セビージャがホームで先勝! 岡崎不出場のレスターは悩めるエース弾で2ndレグに望み繋ぐ《CL》
2017.02.23 06:45 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、セビージャvsレスター・シティが22日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが2-1で先勝した。レスターのFW岡崎慎司はベンチ入りも出場機会はなかった。
▽一方、CL初出場ながらポルトが同居したグループGを首位で通過したレスターだが、昨季の輝きは消え失せている。年明け以降のリーグ戦では1分け5敗でノーゴールと不振を極め、降格圏とは1ポイント差の17位に沈んでいる。また、直近のFAカップで3部相手に屈辱の敗戦を喫したチームは、最悪の状態の中でクラブ史上初のCL決勝トーナメントに臨んだ。この一戦に向けてラニエリ監督は、今冬加入でCLデビューのエンディディ、ムサを除き昨季の主力を揃って起用。岡崎はベンチスタートとなった。
▽両チームの布陣に注目が集まった中、ヨベティッチを1トップに置きエンゾンジをアンカーに配した[4-1-4-1]の布陣で臨んだセビージャが、マフレズとヴァーディを2トップに配した[4-4-2]の布陣を採用したレスターを序盤から押し込んでいく。開始3分にはボックス右角からサラビアが左足を振り抜くが、ここは枠を捉えきれない。
▽ホームの大歓声を後押しに相手のプレスをいなしてボックス付近までストレスなくボールを運ぶセビージャは、13分にボックス内で仕掛けたコレアがDFモーガンに倒されてPKを獲得。だが、コレアが自ら蹴ったPKはGKシュマイケルに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
▽守護神シュマイケルの再三の好守も実らず、先制を許したレスターは、ここから反撃に出たいところだったが、両サイドバックのインサイドラン、ヨベティッチやナスリの流動的な動き出しで的を絞らせないセビージャの攻撃に幻惑され、なかなか良い形でボールを奪えない。そのため、マフレズとヴァーディの2トップが相手陣内でボールを触る場面はほとんどなく、追加点を与えないことが精いっぱいの前半45分間となった。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半は、レスターが前からボールを奪いに行く姿勢を見せたことで、オープンな立ち上がりとなる。50分には前線に飛び出してきたエンディディがこの試合最初の枠内シュートを放つが、これはGKセルヒオ・リコの正面。直後にはボックス左に抜け出したビトロが角度のないところからGKシュマイケルの脇を抜くシュートも、これはポストを叩き追加点とはならず。
▽拮抗した展開が続く中、セビージャは55分に足を痛めたラングレがプレー続行不可能となり、カリソの投入を強いられる。一方、追いつきたいレスターは58分にムサを下げてグレイを投入。この交代でマフレズを右サイドに移し、グレイをトップ下に置く[4-2-3-1]にシステムを変更。60分には高い位置でのボール奪取からドリンクウォーターがシュートを狙うが、これは相手のブロックに阻まれる。
▽後半も押し込みながら2点目が遠いセビージャだったが、62分に追加点を奪う。サラビアのロングフィードに反応したヨベティッチが、ボックス中央でDF2枚を引き付けて左に走り込んで来たコレアに右足アウトを使った絶妙なラストパス。最後はフリーのコレアが強烈なシュートがクロスバーの内側を叩き、ゴールネットを揺らした。
▽痛恨の2失点目を喫して後がないレスターはアウェイゴールを奪おうと、前がかりなプレーを見せ始める。すると73分、ワンチャンスを生かして1点を返す。左サイドでグレイとのワンツーでボックス左に抜け出したドリンクウォーターが左足ダイレクトで折り返すと、ゴール前に飛び込んだヴァーディがワンタッチで流し込んだ。
▽悩めるエースの公式戦15戦ぶりのゴールで貴重なアウェイゴールを手にしたレスターは、ここから攻勢を強めるセビージャ相手に好調時を彷彿とさせる球際の粘りで応戦。試合終盤にかけて一進一退の攻防を見せる。それでも、地力で勝るセビージャは89分、左CKの場面でサラビアのクロスをラミが頭で合わせるが、これはクロスバーを叩き3点目とはならず。
▽結局、試合はこのままセビージャの2-1でタイムアップ。ホームで勝ち切ったセビージャだったが、アウェイゴールを与えたことで敵地での2ndレグにやや不安を残す結果となった。一方、苦手のアウェイで貴重なアウェイゴールを手にしたレスターは、来月14日に行われるホームでの2ndレグに望みを繋いだ。
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▽グループHをユベントスに次ぐ2位で通過したセビージャは、国内リーグで首位レアル・マドリーとは2試合消化が多い中、3ポイント差の3位に付ける。直近のエイバル戦ではシステム変更が功を奏して2-0と勝利。年明け以降のリーガ7戦で5勝を挙げ、ここ3試合は無失点と、レスター戦に向けてチーム状態は良好だ。直近のエイバル戦からは先発3人を入れ替え、マリアーノとビトロが先発に復帰。また、コレアが先発に抜擢された、なお、グループステージで2試合のベンチ入り禁止処分を受けたサンパオリ監督に代わって、助監督のリージョ氏が監督代行を務めた。▽両チームの布陣に注目が集まった中、ヨベティッチを1トップに置きエンゾンジをアンカーに配した[4-1-4-1]の布陣で臨んだセビージャが、マフレズとヴァーディを2トップに配した[4-4-2]の布陣を採用したレスターを序盤から押し込んでいく。開始3分にはボックス右角からサラビアが左足を振り抜くが、ここは枠を捉えきれない。
▽ホームの大歓声を後押しに相手のプレスをいなしてボックス付近までストレスなくボールを運ぶセビージャは、13分にボックス内で仕掛けたコレアがDFモーガンに倒されてPKを獲得。だが、コレアが自ら蹴ったPKはGKシュマイケルに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
▽絶好の先制機会を逃したものの、攻勢を続けるセビージャは22分、ボックス中央でサラビアの横パスを受けたエスクデロが枠の右を捉えたシュートを放つが、これはGKシュマイケルに阻まれる。だが、続く25分に左サイドでビトロの落としを受けたエスクデロが左足で絶妙な高速クロスを送ると、大外から絞ってきたサラビアがドンピシャのヘディングシュート。左ポストの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
▽守護神シュマイケルの再三の好守も実らず、先制を許したレスターは、ここから反撃に出たいところだったが、両サイドバックのインサイドラン、ヨベティッチやナスリの流動的な動き出しで的を絞らせないセビージャの攻撃に幻惑され、なかなか良い形でボールを奪えない。そのため、マフレズとヴァーディの2トップが相手陣内でボールを触る場面はほとんどなく、追加点を与えないことが精いっぱいの前半45分間となった。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半は、レスターが前からボールを奪いに行く姿勢を見せたことで、オープンな立ち上がりとなる。50分には前線に飛び出してきたエンディディがこの試合最初の枠内シュートを放つが、これはGKセルヒオ・リコの正面。直後にはボックス左に抜け出したビトロが角度のないところからGKシュマイケルの脇を抜くシュートも、これはポストを叩き追加点とはならず。
▽拮抗した展開が続く中、セビージャは55分に足を痛めたラングレがプレー続行不可能となり、カリソの投入を強いられる。一方、追いつきたいレスターは58分にムサを下げてグレイを投入。この交代でマフレズを右サイドに移し、グレイをトップ下に置く[4-2-3-1]にシステムを変更。60分には高い位置でのボール奪取からドリンクウォーターがシュートを狙うが、これは相手のブロックに阻まれる。
▽後半も押し込みながら2点目が遠いセビージャだったが、62分に追加点を奪う。サラビアのロングフィードに反応したヨベティッチが、ボックス中央でDF2枚を引き付けて左に走り込んで来たコレアに右足アウトを使った絶妙なラストパス。最後はフリーのコレアが強烈なシュートがクロスバーの内側を叩き、ゴールネットを揺らした。
▽痛恨の2失点目を喫して後がないレスターはアウェイゴールを奪おうと、前がかりなプレーを見せ始める。すると73分、ワンチャンスを生かして1点を返す。左サイドでグレイとのワンツーでボックス左に抜け出したドリンクウォーターが左足ダイレクトで折り返すと、ゴール前に飛び込んだヴァーディがワンタッチで流し込んだ。
▽悩めるエースの公式戦15戦ぶりのゴールで貴重なアウェイゴールを手にしたレスターは、ここから攻勢を強めるセビージャ相手に好調時を彷彿とさせる球際の粘りで応戦。試合終盤にかけて一進一退の攻防を見せる。それでも、地力で勝るセビージャは89分、左CKの場面でサラビアのクロスをラミが頭で合わせるが、これはクロスバーを叩き3点目とはならず。
▽結局、試合はこのままセビージャの2-1でタイムアップ。ホームで勝ち切ったセビージャだったが、アウェイゴールを与えたことで敵地での2ndレグにやや不安を残す結果となった。一方、苦手のアウェイで貴重なアウェイゴールを手にしたレスターは、来月14日に行われるホームでの2ndレグに望みを繋いだ。
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