トーレス&カラスコのゴラッソに最後はグリーズマン! 終盤に圧巻の逆転劇見せたアトレティコが4位死守!《リーガエスパニョーラ》
2017.02.13 06:49 Mon
▽リーガエスパニョーラ第22節、アトレティコ・マドリーvsセルタが12日にビセンテ・カルデロンで行われ、アトレティコが3-2で勝利した。
▽ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準決勝バルセロナ戦で連覇中の王者をあと一歩のところまで追いつめるもドローどまりで逆転でのコパ決勝進出を逃したアトレティコ。今回の一戦に向けては、負傷のゴディンに代えてリュカ、ガイタンに代えてガビを起用。2トップはトーレスとグリーズマンのコンビとなった。
▽立ち上がりから拮抗した展開となったが、開始6分に意外な形から試合が動く。セルタの左CKの場面でシストのクロスに対応したGKモジャのパンチングが短くなると、これをゴール前のカブラルが頭で押し込んだ。
▽ミス絡みで早々にビハインドを負ったアトレティコだったが、失点から5分後にこちらはゴラッソで試合を振り出しに戻す。左サイドのカラスコが低いクロスを入れると、ボックス左で相手DFを背負いながら足裏のトラップでバウンドさせたトーレスが、意表を突いたオーバーヘッドシュート。このシュートがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さった。
▽今季苦手とするPKで絶好の逆転機を逃したアトレティコだが、グリーズマンやカラスコが積極的に背後を狙い決定機を作る。31分にはグリーズマンのスルーパスに抜け出したカラスコがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはシュートが正面を突いてしまい、前半のうちに勝ち越すことができなかった。
▽迎えた後半、負傷のフアンフランに代えてヴルサリコをハーフタイム明けに投入したアトレティコは、後半もキレ味鋭い突破を見せるカラスコの個人技を軸に攻勢をかける。だが、前半同様に最後の場面で決め手を欠く。
▽後半半ばを過ぎてもこう着状態が続く中、ホームのアトレティコはサウール、トーレスに代えてコレア、ガメイロを投入。対するセルタは、ヴァスとボンゴンダをピッチに送り出した。すると、この選手交代が試合終盤にかけての劇的展開の引き金となる。
▽76分、ボックス右でヴァスのプレゼントパスを受けたグイデッティがシュートをふかしてしまい、絶好の勝ち越し機を逃す。だが、直後の78分に再びアスパスのスルーパスに抜け出したヴァスがボックス右で丁寧に折り返すと、中央に走り込んだグイデッティが今度は冷静に右足のダイレクトシュートをゴール左隅に流し込み、セルタが勝ち越しに成功した。
▽ホームで負けられないアトレティコは、アスパスを下げて守備的MFディアスを投入して逃げ切りを図るセルタに対して猛攻を仕掛けていく。すると86分、右CKの二次攻撃からペナルティアーク付近で相手の浮き球のクリアボールに反応したカラスコが見事な右足のボレーシュートを右隅に突き刺し、土壇場で同点に追いつく。
▽2度のビハインドを追いつき最低限の結果を手にするかに思われたアトレティコだったが、一度勢い付いたチームはこのまま逆転ゴールまで奪う。88分、ボックス右付近でパスを受けたコレアのクロスをゴール前のガメイロが丁寧に頭で落とすと、すかさず走り込んだグリーズマンが右足でゴールネットへ蹴り込んだ。
▽86分からの2分間で2ゴールを奪うあっという間の逆転劇を見せたアトレティコが、難敵セルタ相手に大苦戦を強いられながらも、ホームで3-2の逆転勝利。リーグ2連勝のチームは、4位の座を死守した。
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▽再来週にチャンピオンズリーグ(CL)を戦うアトレティコは、10位セルタと対戦。奇しくも今週ミッドウィークに、それぞれバルセロナ、アラベス相手にコパ準決勝敗退となった両者は、1歳違いのシメオネ監督、ベリッソ監督という元アルゼンチン代表の同胞指揮官が率いるチーム同士の対戦という意味でも注目を集めた。▽立ち上がりから拮抗した展開となったが、開始6分に意外な形から試合が動く。セルタの左CKの場面でシストのクロスに対応したGKモジャのパンチングが短くなると、これをゴール前のカブラルが頭で押し込んだ。
▽ミス絡みで早々にビハインドを負ったアトレティコだったが、失点から5分後にこちらはゴラッソで試合を振り出しに戻す。左サイドのカラスコが低いクロスを入れると、ボックス左で相手DFを背負いながら足裏のトラップでバウンドさせたトーレスが、意表を突いたオーバーヘッドシュート。このシュートがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さった。
▽トーレスの2試合連続ゴールで振り出しに戻った試合は、その後も白熱の攻防が繰り広げられる。27分にはセルタのホサベド・サンチェスがボックス手前で強烈なミドルシュートを放つが、これは右ポストを叩く。すると、直後の29分にはアトレティコに決定機。ボックス右でDF3枚をドリブルでかわしにかかったカラスコがDFロンカーリアのファウルを誘い、PK獲得。この試合1ゴールのトーレスがキッカーを務めるが、中央を狙ったシュートはクロスバーを叩き、痛恨のPK失敗となった。
▽今季苦手とするPKで絶好の逆転機を逃したアトレティコだが、グリーズマンやカラスコが積極的に背後を狙い決定機を作る。31分にはグリーズマンのスルーパスに抜け出したカラスコがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはシュートが正面を突いてしまい、前半のうちに勝ち越すことができなかった。
▽迎えた後半、負傷のフアンフランに代えてヴルサリコをハーフタイム明けに投入したアトレティコは、後半もキレ味鋭い突破を見せるカラスコの個人技を軸に攻勢をかける。だが、前半同様に最後の場面で決め手を欠く。
▽後半半ばを過ぎてもこう着状態が続く中、ホームのアトレティコはサウール、トーレスに代えてコレア、ガメイロを投入。対するセルタは、ヴァスとボンゴンダをピッチに送り出した。すると、この選手交代が試合終盤にかけての劇的展開の引き金となる。
▽76分、ボックス右でヴァスのプレゼントパスを受けたグイデッティがシュートをふかしてしまい、絶好の勝ち越し機を逃す。だが、直後の78分に再びアスパスのスルーパスに抜け出したヴァスがボックス右で丁寧に折り返すと、中央に走り込んだグイデッティが今度は冷静に右足のダイレクトシュートをゴール左隅に流し込み、セルタが勝ち越しに成功した。
▽ホームで負けられないアトレティコは、アスパスを下げて守備的MFディアスを投入して逃げ切りを図るセルタに対して猛攻を仕掛けていく。すると86分、右CKの二次攻撃からペナルティアーク付近で相手の浮き球のクリアボールに反応したカラスコが見事な右足のボレーシュートを右隅に突き刺し、土壇場で同点に追いつく。
▽2度のビハインドを追いつき最低限の結果を手にするかに思われたアトレティコだったが、一度勢い付いたチームはこのまま逆転ゴールまで奪う。88分、ボックス右付近でパスを受けたコレアのクロスをゴール前のガメイロが丁寧に頭で落とすと、すかさず走り込んだグリーズマンが右足でゴールネットへ蹴り込んだ。
▽86分からの2分間で2ゴールを奪うあっという間の逆転劇を見せたアトレティコが、難敵セルタ相手に大苦戦を強いられながらも、ホームで3-2の逆転勝利。リーグ2連勝のチームは、4位の座を死守した。
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