レスター監督解任のラニエリが声明…「昨日、私の夢は死んだ」

2017.02.25 08:35 Sat
Getty Images
▽レスター・シティは23日、クラウディオ・ラニエリ氏(65)の監督解任を発表した。イギリス『スカイ・スポーツ』が、ラニエリ氏の声明文を掲載している。

▽昨シーズンのプレミアリーグでレスターを世紀の初優勝に導き、FIFA(国際サッカー連盟)選定の最優秀監督賞を受賞したラニエリ氏。しかし、今シーズンはここまでプレミアリーグで降格圏の16位ハル・シティに勝ち点1差の15位と不振に喘いでおり、ラニエリ氏の去就に関する憶測も熱を帯びていた。
▽史上最大ともいえる世紀の優勝から9カ月後、解任という憂き目に遭うことになったラニエリ氏は、「昨日、私の夢は死んだ」と書き出し、思いを綴った。

「昨日、私の夢は死んだ。昨シーズンの幸福感とプレミアリーグ制覇によって、私が抱いていた夢は常に愛するレスターと共にいることだった。悲しいことに、それは叶わなかった」

「私は、絶えなくサポートしてくれた妻のロザンナと家族のみんなに感謝したい。この素晴らしい旅に付き添ってくれたパオロ(・ベネッティ)とアンドレア(・アザリン)にも感謝を送る。チャンピオンになるチャンスを与えてくれたスティーブ・カットナーとフランコ・グラネッロにもだ」
「レスターにも多くのことを感謝しなければならない。この冒険は素晴らしいもので、永遠に私の中で生き続けるだろう」

「我々と共にサッカーの偉大な物語をレポートしてくれた全てのジャーナリストやメディアにも感謝したい」

「全てのクラブ関係者、選手、スタッフ、そして偉業達成を支えてくれた全ての人に心から感謝したい。だが、大部分はサポーターに対してだ。君たちは初日から私を心から歓迎してくれて、愛してくれた。私も愛している」

「誰も、私たちが共に成し遂げたものを奪い去ることはできない。そして、みんながそのこと(優勝)を毎日思い出して笑顔になってくれることを願う。私がいつまでもそうするようにね」

「決して忘れることのない素晴らしさと幸福に溢れた時間だった。みんなと共にチャンピオンになれたことは喜びであり、名誉だった」
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