シティがモナコとの壮絶な打ち合い制して先勝! アグエロ&ファルカオの両エースが共に2ゴール!《CL》
2017.02.22 06:54 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦1stレグ、マンチェスター・シティvsモナコが21日にシティ・オブ・マンチェスターで開催され、ホームのシティが5-3で先勝した。
▽一方、モナコは実力拮抗となったグループEでトッテナム、レバークーゼンらを退けて見事に首位通過。国内リーグでは直近のバスティア戦で痛恨のドローを喫したものの、4連覇中の王者パリ・サンジェルマンを抑えて首位に立つ。一昨シーズンのアーセナルに続きイングランド屈指の強豪シティ撃破を目指すジャルディム監督は、出場停止のジェメルソンの代役にラッジを起用した以外、こちらもベストメンバーを起用。ファルカオの相棒にはジェルマンではなく、18歳の新星FWムバッペが抜擢された。
▽[4-4-2]のコンパクトな陣形からハイプレスを仕掛けるモナコに対して、本職守備的MFのフェルナンジーニョを左サイドバックで起用する[4-1-4-1]の布陣で臨んだシティ。立ち上がりは出足で勝るモナコが、ムバッペの果敢な仕掛けやサイドバックの積極的な攻撃参加でホームチームを押し込む。18分にはカウンターから持ち上がったムバッペのスルーパスに反応したメンディがボックス左でニアを狙ったシュートを放つが、これはGKカバジェロの正面を突いた。
▽ボールを保持するものの、出足の鋭さと球際で強さを見せるモナコに手を焼くシティは、スターリングやリロイ・ザネのスピードを生かして単発的にチャンスを作るが、主導権を握るまでには至らず。それでも、26分に左サイドで圧巻の仕掛けからDF3枚を剥がしたザネがシルバにボールを預けてボックス左に走り込んでリターンパスを受けると、ゴール前に走り込んだスターリングにマイナスのクロス。これをスターリングがスライディングで流し込み、ワンチャンスを生かしたホームチームが先制に成功した。
▽痛恨のアウェイゴールを献上したシティだが、失点直後の34分に絶好の勝ち越し機を迎える。デ・ブライネのスルーパスに抜け出したアグエロがGKと一対一の場面でかわしにかかると、GKスバシッチの足がかかってピッチに倒れ込む。このプレーでシティがPK獲得と思われたが、マテウ・ラオス主審はアグエロが大げさに倒れたとしてダイブの判定を下し、アルゼンチン代表FWにはイエローカードが掲示された。
▽微妙な判定で勝ち越しのチャンスを逃がしてイラ立つシティは、プレーのリズムを失う。すると40分、ハーフウェイライン付近で与えたFKの場面でファビーニョに素早いリスタートを許すと、センターバック2枚の間を割ったムバッペにボックス右から強烈な右足のシュートを叩き込まれ、逆転を許した。
▽モナコの1点リードで折り返した後半も早い時間帯に試合が動く。49分、味方からのスルーパスに抜け出したファルカオが、後方からDFオタメンディに倒されてPKを獲得。だが、グループステージのトッテナム戦でもPKを失敗しているファルカオはGKカバジェロとの駆け引きに敗れ、痛恨のPK失敗。手負いのシティにとどめを刺すことができない。
▽カバジェロのPKストップで望みを繋いだシティは、今度は相手の信じられないミスから同点に追いつく。58分、右サイドを突破したスターリングのスルーパスに抜け出したアグエロがボックス右からシュートを放つ。低い弾道のシュートはGKスバシッチの正面を突くも、このイージーなシュートをスバシッチがまさかの後逸。モナコゴールに吸い込まれた。
▽守護神の痛恨ミスで試合を振り出しに戻されたモナコだったが、先ほどPKを失敗したエースが汚名返上の圧巻ゴールを奪う。61分、左サイド深くでルマールのロングフィードを受けたファルカオが、DFストーンズを引きずりながらボックス内に切り込んで意表を突いたループシュート。美しい弧を描いたこのシュートがゴールネットに吸い込まれた。
▽追いついた直後に再逆転を許す拙い試合運びとなったシティは、62分にフェルナンジーニョを下げて本職がサイドバックのサバレタを投入。よりシンプルな戦い方で攻勢を強めていく。
▽前半から飛ばしてきたモナコに疲れが出始めた後半半ば過ぎからシティが猛攻を仕掛けていく。すると71分、右CKの場面でキッカーのシルバが入れたクロスをファーでDFシディベの前に身体を入れたアグエロが右足ダイレクトボレーで合わせ、同点に追いつく。勢い付くシティは続く77分、今度は左CKの場面でキッカーのデ・ブライネが入れたクロスをニアでヤヤ・トゥーレが頭でフリック。これをファーに飛び込んだストーンズが押し込み、勝ち越しに成功した。
▽セットプレーからの連続失点で試合を引っくり返されたモナコは、ムバッペに代えてジェルマンを投入し、ゴールを奪いに行く。だが、82分にシルバの浮き球パスに反応したアグエロに完璧に裏を取られてしまい、ボックス左で折り返したボールを難なくザネに流し込まれ、リードを2点に広げられてしまった。
▽その後、モウティーニョ、ディラールとアタッカーを投入し攻勢に出るモナコに対して、殊勲のアグエロ、スターリングを下げてフェルナンド、ヘスス・ナバスをピッチに送り込み逃げ切りを図るシティは、84分にファルカオに与えた決定機をGKカバジェロの好守で凌ぎ、2点リードのまま試合をクローズ。モナコとの壮絶な打ち合いを5-3で制したシティは、3点のアウェイゴールを献上したものの、ベスト8進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。
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▽バルセロナ、ボルシアMG、セルティックと同居したグループCを2位通過したシティは、直近のFAカップ5回戦では格下ハダースフィールド相手に引き分け再試合に持ち込まれるも、国内リーグでは3連勝中で2位浮上と好調を継続。モナコとの初対決に向けてはキャプテンのコンパニ、ガブリエウ・ジェズスを欠いたものの、決勝トーナメントから登録メンバー入りした古巣対戦のヤヤ・トゥーレが今季CL初出場を飾るなど、現状のベストメンバーを起用した。▽[4-4-2]のコンパクトな陣形からハイプレスを仕掛けるモナコに対して、本職守備的MFのフェルナンジーニョを左サイドバックで起用する[4-1-4-1]の布陣で臨んだシティ。立ち上がりは出足で勝るモナコが、ムバッペの果敢な仕掛けやサイドバックの積極的な攻撃参加でホームチームを押し込む。18分にはカウンターから持ち上がったムバッペのスルーパスに反応したメンディがボックス左でニアを狙ったシュートを放つが、これはGKカバジェロの正面を突いた。
▽ボールを保持するものの、出足の鋭さと球際で強さを見せるモナコに手を焼くシティは、スターリングやリロイ・ザネのスピードを生かして単発的にチャンスを作るが、主導権を握るまでには至らず。それでも、26分に左サイドで圧巻の仕掛けからDF3枚を剥がしたザネがシルバにボールを預けてボックス左に走り込んでリターンパスを受けると、ゴール前に走り込んだスターリングにマイナスのクロス。これをスターリングがスライディングで流し込み、ワンチャンスを生かしたホームチームが先制に成功した。
▽良い流れの中で相手の個の力に屈したモナコだったが、失点から数分後に相手のミスを突き頼れるエースストライカーが試合を振り出しに戻す。32分、相手GKカバジェロの中途半端なパスをカットしたファビーニョがベルナルド・シウバに預けて右サイドに流れながらクロスを上げる。これに反応したファルカオが豪快なダイビングヘッドで流し込んだ。
▽痛恨のアウェイゴールを献上したシティだが、失点直後の34分に絶好の勝ち越し機を迎える。デ・ブライネのスルーパスに抜け出したアグエロがGKと一対一の場面でかわしにかかると、GKスバシッチの足がかかってピッチに倒れ込む。このプレーでシティがPK獲得と思われたが、マテウ・ラオス主審はアグエロが大げさに倒れたとしてダイブの判定を下し、アルゼンチン代表FWにはイエローカードが掲示された。
▽微妙な判定で勝ち越しのチャンスを逃がしてイラ立つシティは、プレーのリズムを失う。すると40分、ハーフウェイライン付近で与えたFKの場面でファビーニョに素早いリスタートを許すと、センターバック2枚の間を割ったムバッペにボックス右から強烈な右足のシュートを叩き込まれ、逆転を許した。
▽モナコの1点リードで折り返した後半も早い時間帯に試合が動く。49分、味方からのスルーパスに抜け出したファルカオが、後方からDFオタメンディに倒されてPKを獲得。だが、グループステージのトッテナム戦でもPKを失敗しているファルカオはGKカバジェロとの駆け引きに敗れ、痛恨のPK失敗。手負いのシティにとどめを刺すことができない。
▽カバジェロのPKストップで望みを繋いだシティは、今度は相手の信じられないミスから同点に追いつく。58分、右サイドを突破したスターリングのスルーパスに抜け出したアグエロがボックス右からシュートを放つ。低い弾道のシュートはGKスバシッチの正面を突くも、このイージーなシュートをスバシッチがまさかの後逸。モナコゴールに吸い込まれた。
▽守護神の痛恨ミスで試合を振り出しに戻されたモナコだったが、先ほどPKを失敗したエースが汚名返上の圧巻ゴールを奪う。61分、左サイド深くでルマールのロングフィードを受けたファルカオが、DFストーンズを引きずりながらボックス内に切り込んで意表を突いたループシュート。美しい弧を描いたこのシュートがゴールネットに吸い込まれた。
▽追いついた直後に再逆転を許す拙い試合運びとなったシティは、62分にフェルナンジーニョを下げて本職がサイドバックのサバレタを投入。よりシンプルな戦い方で攻勢を強めていく。
▽前半から飛ばしてきたモナコに疲れが出始めた後半半ば過ぎからシティが猛攻を仕掛けていく。すると71分、右CKの場面でキッカーのシルバが入れたクロスをファーでDFシディベの前に身体を入れたアグエロが右足ダイレクトボレーで合わせ、同点に追いつく。勢い付くシティは続く77分、今度は左CKの場面でキッカーのデ・ブライネが入れたクロスをニアでヤヤ・トゥーレが頭でフリック。これをファーに飛び込んだストーンズが押し込み、勝ち越しに成功した。
▽セットプレーからの連続失点で試合を引っくり返されたモナコは、ムバッペに代えてジェルマンを投入し、ゴールを奪いに行く。だが、82分にシルバの浮き球パスに反応したアグエロに完璧に裏を取られてしまい、ボックス左で折り返したボールを難なくザネに流し込まれ、リードを2点に広げられてしまった。
▽その後、モウティーニョ、ディラールとアタッカーを投入し攻勢に出るモナコに対して、殊勲のアグエロ、スターリングを下げてフェルナンド、ヘスス・ナバスをピッチに送り込み逃げ切りを図るシティは、84分にファルカオに与えた決定機をGKカバジェロの好守で凌ぎ、2点リードのまま試合をクローズ。モナコとの壮絶な打ち合いを5-3で制したシティは、3点のアウェイゴールを献上したものの、ベスト8進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。
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