【2017 J1チーム診断】4冠明言で真の王者へ《浦和レッズ》
2017.02.20 16:30 Mon
▽25日、2017シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎える。今シーズンは優勝賞金や分配金などクラブへ直接的に影響する部分で大幅な見直しが行われたことで、高みを目指した戦いにこれまで以上の激化が必至だ。
▽開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全18クラブを診断。今シーズンの展望や注目選手をピックアップした。今回は、全冠奪取を狙う浦和レッズ編をお届けする。
◆今年こそ勝負弱さのレッテル返上へ
▽2016シーズンはルヴァンカップ優勝、2ndステージ優勝とともに目標に掲げていた年間勝ち点1位の座を奪取。しかし、10年ぶり2度目のリーグ優勝を懸けたチャンピオンシップでは鹿島アントラーズの前にアウェイゴールの差で敗れ、最後の最後で悪癖の勝負弱さを露呈してしまった。雪辱を誓うミハイロ・ペトロヴィッチ体制6季目となる新シーズンは主力の流出がない中、昨季新潟で11ゴールを挙げたFWラファエル・シルバや岡山で成長したMF矢島慎也、両サイドでプレー可能なMF菊池大介、経験豊富なGK榎本哲也と各ポジションに即戦力を補強。Jリーグ、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯の4冠を目指せるだけの分厚い選手層を手にした。慎重な姿勢を崩さなかった指揮官も今季は全タイトル獲得を明言した中、定着してしまった勝負弱さのレッテルを剥がしにかかる。
◆2017シーズンの注目ポイント
▽JリーグとACLを平行して戦う浦和にとって両タイトルを目指すには2チーム分の戦力が必要不可欠となってくる。その厳しい戦いに向けてチームは即戦力を各ポジションに迎え入れ、ペトロヴィッチ監督も完全ターンオーバー制を敷くことを明言。新戦力がチームの底上げを図り、既存戦力との融合をいかにスムーズに行えるかがポイントとなる。
◆予想フォーメーション[3-4-2-1]
DF:森脇良太、遠藤航、槙野智章
MF:関根貴大、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:ラファエル・シルバ、武藤雄樹
FW:興梠慎三
▽新戦力で確実にレギュラーに割って入ってきそうなのがラファエル・シルバだ。興梠が場合によってはシャドーに下がり、ラファエル・シルバがトップで起用される可能性があるかもしれない。その他、菊池や駒井がサイドでレギュラーポジションを掴む可能性がある。
1992年4月4日(24歳)
2016シーズン(J1):23試合11得点
▽新潟で2年半を過ごし、昨季はケガがありながらも11ゴールをマークした成長過程にあるブラジル人アタッカーに期待したい。爆発的なスピードはこれまでの浦和に欠けていたカウンター時の脅威を増大させる上、優れたボールスキルは興梠とポジションチェンジを図りながら流動的に崩すことを可能にさせる。プレシーズンマッチではそんな自身の持ち味を既に発揮しており、早くもチームメートの信頼を掴んでいる。ラファエル・シルバが浦和の新たな攻撃のオプションとなれば、昨季以上の破壊力を手にすることになる。
◆キープレーヤー
1987年12月15日(29歳)
2016シーズン(J1):33試合5得点
▽キープレーヤーは浦和の絶対的ゲームメーカーである柏木だ。ケガに強くコンスタントに30試合5ゴール以上の成績を残すレフティーは、浦和になくてはならない存在だ。攻撃のスイッチを入れる縦パスや精度の高いプレースキックで得点を演出し、守備面でも攻から守への切り替えの早さを徹底し、攻守に貢献している。昨季から10番を背負って逞しさが増す中、今季こそ自身初のリーグ優勝を目指す。
▽開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全18クラブを診断。今シーズンの展望や注目選手をピックアップした。今回は、全冠奪取を狙う浦和レッズ編をお届けする。
▽2016シーズンはルヴァンカップ優勝、2ndステージ優勝とともに目標に掲げていた年間勝ち点1位の座を奪取。しかし、10年ぶり2度目のリーグ優勝を懸けたチャンピオンシップでは鹿島アントラーズの前にアウェイゴールの差で敗れ、最後の最後で悪癖の勝負弱さを露呈してしまった。雪辱を誓うミハイロ・ペトロヴィッチ体制6季目となる新シーズンは主力の流出がない中、昨季新潟で11ゴールを挙げたFWラファエル・シルバや岡山で成長したMF矢島慎也、両サイドでプレー可能なMF菊池大介、経験豊富なGK榎本哲也と各ポジションに即戦力を補強。Jリーグ、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯の4冠を目指せるだけの分厚い選手層を手にした。慎重な姿勢を崩さなかった指揮官も今季は全タイトル獲得を明言した中、定着してしまった勝負弱さのレッテルを剥がしにかかる。
◆2017シーズンの注目ポイント
▽JリーグとACLを平行して戦う浦和にとって両タイトルを目指すには2チーム分の戦力が必要不可欠となってくる。その厳しい戦いに向けてチームは即戦力を各ポジションに迎え入れ、ペトロヴィッチ監督も完全ターンオーバー制を敷くことを明言。新戦力がチームの底上げを図り、既存戦力との融合をいかにスムーズに行えるかがポイントとなる。
◆予想フォーメーション[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作DF:森脇良太、遠藤航、槙野智章
MF:関根貴大、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:ラファエル・シルバ、武藤雄樹
FW:興梠慎三
▽新戦力で確実にレギュラーに割って入ってきそうなのがラファエル・シルバだ。興梠が場合によってはシャドーに下がり、ラファエル・シルバがトップで起用される可能性があるかもしれない。その他、菊池や駒井がサイドでレギュラーポジションを掴む可能性がある。
◆期待の新戦力
Getty Images
FWラファエル・シルバ(ブラジル)1992年4月4日(24歳)
2016シーズン(J1):23試合11得点
▽新潟で2年半を過ごし、昨季はケガがありながらも11ゴールをマークした成長過程にあるブラジル人アタッカーに期待したい。爆発的なスピードはこれまでの浦和に欠けていたカウンター時の脅威を増大させる上、優れたボールスキルは興梠とポジションチェンジを図りながら流動的に崩すことを可能にさせる。プレシーズンマッチではそんな自身の持ち味を既に発揮しており、早くもチームメートの信頼を掴んでいる。ラファエル・シルバが浦和の新たな攻撃のオプションとなれば、昨季以上の破壊力を手にすることになる。
◆キープレーヤー
(c)J.LEAGUE PHOTOS
MF柏木陽介(日本)1987年12月15日(29歳)
2016シーズン(J1):33試合5得点
▽キープレーヤーは浦和の絶対的ゲームメーカーである柏木だ。ケガに強くコンスタントに30試合5ゴール以上の成績を残すレフティーは、浦和になくてはならない存在だ。攻撃のスイッチを入れる縦パスや精度の高いプレースキックで得点を演出し、守備面でも攻から守への切り替えの早さを徹底し、攻守に貢献している。昨季から10番を背負って逞しさが増す中、今季こそ自身初のリーグ優勝を目指す。
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