老獪なデ・ロッシとストロートマンの前に劣勢を強いられたが、一矢報いるゴールの起点に

7 コンドグビア 5.0
ボールを持った際の判断が遅く、度々ボールを失い、カウンターの温床となった

44 ペリシッチ 6.0
1列下のウイングバックでの起用だったが、アシストを記録するなど自身の得意な形をしっかりと出した

FW
6 ジョアン・マリオ 5.5
良い形でボールを受ける場面は少なかったが、何とかしようという気持ちは見えた

(→バネガ -)

9 イカルディ 6.0
同胞ファシオの厚い壁をこじ開け切れずにいたが、意地の1ゴール

77 ブロゾビッチ 5.5
負傷明けも決定機に絡むなど、まずまずの出来

(→エデル 5.0)
流れを変えるようなプレーは少なかった

監督
ピオリ 5.0
攻撃的な布陣で真っ向勝負を挑むが、要所でクオリティの差が出て完敗

▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 シュチェスニー 6.5
安定したセービングに加え、勇敢な飛び出しで最終ラインを助けた

DF
2 リュディガー 6.0
持ち味の機動性を生かしてペリシッチらの仕掛けにきっちり対応

20 ファシオ 6.5
巧みなラインコントロールと冷静な対人対応で同胞イカルディをほぼ封殺

44 マノラス 6.5
出足鋭い守備、的確なカバーリングと最終ラインに安定をもたらした

MF
13 ブルーノ・ペレス 6.0
守備から攻撃への切り替えの場面で爆発力のある仕掛けから攻め手となった

(→ヴェルメーレン -)

6 デ・ロッシ 6.0
非凡な戦術眼を生かして経験の少ない相手のボランチコンビを圧倒

(→レアンドロ・パレデス -)

6 ストロートマン 6.5
判断力、フィジカルコンディション、テクニックいずれも素晴らしく中盤を完全に掌握した

3 フアン・ジェズス 6.0
慣れないウイングバックでの起用だったが、自身のできる仕事を懸命にこなした

FW
11 サラー 6.0
圧巻のスピードで前線を駆け回り、相手の脅威となった

(→ペロッティ 6.0)
名手同士の対戦となったハンダノビッチとのPK対決に完勝

9 ゼコ 6.5
得点こそなかったが、巧さと強さを兼ね備えたプレーで起点となった

4 ナインゴラン 7.0
圧巻のミドル2発でドッピエッタ。球際の勝負で完勝

監督
スパレッティ 6.5
ミラーゲームでクオリティの差を見せつけ、敵地で完勝

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ナインゴラン(ローマ)
▽苦戦も予想された敵地での一戦で見事な2つのミドルシュートでハンダノビッチのゴールをこじ開け、勝利の立役者に。ゴール以外の場面での存在感も絶大だった。

インテル 1-3 ローマ
【インテル】
イカルディ(後36)
【ローマ】
ナインゴラン(前12)
ナインゴラン(後11)
ペロッティ(後40[PK])

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