【2017Jリーグ補強診断】FW工藤壮人ら定評のピンポイント補強で成果大《サンフレッチェ広島》
2017.02.06 21:16 Mon
▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。目先の目標として5年連続のJ1残留を掲げる2015シーズン以来のJ1王者奪還を目指すサンフレッチェ広島編をお届けする。
◆ストーブリーグを有効活用
GK
増田卓也(27)→V・ファーレン長崎/期限付き
DF
大谷尚輝(21)→FC町田ゼルビア/期限付き期間延長
キム・ボムヨン(26)→清水エスパルス/期限付き期間延長
MF
森崎浩司(35)→現役引退
野津田岳人(22)→清水エスパルス/期限付き
宮原和也(20)→名古屋グランパス/期限付き
川辺駿(21)→ジュビロ磐田/期限付き期間延長
吉野恭平(22)→京都サンガF.C./期限付き期間延長
FW
佐藤寿人(34)→名古屋グランパス/完全
ピーター・ウタカ(32)→去就未定
◆補強診断 (★5つが最高)
★★★★☆
▽新戦力の数こそ少ないものの、チームカラーにマッチした適材適所なピンポイント補強を敢行。今オフの序盤はやや出遅れた感が否めなかったが、MF稲垣祥を獲得したあたりから定評のある無駄の少ない補強が際立った。さらに、報道にもなっていなかったFW工藤壮人の引き入れを成功させ、今オフのストーブリーグを沸かせたといっても過言ではない。
◆次代を担う有望株の育成を優先【GK&DF】
中林洋次(30)←ファジアーノ岡山/完全
イヨハ理ヘンリー(18)←サンフレッチェ広島ユース/昇格
▽昨シーズンを通じて故障者続出で苦しむなど主力の高齢化が進む守備陣だが、今オフの補強は控え目。とはいえ、長期の負傷離脱から復帰近のDF佐々木翔や、DF野上結貴の存在を考えれば頭数は足りている。それだけに、森保一監督は即戦力級の確保よりも、次代を担う有望株の育成を優先したのかもしれない。
◆お得意のピンポイント補強で実力者確保【MF】
フェリペ(26)←セアラ/完全
稲垣祥(25)→ヴァンフォーレ甲府/完全
松本泰志(18)←昌平高校/新加入
▽守備陣と同様に、中盤のポジションにおいても穏やかな補強の動きだった。とはいえ、U-19ブラジル代表歴を持つフェリペ、昨シーズンのヴァンフォーレ甲府でリーグ戦33試合5ゴールを記録したMF稲垣祥といった実力者を補強。派手さこそないものの、森保監督好みの実績が伴った顔ぶれを引き入れた印象だ。
◆適任のスコアラー候補を手中に【FW】
工藤壮人(26)←バンクーバー・ホワイトキャップス/完全
アンデルソン・ロペス(23)←トンベンセ/期限付き期間延長
▽このストーブリーグにおける広島のトピックは、言わずもがな工藤の電撃加入だろう。しかも、工藤はタレント性だけでなく、チームの基本システムである1トップ+2シャドーでプレー可能であり、退団した佐藤に代わる背後への飛び出しを得意とするストライカー。まさにドンピシャのスコアラーを確保したといえそうだ。
◆ストーブリーグを有効活用
Getty Images
【OUT】GK
増田卓也(27)→V・ファーレン長崎/期限付き
大谷尚輝(21)→FC町田ゼルビア/期限付き期間延長
キム・ボムヨン(26)→清水エスパルス/期限付き期間延長
MF
森崎浩司(35)→現役引退
野津田岳人(22)→清水エスパルス/期限付き
宮原和也(20)→名古屋グランパス/期限付き
川辺駿(21)→ジュビロ磐田/期限付き期間延長
吉野恭平(22)→京都サンガF.C./期限付き期間延長
FW
佐藤寿人(34)→名古屋グランパス/完全
ピーター・ウタカ(32)→去就未定
▽FW佐藤寿人や、MF森崎浩司というチームの顔が退団。また、交渉が難航している昨シーズンのJ1得点王であるFWピーター・ウタカを除けば、主力級の流失はない。一方で、若手を期限付き移籍で武者修行の旅に送り出すなど、育成クラブとしての動きも抜かりなく、このストーブリーグをうまく活用した印象を受ける。
◆補強診断 (★5つが最高)
★★★★☆
▽新戦力の数こそ少ないものの、チームカラーにマッチした適材適所なピンポイント補強を敢行。今オフの序盤はやや出遅れた感が否めなかったが、MF稲垣祥を獲得したあたりから定評のある無駄の少ない補強が際立った。さらに、報道にもなっていなかったFW工藤壮人の引き入れを成功させ、今オフのストーブリーグを沸かせたといっても過言ではない。
◆次代を担う有望株の育成を優先【GK&DF】
Getty Images
【IN】中林洋次(30)←ファジアーノ岡山/完全
イヨハ理ヘンリー(18)←サンフレッチェ広島ユース/昇格
▽昨シーズンを通じて故障者続出で苦しむなど主力の高齢化が進む守備陣だが、今オフの補強は控え目。とはいえ、長期の負傷離脱から復帰近のDF佐々木翔や、DF野上結貴の存在を考えれば頭数は足りている。それだけに、森保一監督は即戦力級の確保よりも、次代を担う有望株の育成を優先したのかもしれない。
◆お得意のピンポイント補強で実力者確保【MF】
Getty Images
【IN】フェリペ(26)←セアラ/完全
稲垣祥(25)→ヴァンフォーレ甲府/完全
松本泰志(18)←昌平高校/新加入
▽守備陣と同様に、中盤のポジションにおいても穏やかな補強の動きだった。とはいえ、U-19ブラジル代表歴を持つフェリペ、昨シーズンのヴァンフォーレ甲府でリーグ戦33試合5ゴールを記録したMF稲垣祥といった実力者を補強。派手さこそないものの、森保監督好みの実績が伴った顔ぶれを引き入れた印象だ。
◆適任のスコアラー候補を手中に【FW】
Getty Images
【IN】工藤壮人(26)←バンクーバー・ホワイトキャップス/完全
アンデルソン・ロペス(23)←トンベンセ/期限付き期間延長
▽このストーブリーグにおける広島のトピックは、言わずもがな工藤の電撃加入だろう。しかも、工藤はタレント性だけでなく、チームの基本システムである1トップ+2シャドーでプレー可能であり、退団した佐藤に代わる背後への飛び出しを得意とするストライカー。まさにドンピシャのスコアラーを確保したといえそうだ。
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