英紙『サン』がリバプールから締め出しを受ける…“ヒルズボロの悲劇”に関する偽証が原因
2017.02.11 18:33 Sat
▽1989年4月15日に起こった“ヒルズボロの悲劇”の報道を巡り、リバプールはイギリスの日刊タブロイド紙『サン』のジャーナリストを出入り禁止にしたようだ。イギリス『BBC』や『Sky』など複数メディアが報じた。
▽“ヒルズボロの悲劇”は、1989年4月15日にヒルズボロ・スタジアムで行われたFAカップ準決勝のリバプールvsノッティンガム・フォレストの一戦で起きた事故。ゴール裏の立ち見席に定員オーバーの観客が入ったことにより、96名の観客が死亡した。
▽事故当初は、当時のフーリガニズムが原因であると報じられ、リバプールサポーターの行動を問題視する意見がある中、事故から4日後に発売された『サン』は1面に“THE TRUTH”(真実)と題し、編集者であったケルヴィン・マッケンジーの署名入りで事故の詳細記事を掲載した。しかし、内容はリバプールサポーターの悪行を並べ、人道に反する行為があったと報じたものであり、これがリバプール市民の大きな反発を招くこととなっていた。
▽当時の編集長のウィリアム・ニューマンは遺族らに記事で感情を害したことは謝罪をしたものの、記事内容についての謝罪を拒否。これにより、リバプール市内では『サン』の不買運動が行われ、在庫も処分されていた。
▽その後、記事を書いたマッケンジーは内容について謝罪。2011年にも謝罪が行われたが、リバプール市内では未だに不買運動が続いており、『サン』を販売しない店も多くある。そして今回、多数のサポーターを事故で亡くしたリバプールも『サン』のジャーナリストを締め出すことにしたようだ。
▽“ヒルズボロの悲劇”は、1989年4月15日にヒルズボロ・スタジアムで行われたFAカップ準決勝のリバプールvsノッティンガム・フォレストの一戦で起きた事故。ゴール裏の立ち見席に定員オーバーの観客が入ったことにより、96名の観客が死亡した。
▽当時の編集長のウィリアム・ニューマンは遺族らに記事で感情を害したことは謝罪をしたものの、記事内容についての謝罪を拒否。これにより、リバプール市内では『サン』の不買運動が行われ、在庫も処分されていた。
▽その後、記事を書いたマッケンジーは内容について謝罪。2011年にも謝罪が行われたが、リバプール市内では未だに不買運動が続いており、『サン』を販売しない店も多くある。そして今回、多数のサポーターを事故で亡くしたリバプールも『サン』のジャーナリストを締め出すことにしたようだ。
▽『サン』のジャーナリストは、スタジアムはもちろんのこと、トレーニング施設や記者会見にも出席できないとのこと。しかし、リバプールはこの件に関してコメントを出していない。
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