【原ゆみこのマドリッド】この気候は辛い…2017.01.21 12:55 Sat

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▽「来週はもうあんな思いしなくていいのね」そんな風に私がホッとしていたのは金曜日。コパ・デル・レイが行われる水曜日にはこの大寒波も和らぎ、気温が少しは上がっているのを週間天気予報で確認した時のことでした。マドリッドの両雄、ついでに言えば、火曜日に試合となる弟分のアルコルコンも揃って準々決勝2ndレグはアウェイ戦。自分は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)でぬくぬくして見ていればいいんですけどね。3チームとも北方面に行くという懸念はあるものの、とりわけremontada(レモンターダ/逆転劇)が必要とされるアトレティコ以外の2チームは、少しでも暖かい方がプレーしやすいんじゃないかと思ったから。

▽水曜日に行われた準々決勝1stレグでアルコルコンが0-2と負けてしまったのは悔しいものの、リーガ2部では18位と降格圏のすぐ上。もうコパなどで道草をしないで、早々に順位を上げることに専念するべきじゃないかって? まあ、その通りですが、奇しくも相手のアラベスはこの土曜日に、すでにミッドウィークはフリーとなっているレガネスと対戦。

▽ここでコパをプレーしたツケが出て、マドリッドの兄弟分に7試合ぶりのリーガ勝利をプレゼント。さらにその疲れから、アルコルコンに逆転勝ち抜けを許してしまうなんていうのは、私が勝手に書いた都合のいいシナリオなんですが…。後者はともかく、なかなか16位から上昇できないレガネスにはようやくルビン・カザニから、以前はマラガで活躍していたFWサム・ガルシアも到着しましたしね。シーズン前半戦ラストとなるこの試合、何とか勝ち点3を獲得して、後半戦での残留確定に弾みをつけてほしいところです…。

▽一方、気温零度近辺という極寒の中、私がこの水曜日、木曜日と、上下でヒートテックを重ね着してスタジアムに行ったレアル・マドリーとアトレティコのコパの試合はどうだったかというと。結果から言うと、両者の明暗は分かれてしまったんですが、天井に暖房があるため、幾分、寒さがマシだったサンティアゴ・ベルナベウにセルタを迎えたマドリーは、後でカゼミロも「La derrota de Sevilla nos ha hecho daño/ラ・デロータ・デ・セビージャ・ノス・ア・エッチョー・ダーニョ(セビージャでの敗北がボクらに打撃を与えた)」と言っていたように、日曜日のリーガ戦で40試合連続無敗が途切れたショックから抜け切れていなかった様子。

▽ええ、キックオフからバライドスでの2ndレグを考えていたセルタはずっとスローなテンポでプレーしていたんですけどね。それに対してマドリーも「ウチは準備していたようにやらなかった。とりわけスタート時に激しいプレーをすることをね」とジダン監督も言っていましたが、相手に合わせてしまったのか、その日の彼らは目が回りそうになったセビージャ戦とはまるでスピードが別物。ベンゼマやモラタをベンチに置き、2015年1月にアトレティコに敗退して以来のコパ出場となったクリスチアーノ・ロナウドをCFにした布陣も当たらなかったか、前半は両チームとも無得点に終わることに。

▽ゲームが動いたのは後半の半ばで、最初の45分は相手のボール回しに苦しんだというセルタが「en la segunda ajustamos el marcaje/エン・ラ・セグンダ・アフスタモス・エル・マルカヘ(後半はマークを調整した)」(ベリッソ監督)が良かったんでしょうかね。64分、左サイドを疾走したボンゴンダがクロスを入れたところ、マルセロが踵でクリアしたボールがPKマーク付近にいたイアゴ・アスパスの正面へ。ここ12試合で12得点を決めている絶好調のFWがそんなおいしいチャンスを失敗するはずもなく、そのシュートで易々セルタに先制されたとなれば、スタンドで寒さに耐えていた観客の体感温度が一気にマイナスまで下がったのは間違いない?

▽でもそんなのは序の口です。いえ、70分にはモドリッチのクロスがマジョに跳ね返されたのをマルセロがvolea(ボレア/ボレーシュート)。ボールがロンカリアの背中に当たり、汚名返上の同点ゴールとなったんですけどね。その直後、セルタのキックオフからほとんど間を置かず、ルーカス・バスケスがアスパスにボールを奪われてしまったから、さあ大変!「Era una contra, tenía que elegir entre seguir o dársela a Jonny, y vi que Ramos dudó/エラ・ウナ・コントラ、テニア・ケ・エレヒル・エントレ・セギール・オ・ダールセラ・ア・ジョニー、イ・ビ・ケ・ラモス・ドゥド(カウンターで、自分はそのまま行くか、ジョニーにパスするか選ばないといけなかったんだけど、ラモスが迷うのを見てね)」という当人は後者を選択。小柄な左SBの一撃が勝ち越しゴールとなってしまった日には、勇気を振り絞って、家から出て来たファンも後悔していたかも。

▽いやあ、その後も同点ゴールを求めてジダン監督がダニーロをベンゼマと交代したところ、ブラジル人右SBの働きに不満だったスタンドからpito(ピト/ブーイング)は飛ぶわ、セビージャ戦で相手の決勝点のキッカケとなるボールロストをしたFWはゴール前からのシュートを天高く撃ち上げてしまうわ、もう散々だったんですけどね。結局、引き分けることもできずに1-2で負けて、マドリーが2連敗とはまったく珍しいこともあるじゃないですか。

▽ただ問題は、セビージャに負けてもリーガ首位の座に影響はなかった彼らですが、コパの2試合制の対戦で1stレグにホームでこのスコアで負けた場合、これまで逆転勝ち抜けしたことがないということで、いえ、ベリッソ監督も「Tendremos que jugar en Vigo mejor que hoy/テンドレモス・ケ・フガール・エン・ビーゴ・メホール・ケ・オイ(ビーゴでは今日よりいいプレーをしないといけないだろう)。どんな大差の結果でもマドリー相手には落ち着いてはいられないのだから」と、あまり強気ではありませんでしたけどね。

▽その上、昨季もセルタはアトレティコを準々決勝で破り、久々の快挙に沸いたものの、準決勝ではセビージャにあっさり負けてしまったなんてこともあったため、「Si eliminamos al Madrid, pensaremos en el título/シー・エリミナモス・アル・マドリッド、ペンサレモス・エン・エル・ティトゥロ(マドリーを敗退させたら、タイトルのことを考えるよ)」(ボンゴンダ)という訳にもいかないのは百も承知でしょうが、ここに来て、マドリーにはカルバハルが太ももの負傷で3、4週間の離脱という逆境も発覚。ジダン監督は「ベルナベウのファンは誰でもブーイングするが、マスコミの書いていることは公平じゃない。No estoy al 100%, sino al 1.000% con Danilo/ノー・エストイ・アル・シエン・ポル・シエントー、シノ・アル・ミル・ポル・シエントー・コン・ダニーロ(自分は100%でなく、1000%ダニーロの味方)」と言っていましたけど、現実的には辛い面もありそうな。

▽とはいえ、すぐ次の試合はリーガのマラガ戦ですからね。昨年最後の日程が終わった後、ファンデ・ラモス監督を解任、“ガトー”・ロメロ監督が率いて2戦目となる彼らはデミチェリスが出戻りでエスパニョールから加入したものの、まだ調子が上向いてきた兆しは感じられず。順当ならば、土曜日午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのベルナベウでは、キックオフ時間がコパより早い恩恵もあって、ファンもずっと気分良く過ごせるのでは? 幸い、セルタ戦で右手をロンカリアに踏まれ、痛みで途中交代したアセンシオも骨折はなく、無事回復したようですし、ロナウドだってそうそう、不調が続く訳でもないでしょうから、水曜日のレモンターダに向けて、勢いがつくゲームができればいいですね。

▽そして翌木曜日、ビセンテ・カルデロンに暖房がないことを鑑みて、裏起毛160デニールタイツをボトムに追加した私が観戦したエイバル戦は、プレー的には決してアトレティコが上手になったとは言えないんですけどね。凍えるピッチで足がかじかんでいたか、またしてもパスミスは多かったんですが、どうやら相性のいいチームだったのが良かったよう。そう、エイバルのメンディリバル監督も「アトレティコは敵のミスを誘い、それを利用する。En Liga pasó lo mismo/エン・リーガ・パソ・ロ・ミスモ(リーガでも同じことが起きた)」と言っていましたが、リーガ2節前の対戦同様、最後は快勝のスコアになってしまったから、何ともありがたいじゃないですか。

▽いえ、私も19分まで、fondo sur/フォンド・スール(南側ゴール裏席)の応援団が来季からのクラブ紋章のデザイン変更に反対する抗議行動で、ただでさえ、観客の少なかったスタジアム中に静けさが漂っていた時はどうなることやらと気が気ではなかったですけどね。24分にコケのFKから入ったサビッチのゴールがオフサイドで取り消された3分後、今度は同様のFKからヒメネスがヘッド。これに飛び出したGKジョエルのミスを突いて、グリーズマンが頭でゴールをゲットしてくれます。後半は後半で、第2FWとして先発したカラスコが59分に疾走、ゴール左前まで来ていざシュートとなった時、ガルベスとピニャに軌道を塞がれて、2度も失敗していたのには呆れましたが、こぼれ球をコレアが素早く押し込んでくれたため、無事に2点目もゲットすることに。

▽さらに67分にはまたしてもセットプレーが成功したんですが、この時はコケのCKをヒメネス、グリーズマンと頭で繋いで、最後はコレアから代わったガメイロがやはりヘッドでフィニッシュ。これでもう3-0ですからね。ヒメネスなどは「No está cerrado, cualquier equipo en LaLiga te puede hacer tres goles/ノー・エスタ・セラードー、クアルキエル・エキポ・エン・ラ・リーガ・テ・プエデ・アセール・トレス・ゴーレス(まだ勝負はついていない。リーガのどのチームでもウチから3点取れるんだから)」なんて、ちょっと情けないことを言っていましたが、シメオネ監督はもう十分と踏んだんでしょう。

▽その後はカラスコやガイタンに代え、ガビやゴディンをピッチに入れて、通常以上に攻撃的だった布陣を引き締めていましたが、アウェイゴールを与えなかったのは大正解。おかげで乾貴士選手は出ていたものの、負傷者が多く、あまり反撃に人員をかけられなかったメンディリバル監督も「Es muy difícil hacerles un gol, más, tres/エス・ムイ・デフィシル・アセールレス・ウン・ゴル、マス、トレス(彼らから1点を取るのは大変、まして3点なら)」とどこか、諦めモードになってくれていましたし、彼らには週末にバルサ戦も控えていますからね。イプルア(エイバルのホーム)での2ndレグは、あまりアトレティコが体力を使う必要ない試合になってくれる?

▽だって、この日曜日にはサン・マメスでアスレティックに挑まないといけないシメオネ監督のチームなんですよ。しかもミッドウィーク中は努めて忘れるようにしてはいますが、現状は首位のお隣さんと、消化試合が1つ多い状態で勝ち点差6の4位。2位のバルサとも5差、3位のセビージャとも4差、その上、5位には2差でレアル・ソシエダ、6位には3差でビジャレアルが迫っているとなれば、決して落ち着いていられる事態ではないのは明白でしょう。うーん、木曜日にコパ1stレグでバルサに0-1で負けたソシエダはメッシに2枚目のイエローカードが出なかったことなどもあって、2ndレグでのリベンジに燃えているでしょうから、セルタと当たる今節は気にしなくてもいいかもしれませんけどね。

▽プランデッリ監督が昨年末、いきなり辞めてしまった後、再び暫定監督を務めていた、本職、チーム付き役員のボロ氏が正式にシーズン末まで引き継ぐと決まったバレンシアと対戦するビジャレアルは勝つかもしれませんし、それより何より、アスレティックは今週、試合をしていませんからね。たとえ、エースのアドゥリスと司令塔のベニャトが出場停止でも、決して軽視していい相手ではないかと。そんなアスレティックvsアトレティコ戦は日曜日午後4時15分キックオフ。金曜日のレサマ(アスレティックの練習場)は雪に覆われて、チームも室内トレーニングしかしていませんでしたが、この週末もまだ寒波が続くスペイン。積雪で延期になる試合がないといいのですが。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。

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【原ゆみこのマドリッド】まだ足慣らしだから…

▽「赤字でもいいんだ」そんな風に私が電卓を叩きながら考えていたのは火曜。レアル・マドリーがモナコのムバッペ獲得に1憶8000万ユーロ(約235億円)を払う用意があると聞いた時のことでした。いやあ、ちょっと前に言われていた移籍金1憶3000万ユーロ(約169億円)から、急激に値上がりしていたのにも驚いたんですけどね。この額って、ほとんどクリスチアーノ・ロナウドとベイルを獲得した時の金額を合わせたぐらい。昨今、賃上げとは縁のない一般庶民には想像もつかない高騰ぶりですが、その一方でこの夏、マドリーが選手売却で稼いだのは1憶2800万ユーロ(約167億円)程。 ▽8000万ユーロ(約104億円)でチェルシーへ行ったモラタを筆頭に先日、ロサンゼルス市内に滞在していたマンチェスター・シティのホテルに河岸を変えたダニーロも3500万ユーロ(約46億円)、プレシーズン開始直前にバイエルンへの2年レンタルを決め、覚えめでたいアンチェロッティ監督の下で巻き返しを図ることにしたハメス・ロドリゲスからも1000万ユーロ(訳13億円)程、収入があるそうで、後はリヨンに移ったマリアーノの分という内訳になりますが、すでにテオ(アトレティコから移籍)、セバージョス(同ベティス)の獲得でクラブは契約破棄金額を超える移籍金を払い、計4600万ユーロ(約60億円)は使っていますからね。 ▽となると、8200万ユーロ(約107億円)しか残ってないことになりますが、それでもモナコにそんなに払えるのなら、カゼミロも「Por qué no jugar aquí en el Real Madrid? Sería bienvenido/ポル・ケ・ノー・フガール・アキー・エン・エル・レアル・マドリッド?セリア・ビエンベニードー(どうしてレアル・マドリーでプレーしない? 歓迎されるよ)」と言っていたように、2億2200万ユーロ(約287億円)をバルサに払って、いっそネイマールを獲った方が確実な気も。まあ、両者は移籍金だけでなく、その後の年棒がムバッペは700万ユーロ(約9憶円)、ネイマールは3000万ユーロ(約39億円)とかなり違いますからね。 ▽同じフランス人ということで、ジダン監督がムバッペを気に入っていることもあるでしょうが、ただ、昨季のCLやモナコのリーグ優勝でブレイクしたとはいえ、リーガ・エスパニョーラは当人初体験。まだ18歳の選手にここまで高額の値段がつくのに何の疑問の声も上がらないというのは、去年も今年もサンティアゴ・ベルナベウでメガプレゼンがなく、フラストレーションの溜まったマスコミの、とにかく大型移籍でこの夏を盛り上げたいという思惑が隠れている? ▽え、まだバケーション中でアジア商業ツアーに出ているロナウドを含め、今、チームにいない選手の話をするより、UCLAでのプレシーズン第1フェーズを終えたマドリーがどんな状態なのか知りたいって? そうですね、彼らが同じカリフォルニア州のサンタ・クラーラにあるリーバイス・スタジアムでインターナショナル・チャンピオンズカップ(夏に行われる親善大会)の初戦に挑んだのは先週の日曜。相手はかつての指揮官、モウリーニョ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドだったんですが、実はこれ、8月8日にマケドニアのスコピエで行われるUEFAスーパーカップと同じカードなんですよ。 ▽それもあって、どちらの監督もイロイロ考えたんでしょうね。まず前半にほぼtitulares(ティトゥラレス/レギュラー)を並べたマドリーに対し、相手はポグバやルカク、GKデ・ヘアらをsuplentes(スプレンテス/控え)にしてスタートすることに。それでもプレミアリーグがスペインより早く、8月第2週の週末に開幕することもあり、プレシーズンマッチもこれが4試合目というユナイテッドが押し気味な展開だったんですが、時折、見られたベイル、ベンゼマ、モドリッチ、イスコ、クロースらが信じられない程、器用にワンタッチでボールを繋いでいく姿にはもう、呆気に取られるばかり。さすが2年連続CL優勝を果たしたメンバー、そんじょそこらのチームとはテクニックの高さが比べ物になりません。 ▽ただ、やはり今季最初の試合ということで、チームの最大の売り、決定力がどこか欠けていた彼らは先制点を挙げることができず、それどころか、前半終了間際には左サイドからマルティアルに突破を許し、ガラ空きのゴール前にラストパスを送られると、リンガードに決められてしまったから、さあ大変! それにも関わらず、後半、ジダン監督は予定通り、11人を総取っ替え、カゼミロ、コバチッチ、そして昨季アラベスで修業してきたテオ以外、全員RMカスティージャ(マドリーのBチーム、リーガ2部B)とフベニル(その下のユースチーム)の選手を並べてしまったとなれば、もう見ているこちらも何を期待していいものやら。 ▽ところが69分、コバチッチのスルーパスを追ったテオがエリア内でリンデロフに倒されるというグッジョブで移籍後、初出場にして貢献。これで得たPKをマルセロからキャプテンを引き継いだカゼミロが決め、何とか同点に追いついたマドリーでしたが、そこまでが限界でしたね。後からピッチに入ったユナイテッドの精鋭を前に無得点に抑えたのは褒めてあげるべきでしょうが、勝ち越し点は奪えません。それこそ、ジダン監督も試合前、「Con Morata eramos mejores, nos falta un delantero/コン・モラタ・エラモス・メホーレス、ノス・ファルタ・ウン・デランテーロ(モラタがいた方がウチは良かった。FWが1人足りない)」と言っていた現状を図らずも暴露することになりましたが、それにしても前代未聞だったのは1-1で90分が終わり、突入したPK戦。 ▽だって、最初の2人から、ユニテッドはマルシャルが枠外、マクトミネイがGKカシージャに止められた一方、マドリーもコバッチッチ、カンテラーノのオスカルとデ・ヘアに連続して弾かれる始末で、3人目になって、ようやくムヒタリアン、ケサダとゴールになったんですが…。続いたリンデロフはカシージャが阻止、テオに至っては、さすがアトレティコ出身と言うべきか、大きく外してしまいます。最後はユナイテッドのブリンドが成功し、マドリー最終キッカーのカゼミロがボールをバーに当ててしまったため、1-2で負けたって、古今東西、滅多にお目にかかれないぐらい低レベルのPK戦じゃないですか。 ▽うーん、この時もモウリーニョ監督がポグバとルカクをキッカーに選ばなかったのはタイトルの懸かった対戦を控えて、マドリーに情報を与えたくなかったからという感じもしないではありませんけどね。ジダン監督もジダン監督で、それこそゴールが入らなくて負けたというのに、今度は「No voy a pedir nada/ノー・ボイ・ア・ペディール・ナーダ(補強を頼むつもりはない)。会長とは話しているし、今ここに来ている選手は28人。その働きぶりに満足している。後は8月31まで何でもありだからね」なんて、呑気に言っているんですもの。ちょと!! どんな試合でも勝たないといけないのは一体、どこのチームでしたっけ? ▽ただ、ゴール数の面では、火曜のマルカ(スペインのスポーツ紙)がロナウドから、「昨季、ビッグタイトルを自分のクラブと個人的にも獲れたのは最高だった。Hacerlo otra vez estaría bien/アセールロ・オトラ・ベス・エスタリア・ビエン(またそれをやるのもいいかも)」というコメントを聞いたと報じ、残留がほぼ決定的になったと見なされていますから、それ程、心配はないんでしょうけどね。その日はキャンプに1週間遅れて合流した上、右耳の聞こえが良くないため、ほとんど全体練習ができていないセルヒオ・ラモスがおらず、先週金曜に加わったばかりのU21ユーロ・スペイン代表組がUCLAのグラウンドでフィジカルトレーニング中という事情もあったため、まあ、初戦黒星も許容範囲ってことでしょうか。 ▽ちなみにこの先、マドリーは木曜午前5時30分(日本時間同12時30分)から、ロサンゼルス・メモリアル・コリセウムでマンチェスター・シティと対戦した後、日曜にはバルサとのクラシコ・アメリカバージョンをマイアミで、更に8月3日にビジャ(ニューヨーク・シティ)やカカ(オーランド・シティ)もファン投票で選抜されているMSLオールスターチームとの試合をシカゴでこなして帰国予定。月末には脱税容疑でマドリッドの法廷に喚問されているロナウドも、その頃にはバルデベバス(バラハス空港の近く)で練習を始めているはずです。何せ、昨季はCLとリーガの2冠を果たしてしまったため、この夏はスーパーのつく大会が多くて、親善試合は4試合しか組まれていませんからね。しかもアメリカでプレーするため、私も普段、日本でリーガを見ているファンと同じ状況になってしまって辛いんですが、チームの準備状況など、ぼちぼちお伝えできればいいかと。 ▽え、その悪条件は水曜午前3時(日本時間同午前10時)から、メキシコシティでトルーカとのこの夏の初プレシーズンマッチに挑むお隣さんも同じじゃないかって? その通りで日曜深夜にマドリッドを発ったシメオネ監督のチームは月曜に現地に到着。雨模様だったため、体育館を使っての練習しかできず、いきなり本番を迎えるんですが、こちらに新顔の選手がいないのはFIFA処分で登録ができないだけで、決してお金がなくて補強ができない訳ではありません。ええ、実際、ビトロ(セビージャから移籍)になど、ポンと契約破棄金額の4000万ユーロ(約52憶円)を払い、1月の登録期間が始まるまで、ラス・パルマスにレンタルしていますし、コンテ監督期待のモラタは火曜のインターナショナル・チャンピオンズカップ、アジア部門のバイエルン戦でデビュー初ゴールは挙げられなかったものの、ジエゴ・コスタ(チェルシー)もここ2週間のうちには決まりそうだとか。 ▽おまけにそのトルーカ戦を含め、8月1、2日のアウディカップ(バイエルン主催の夏の親善大会)、ナポリ戦や決勝or3位決定戦、6日のブライトン(昨季プレミアリーグに昇格)戦もGol TVで放送されることがわかったため、アトレティコもスペイン・メディアに見放されている訳ではないとホッとできることに。先日、決まったばかりの12日のレガネス戦はわかりませんけどね。これはセルカニアス(スペイン国鉄近郊路線)を使ってブタルケ(レガネスのホーム)に見に行けばいいだけなので、まあ満員で入れなくない限り、心配はないかと。 ▽ちなみにマドリッド勢で唯一、地元を離れず、猛暑の中、練習に励んでいるこの弟分チームはアトレティコに胸を借りる前、水曜にはRMカスティージャ、その後はタラベラ(3部)、バジャドリッド(2部)、ラージョ(2部)、そしてアラベスとのプレシーズンマッチを予定。この辺はまずTV中継はないのがお約束ですが、それは1年でリーガ1部復帰を果たしたヘタフェも同じなんですよ。ええ、月曜には柴崎岳選手も一緒にバレンシア州のオリバ(ゴルフ&ビーチリゾート)での2次キャンプに出発したチームは金曜にアルコジャノ(2部B)とこの夏、最初の親善試合。土曜にマドリッドに帰還した後は、うーん、まだオフィシャルウェブに出る情報がどこまで信憑性があるのか、私もちょっと不安なんですけどね。 ▽8月2日には、コリセウム・アルフォンソ・ペレスが現在、改修中のせいでしょうか、そのすぐ近くにあるシウダッド・デポルティボ(練習場)でアトレティコ・バレアレス(2部B)戦とあったものの、あそこって確か、スタンドが1面に申し訳程度にあるぐらい。あとの観客は立ち見しろっていうことでしょうか。9日のアルコルコン(2部)戦は相手のホーム、サント・ドミンゴ開催なので、レガネスのようにセルカニアスで行けるため、マドリッドに観光に来ているファンなどにはお手頃かもしれません。そしてリーガ開幕、アウェイでのアスレティック戦前、最後の親善試合は12日、昨季2部に昇格したアルバセテが相手。何せ、ヘタフェはリーガの注目チームでは決してないため、キャンプ中のニュースもほとんど出ませんからね。私も困っているんですが、来週、こちらに戻って来たら、また練習を見に行って、柴崎選手の様子などもお伝えできるかと思います。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2017.07.26 14:15 Wed
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【原ゆみこのマドリッド】柴崎選手には会えたけど…

▽「ようやく試合があるっていうのにこの時間じゃあ」そんな風に私が嘆いていたのは土曜。マドリッド勢のプレシーズンマッチ予定を見ていた時のことでした。いやあ、レガネスやヘタフェら弟分たちは相手が下部カテゴリーのチームのせいもあって、最初からTV中継がないのは予想済み。来週水曜に行われるRMカスティージャ(レアル・マドリーのBチーム、2部B)戦の機会を利用しなければ見る機会がないのはわかっていたんですけどね。問題は大西洋の向こうでプレーする兄貴分たちで、マドリーのプレシーズン初戦、インターナショナル・チャンピオンズカップ(夏に行われる親善大会)のマンチェスター・ユナイテッド戦こそ、午後11時(日本時間翌午前6時)と許容範囲であるものの、何とそれ以外は全て絶望的。 ▽だって、マンチェスター・シティ戦は木曜午前5時30分、アメリカ出張版クラシコ(伝統の一戦、マドリーvsバルサ戦のこと)も30日午前2時にキックオフなんですよ。いえ、水曜午前3時からメキシコでトルーカに挑むアトレティコなど、どうやら中継自体ないようですけどね。プレシーズンキャンプ終了をじっと待つこと2週間余り、ようやく練習の成果を見せてもらえると思いきや、この調子だと8月1日のアウディカップ(バイエルン主催の夏の親善大会)ナポリ戦まで、シメオネ監督のチームがどんな風に進歩したか、自分の目で確かめられないってことじゃないですか。 ▽まあ、その辺の愚痴は程ほどにしますが、先週はマドリッドでもイベントが幾つかあって、木曜にはサンティアゴ・ベルナベウでセバージョスの入団プレゼンが開催。このところ、チームはロサンゼルスのUCLAのグラウンドでキャンプ中なため、他に行くところもないマスコミや夏休み中のファン5000人を集めての結構、賑やかな催しになりました。ちなみに弱冠20歳でベティスからマドリー入りを果たした当人は、「No tuve duda por decantarme por el Madrid/ノー・トゥベ・ドゥーダ・ポル・デカンタールメ・ポル・エル・マドリー(マドリーに決めるのに迷いはなかった)。ペレス会長が連絡をくれた時、もう他のオファーは聞かなかったよ」と、自身が本命のチームを選んだことを強調。 ▽それには6月のU21ユーロのスペイン代表でチームメートだったアセンシオの影響もあったようですが、まあ、大変なのはこれからですからね。「me encuentro más cómodo de mediocentro, haciendo jugar a los compañeros/メ・エンクエントロ・マス・コモドー・デ・メディオセントロ、アシエンドー・フガール・ア・ロス・コンパニェロス(自分が一番、やりやすいのはチームメートをプレーさせるボランチ)」というセバージョスのポジションには、バイエルンに移籍したハメス・ロドリゲスの10番を今季から受け継いだモドリッチ、そのクロアチア人後輩のコバチッチ、そしてクロースやイスコとライバルにこと欠かず。自分を勧誘してくれたアセンシオだって、昨季出番が増えたのは後半になってからというのを考えると、当面の目標はベンチ入りになるかと。 ▽加えて、彼の選んだ背番号がかつてイジャメンディ(2013年にU21ユーロに優勝したスペイン代表での活躍が認められ、マドリー入りするが、レギュラーを取れず、2年で古巣のレアル・ソシエダに戻る)がつけていた24というのも気になりますが、翌金曜にはもう当人を含め、アセンシオ、バジェホ(昨季はアイントラハトにレンタル移籍)、マルコス・ジョレンテ(同アラベス)、マジョラル(同ボルフスブルク)ら、U21ユーロ組の5人もペレス会長、今季から執行部アシスタントとなったラウールと一緒にロサンゼルス入り。丁度、入れ替わりのようにモラタのチェルシー移籍が決まったものの、選手32人と大所帯になったようですが、この先もダニーロのマンチェスター・シティ移籍やマジョラルのレンタルリピートがありそうですしね。 ▽あとはこの夏、ずっと獲得が噂されているムバッペでも来れば面白いかもしれませんが、折しも所属するモナコがFIFAやフランス・サッカー協会に契約のある選手に接触するクラブがあると訴えたため、急展開は望めないことに。そうなるとあと足りないのは現在、バケーションを利用して、シンガポール、上海、北京と商業ツアーに出ているクリスチアーノ・ロナウドだけですが、ジダン監督も「al final Cristiano es del Madrid y se va a quedar con nosotros y ya está/アル・フィナル・クリスティアーノ・エス・デル・マドリッド・イ・セ・バ・ア・ケダール・コン・ノソトロス・イ・ジャー・エスタ(結局、クリスチアーノはマドリーの選手だし、私たちのところに残る。それだけだ)」と自信を見せていましたしね。チームがマドリッドに帰還する8月上旬までには練習を始めてくれんじゃないでしょうか。 ▽え、モラタがとうとうコンテ監督のラブコールに応え、マドリーはスペイン人選手最高額の8000万ユーロ(約104億円)の移籍金をゲット。当人が以前、アトレティコとヘタフェのカンテラ(ユース組織)にもいたことから、マドリッドの兄弟分もそれぞれ、80万ユーロ(約1憶円)、20万ユーロ(約2600万円)と育成費用割り当ての恩恵を受けたことは良かったけど、どうしてまだジエゴ・コスタがアトレティコに来ないんだって? うーん、代わりのCFを手に入れたコンテ監督は、「1月にコスタの状況はクラブ、本人、代理人に明確に伝えてあって、私にとってはすでに終わった問題」と全然、引き止める気はないようなんですけどね。イギリスでの報道によると、アトレティコは2700万ユーロ(約35憶円)という、セール値段になったコスタの移籍金の更なるディスカウントを待っているのだとか。 ▽まあ、どちらにしろ、彼の復帰が決まってもFIFA処分で1月からしか試合に出られませんし、それまではビトロ方式(セビージャに契約破棄金額を払って獲得した後、シーズン前半はラス・パルマスにレンタル)でミランが借りたがっているなんて噂もあるため、今すぐどうこうという話ではないんですけどね。チームの方は先週の水曜、プレシーズンキャンプ恒例のセゴビア(マドリッドから1時間の水道橋が有名な古都)にあるレストラン、ホセ・マリアでのcochinillo(コチニージョ/子豚の丸焼き)ディナーも済まし、余りに精がつき過ぎたのか、翌日のpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)ではサビッチがフェルナンド・トーレスから肘打ちを喰らい、鼻血を出す騒ぎもあったロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(セゴビア県にある高原リゾート)滞在もこの土曜で打ち上げ。 ▽そちらでの様子などはフィリペ・ルイスがインスタグラムに載せたビデオなどを見ればわかりますが、それでも最後の紅白戦までスコアレスドローだったなんて聞くと、ちょっと心配になってしまうのは私だけじゃない? ▽何せ、6月の恥骨炎の手術の後、やっとグラウンドでリハビリトレを始められるようになったガメイロと30日に合流予定のサウール以外の選手は皆、日曜夜にはメキシコ行きの飛行機に乗ってしまいますからね。マハダオンダ(マドリッド郊外)の練習場に戻って来るのはまだ先になりますし、金曜にようやく発表された新ユニフォームの売り出しも8月からということで、またしばらく、アトレティコファンはフラストレーションを溜めることになるかも。そうそう、オフィシャルウェブによると、定番ロヒブランコ(赤白ストライプ)に斜めにかかる新機軸の白いラインは紋章にもあるマドリッドのシンボル、熊のかき傷をイメージしていて、強さの象徴だそうですが、今のところ、ファンの受けはあまり良くはないようですよ。 ▽一方、マドリッドの弟分たちではまだ、レガネスの練習を見に行けていない私なんですが、先週は柴崎岳選手の入団が決まったと聞いて、ヘタフェに密着。プレーオフを経ての昇格決定だったため、リーガ1部20チーム中、最後に始まった水曜の初練習に行ってみたところ、マドリーやアトレティコはもちろん、スペイン代表のラス・ロサス(マドリッド近郊)でのセッションでさえ、昨今は開始から15分のみの公開が多いのに比べ、相変わらずオープンな環境に感激すら覚えることに。いえ、コリセウム・アルフォンソ・ペレスの右手の道を下ったところにある練習場でカタ・ディアスやラセン、ホルヘ・モリーナらが汗を流しているのを間近に見て、感動する日本人のファンはあまりいないかもしれませんけどね。 ▽私だって、パチェコやポルティージョ、アルバロ・ヒメネスら、昨季2部にいたチームにレンタル移籍、昇格への貢献を認められて今回、晴れて完全移籍となった選手たちとか、まだしっかり見分けられる訳じゃありませんが、この距離で柴崎選手が練習していたら、絶対、嬉しいファンは多いのでは? 以前と同じで、グラウンドとロッカールームのあるスタジアム間の移動は選手たちもスタッフも徒歩で移動するため、思わず私もサインや写真を頼むファンに混じって、ボルダラス監督にアタックしたところ、柴崎選手のことを訊く前に「日本のサッカーもいいみたいだね。エスナイデルがそっちへ行ったって、クラブの人が言っていたよ」って、え?え?え? ▽そう、昨季、ヘタフェを降格圏に残して途中解任されたエスナイデル監督は現在、ジェフユナイテッド千葉を率いているんですが、いやあ、不勉強な自分が恥ずかしい。ちなみに柴崎選手獲得は「クラブ、フロント、自分たち皆が合意して決めた」そうで、彼にはテネリフェと昇格プレーオフで対決する前から注目していたのだとか。丁度、練習見学で一緒になった顔馴染みのマルカ(スペインのスポーツ紙)のカメラマンは「Un entrenador especial/ウン・エントレナドール・エスペシアル(特別な監督)」と言っていたため、もっと怖いのかと思っていたんですが、ファンにも凄く慕われているようですし、早く柴崎選手も打ち解けられるといいですよね。 ▽そして金曜、いよいよ当人の入団プレゼンがあったんですが、やはりマドリーではなく、ヘタフェですからね。スタジアムに着く早々、正面ゲートの横にあるバル(スペインの喫茶店兼バー)のテラスで彼がお茶していたのも驚きですが、それで思い出したのは数年前、私がもっと足しげくヘタフェに通っていた時代にはそのバルで選手たちが練習前の朝食を取っており、ファンも自由に出入りできていたこと。その習慣、まだ続いていれば嬉しいんですが、さて。実際、会見の方も報道陣が20人程と慎ましいもので、内容は他の記事でもイロイロ、出ているので割愛しますが、折しもその日は先日、汚職横領もろもろの容疑で逮捕されていたスペイン・サッカー協会のビジャル会長が保釈を認められず、収監されていたにも関わらず、2017-18シーズン・リーガの対戦日程組み合わせ抽選会がラス・ロサスの協会本部で開催。 ▽そこへバルサのネイマールのPSG移籍疑惑が重なったため、家に帰って見たお昼の全国放送局スポーツニュースで、まったく柴崎選手入団に触れられていなかったのはちょっとショックだったかと。うーん、彼も今週、月火水にあったプレゼンに出た選手たち同様、現在改装中のため、ピッチにユニフォーム姿で立つことはできず、正面ゲートのホールでファンに歓迎を受け、それからすぐにチームが合宿しているセゴビアに向かったんですけどね。その初めての練習風景などもTVはもちろん、スポーツ紙のサイトでもまず見かけないため、様子を知るにはヘタフェのオフィシャルウェブぐらいしか、頼りようがないのはちょっと悲しいかも。 ▽土曜までのこのミニ合宿が終わっても、月曜からチームはオリバ(バレンシア州にあるゴルフ&ビーチリゾート)に行ってしまいますし、そちらではビジャレアルBと金曜に親善試合を行って、土曜まで滞在。その後はおそらく、地元での練習になるはずですが、何せ1部復帰決定からあまり時間がなかったため、その先のプレシーズンマッチ予定もまだ正式には決まってないとか。とりあえず、8月9日には2部のマドリッドの弟分、アルコルコンとの試合があるみたいですけどね。チームの始動自体が遅かったため、練習に参加したばかりの柴崎選手もここ連日、トップ下のファイサル(デポルティボと契約破棄して移籍)、左SBアントゥネス(ディナモ・キエフからレンタル)、GKマノイロビッチ(ツベルナ・ズベズダから移籍)と次から次へと決まる新入団選手たちも、昨季からのメンバーも身体的条件はほぼ同じ。 ▽それだけにボルバラス監督のお眼鏡に叶えば、すぐに出場できるんじゃないかと思いますが、何よりもファンが見たいのは8月第3の週末にあるリーガ開幕、アスレティック戦でサン・マメスに立つ彼の姿かと。ヘタフェの今季ホームデビューはその翌週のセビージャ戦になりますが、いやあ、夏って結構、早く過ぎていくもんですよねえ。ちなみにその他の第1節、マドリーはアウェイのデポルティボ戦で、ワンダ・メトロポリターノの用意が整うよう、3節までアウェイ続きとなったアトレティコは昇格組のジローナと対戦、そしてレガネスだけがホームのブタルケにアラベスを迎えることに。気の早いファンはもう、クラブW杯直後12月20日の週末にあるサンティアゴ・ベルナベウでのクラシコ、新スタジアムで11月19日の週末にあるマドリーダービーなど、チェック済みかと思いますが、リーガの日程がわかると俄然、旅行の計画を立てるのが楽しくなりますよね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2017.07.23 13:55 Sun
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【原ゆみこのマドリッド】マドリッドに来る楽しみが増えた…

▽「何だかいい迷惑よね」そんな風に私が怒っていたのは火曜。お昼のスポーツニュースがほとんどスペインサッカー協会のビジャル会長他複数幹部の逮捕の話題で終わってしまった時のことでした。いやあ、先週はレアル・マドリーもアトレティコもそれぞれのキャンプ地に到着。前者はアメリカのロサンジェルス、後者はセゴビアのロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)でプレシーズンのトレーニング中なのをいいことに、私もバケーション旅行を満喫しています。サッカーとはまったく関係のない1週間を過ごしていたため、まさかマドリッドに戻る早々、それもバラハス空港でスーツケースが出て来るのを待っていた午後11時過ぎに柴崎岳選手がヘタフェ加入決定のニュースを知って驚いたものでしたけどね。 ▽だったら当然、翌日のTVで取り上げられるはずと期待していたんですが、いやいや、何とも間が悪い。汚職横領文書偽造、その他もろもろの容疑で朝から治安警察中央部隊がここ27年間、スペインサッカーのトップに立っているビジャル会長の自宅やその息子でスポーツ専門弁護士、CONMEBL(中南米サッカー連盟)のディレクターも務めるゴルカ氏の事務所に急行。お昼過ぎにはラス・ロサス(マドリッド近郊)にあるサッカー協会本部にビジャル会長が連行され、立ち合い捜査となったため、いえ、マドリーやバルサの最低限の映像はあったんですけどね。時期も時期、木曜の2017-18シーズン・リーガ対戦日程抽選会は開催延期となったものの、現在ではどのクラブも戦力補強の動きが加速。こうも連日、何件も移籍があるのでは、いくら日本のファンたちが心待ちにしていた柴崎選手の4年契約が決まったとて、スペインマスコミで大きな話題にならないのは仕方ない? ▽実際、6月24日まであった昇格プレーオフ決勝で柴崎選手のいたテネリフェを破り、たった1年で辛い2部生活に別れを告げたマドリッドの弟分チームにしても今週は新入団選手のプレゼンラッシュですかね。ただ月曜のFWアンヘル・ロドリゲス(2部サラゴサから移籍)、DFブエノ・ゴンサレス(ベティス)らは本当に初めてのヘタフェなんですが、火曜に登場したアルバロ・ヒメネス(RMカスティージャ)、ダニ・パチェコ(ベティス)は昨季もレンタルでプレー。後者などテネリフェとの2試合で3得点と、まさにプレーオフ優勝のヒーローでしたっけ。そしてこの日の新顔は、マルケル・ベルガラ(ラス・ソシエダからレンタル移籍)だけで、1部チームで最後のプレシーズンスタートとなる水曜も完全移籍が決まったチュリ(アルメリア)とポルティージョ(ベティス)のプレゼンなんですよ。 ▽そして金曜、いよいよ待望の柴崎選手のプレゼンが開かれるんですが…。うーん、水曜夕方の練習後、チームはセゴビアに移動しちゃいますからね。そちらは土曜までの短い滞在で、月曜からはバレンシア州のオリバ(スペイン南東部のビーチリゾート)でキャンプと日程はわかるんですが、ヘタフェの広報部長に訊いても「全然、話の出てなかった移籍で私たちも突然聞いたの。まだ柴崎がいつ練習に合流するかもわからないわ」とのこと。それでもスタジアムが改装中のため、恒例のピッチでのユニフォーム姿披露がなく、正面ゲートに何となく誘導されてきたパチェコやアルバロにサインをねだっていた若いヘタフェファンたちが柴崎選手入団のことをもう知っていて、「プレーオフで見たよ。上手いし、絶対、1部でエギュラーを取れる選手だ」と太鼓判を押してくれたのは私も嬉しかったかと。 ▽ちなみに29日にその第2次キャンプも終わった後、次の週辺りからはスタジアムから5分程、下ったところにある練習場でセッションをやるんじゃないかと思いますが、さて。まだ新シーズン用になっていませんが、ヘタフェの練習予定はオフィシャルサイトに出るはずなので、夏休みでマドリッド観光に来る機会があれば、タイミングを合わせて、柴崎選手を見に行っても楽しいかも。8月の第3週週末近辺には兄貴分のアトレティコや今季、マドリッド第3のチームの座を争うことが宿命づけられているレガネスとの親善試合も予定されているようなので、それについてはまた日付が正式に決まったら、お知らせしますね。 ▽え、1部に復帰したばかりのヘタフェでも外にキャンプに出るのに、1部2年目となるレガネスが猛暑のマドリッドを1度も離れないのは変わっていないかって? そうですね、お金がないからなのか、アシエル・ガリターノ監督の方針なのかは知りませんが、確かに彼らは昨年の夏もどこにも行かず。ブタルケ(レガネスのホーム)からちょっと、歩いたところにあるらしい練習場で頑張っているんですが、私が見学に行くのにネックとなっているのはスタートが午前9時と早いこと。 ▽何せ、こちらもセルカニアス(スペイン国鉄近郊路線)C-5線のZaraquemada(サラケマダ)駅から徒歩15分と、セントロ(マドリッド中心部)から時間がかかりますからね。夕方セッションのある日に行ってみたいものですが、そんな彼らも今週は水曜、木曜、金曜と連続プレゼン。左SBラウール・ガルシア(アラベスから移籍、元アトレティコでアスレティックの選手と同姓同名だが別人)、右SBザルドゥア(レアル・ソシエダからレンタル移籍)、GKクエジェル(スポルティングから移籍)の順番になりますが、もう22日からは親善試合もスタートするとか。対戦相手はRMカスティージャ(2部B)だったり、バジャドリッド(2部)だったり、今季も1部復帰を目指すラージョだったりと地味なものの、1部2期目となれば他のチームの見る目も違ってきますからね。今季はもう少し早めの残留確定ができるよう、しっかり準備してくれたらと思います。 ▽一方、FIFA処分のせいで新入団選手プレゼンとは縁のないアトレティコはこのところ、一体何をしているのかというと…。いやあ、先週、ビトロはセビージャと契約延長する直前に翻意。2022年までの契約を結んでくれたんですが、選手登録のできる来年1月になるまではラス・パルマスにレンタル移籍ですからね。今はカナリア諸島(大西洋にあるリゾート諸島)で練習していますし、ジエゴ・コスタもチェルシーのプレシーズンにはあれこれ理由をつけて参加せず、移籍成立を母国ブラジルで待ってはいるんですが、最近のアトレティコはCL報酬などで羽振りはいいものの、身に着いた貧乏性のせいでしょうかね。コンテ監督が構想外にしているコスタの値下げを待っているのか、まだしばらく時間がかかるよう。 ▽うーん、彼の場合、リーガ前半戦はプレーできずとも、チームで練習だけ参加という方向になりそうですが、9月初旬にはイタリア、リヒテンシュタインと対戦するスペイン代表のW杯予選も控えていますからね。あまり長くバケーションを取るのは当人にとって、良くないんじゃないかと思いますが、こればっかりはねえ。あ、ここずっと、ロス・アンヘレスで1日2セッション、多い日は午前7時45分からの早朝練習を含めて3セッションで汗まみれになっているチームメートを横に、未だにサウールがバケーション三昧なのはU21ユーロに参加していたせいなので、怒っちゃいけませんよ。 ▽そんなサウールは31日に合流。メキシコ遠征やアウディ・カップには参加せず、特別メニューでシーズン開幕に備えるそうですが、今週は6月に恥骨炎の手術をしたガメイロが合宿に参加。もちろんまだ皆と一緒に練習はできないものの、リハビリは順調に進んでいるようです。その他、昨季限りで引退したチアゴがアシスタントコーチとして加わり、ハードなメニューのせいでガイタン、ブルサリコなど、各部の痛みが出て皆勤できてない選手もいるようですが、まあこの時期にはよくあること。とりあえず、22日に予定していたヌマンシア(2部)とのメモリアル・ヘスス・ヒル杯はなくなったため、どの選手もこの夏、最初の親善試合となる25日のトルーカ戦までに体調を整えてくれればいいんじゃないでしょうか。 ▽そして最後に現在、UCLAのグラウンドでプレシーズンのトレーニングを続けているお隣りさんについてなんですが、昨季がリーガ優勝、しかもCLは2連覇なんて、凄い成績だったせいですからですかね。クリスチアーノ・ロナウドのマドリーに戻らない発言騒ぎも当人がまだバケーション中でコメントもないため、どこかうやむやになってしまった感もありますし、ハメス・ロドリゲスのバイエルン移籍もキャンプ出発前に決定。特別休暇延長のあったキャプテンのセルヒオ・ラモスも今週頭から合流していますし、あとはマンチェスター・ユナイテッド行きの夢が消えてしまったモラタがミランに行くのか、チェルシーに行くのか、ダニーロにオファーがあるだかないだかぐらいで、ジダン監督のチームは平穏に過ごしているよう。 ▽この先、マドリッドで控えているイベントも金曜のセバージョス(ベティスから移籍)の入団プレゼンぐらいなため、私も遠目から気長に様子を伺っている感じです。ええ、サウール同様、U21ユーロで活躍したセバージョスもそれが終わると、すぐアメリカに飛んで、この土曜に最初のプレシーズンマッチ、それこそ8月8日のUEFAスーパーカップの予行演習となるマンチェスター・ユナイテッド戦に挑むチーム本隊に合流。その先も26日にはマンチェスター・シティ戦、29日にはアメリカ版クラシコ(伝統の一戦)のバルサ戦、8月2日のMSL選抜チーム戦と、巡業があるマドリーは大西洋の向こうの地から帰って来ませんからね。コンフェデレーションズカップに出場したため、戻りが月末になるロナウドを含め、選手たちの姿をバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で見かけることができるのはおそらく、来月の4日以降になるんじゃないかと。 ▽ただ夏休みにマドリッドを訪れる人にとっては、公式戦を楽しめるチャンスもあって、いえ、リーガは8月3週目の週末からなんですけどね。マケドニアのスコピエで開催されるUEFAスーパーカップを現地観戦するのはハードルが高いものの、コパ・デル・レイのチャンピオン、バルサとリーガのチャンピオンのマドリーが激突する今季、公式戦初クラシコ、スペイン・スーパーカップの方は13日にカンプ・ノウで1stレグがあった後、16日にサンティアゴ・ベルナベウで2ndレグが開催。毎年、この日付けはバケーションに出ている両チームのアボナドー(年間シート保持者)も多いため、リーガなどと違い、比較的チケットが手に入れやすいのも嬉しいところでしょうか。 ▽まあ、マドリッドのチームの近況はこんなところなんですが、1週間ぶりにマルカやAS(スペインのスポーツ紙)をじっくり読んでみれば、今月27日にはディナモ・ブカレス相手にヨーロッパリーグ予選3回戦1stレグを迎えるアスレティックを筆頭に、もう10チームもプレシーズンマッチを戦っていることが判明。セビージャが来日してセレッソ大阪に1-3で勝利なんていうのはともかく、乾貴士選手のいるエイバルも月曜にはレアル・ウニオン(2部B)に3-1で勝ち、おやおや、これじゃもう目が離せない? 難点なのはリーガ3強以外、親善試合のTV中継がないことですけどね。私もまた、サッカー漬けになる日々が始まる時期になりました。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2017.07.19 13:23 Wed
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【原ゆみこのマドリッド】まだまだ試合はないけれど…

▽「男子ならではできる技ね」そんな風に私が頷いていたのは土曜日、アスレティックの選手全員が高校球児のように頭を丸め、リハビリトレーニングに来たジェライを迎える映像を見た時のことでした(https://www.youtube.com/watch?v=4sgRFoFBa5E)。いやあ、彼は6月のU21ユーロのスペイン代表に選ばれながら、ポーランドに経つ直前、2月に完治していた精巣ガンの再発が発覚し、無念のリタイアをすることに。その後は抗がん剤や放射線療法を受けていたため、坊主頭になっていたんですが、リーガ1部20チーム一番乗りの早さで先週からプレシーズンを開始していたチームメーートたちが当人を励ますため、ロッカールームで互いにバリカンで刈り合って、連帯感を示すことにしたのだとか。 ▽これには1人として例外はなく、U21ユーロに参加していたため、まだ休暇中のウィリアムスとケパ・アリサバラガも日付を合わせてスキンヘッドにしていましたけどね。ああも皆さん、同じ容貌になってしまうと試合の時、ファンには誰が誰なのか、なかなか区別がつかないかも。ジガンダ新監督の下で臨むアスレティックの新シーズン、最初の公式戦は7月27日のヨーロッパリーグ予選3回戦1stレグ。どこのスペインのクラブより早いんですが、その頃にはそれぞれ、特徴のある髪型ができるぐらいまで毛が伸びていてくれる?とりあえず、8月末に復帰するジェライのため、少なくともELプレーオフまでは勝ち抜いて、グループリーグ出場権をプレゼントできるといいですよね。 ▽まあ、そんなことはともかく、このところ何かと話題が多いのはそのU21ユーロに出場していた選手たちで、いえ、スペインは決勝でドイツに1-0で負け、惜しくも準優勝に終わったんですけどね。それにも関わらず、大会MVPに選ばれたベティスのセバジョスをレアル・マドリーとバルサが獲り合っているというニュースが日々、マスコミを賑わせていたんですが、とうとうこの土曜には当人が前者のオファーを受けることを決断したという報が。契約破棄金額1500万ユーロ(約19億円)を超える1800万ユーロ(約23億円)の移籍金で、6年契約を月曜に結ぶ予定だそうですが、あれ、その日は先週水曜にマドリー移籍が公式に発表されたテオのプレゼンが組まれてなかった? ▽うーん、アトレティコのカンテラーノ(Bチーム出身の選手)で、昨季はアラベスにレンタル移籍して活躍した19歳の彼は休暇でアメリカに滞在中、先日、契約延長をしたばかりの年子の兄、ルカスの立場も思いやらずに「マドリーでプレーすることが子供の頃からの夢だった」とTVカメラの前で告白。クラブ関係者がこれに気分を害したせいもあってか、オフィシャルウェブでの移籍決定のお知らせ(http://www.atleticodemadrid.com/noticias/theo-hernandez-traspasado-al-real-madrid)でも、当人は「nunca llego a debutar en partido oficial con el primer equipo/ヌンカ・ジェゴ・ア・デブタル・エン・パルティードー・オフィシアル・コン・エル・プリメール・エキポ(トップチームの公式戦でデビューするには至らなかった)」と嫌味に強調されたりしていたんですけどね。 ▽ええ、U21ユーロ後はお兄さんのジョナタン(2部Bのアルコジャノ)やアーロン(2部テネリフェから同オビエドに移籍)らと共にニゲス・カンプス(少年少女向け夏のサッカースクール)で指導に当たり、金曜に上京。この夏はFIFA処分で新規選手登録ができず、当然、華々しい入団プレゼンもできないせいか、6月のコケに続いて契約延長プレゼンをビセンテ・カルデロンのVIPルームで開いてもらったカンテラの先輩、サウルも「ウチのユース出身なのに育ててもらったクラブにリスペクトの気持ちを示せないなんて。El que no quiera estar con nosotros no nos importa/エル・ケ・オー・キエラ・エスタル・コン・ノソトロス・ノー・ノス・インポルタ(ボクらといたくない選手のことなんか、どうでもいいよ)」と、テオにはかなり冷たかったですからね。 ▽その上、これからプレーするクラブでもお披露目の日を、モドリッチの後継者と目されているセバジョスの移籍契約のタイミングにぶつけられてしまうとなれば、マルセロと競う左SBのポジション争いもこの先、思いやられてしまいますが、まあそれも自身が選んだ道。残念ながら、サンティアゴ・ベルナベウの特設ステージでのプレゼン時、兄のルカスはロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)での地獄のキャンプに参加しているため、立ち会うことはできないでしょうが、もう翌日には当人もチームと一緒に本場のロサンジェルスへ出発ですからね。意外とこういうちょっとした(?)差に憧れて、リッチなマドリーに行ってしまう選手もいるのかもしれませんよ。 ▽え、金曜にサウルを私が見に行ったということは、U21代表の同僚であるバジェホの方はすっぽかしたのかって?その通りで、最初は私もマドリーのこのプレシーズン、初の入団プレゼンを楽しみにしていたんですけどね。これもまた、テオのことだけでなく、FIFA処分もお隣さんのようにCAS(スポーツ仲裁裁判所)に移籍市場1回分に減刑してもらえなかったアトレティコがまさか、計算してぶつけたんでしょうか。 ▽どちらも午後1時スタートのイベントだったとなれば、いえ、夏ごとにどこかの路線が整備で運休となるマドリッドのメトロ(地下鉄)が今年は5号線を選択。おかげでせっかくピッチに芝も戻り、7、8月はまだスタジアムツアーもできるビセンテ・カルデロンへは、セルカニアス(国鉄近郊路線)を使わないとたどり着けないというのはわかっていましたけどね。何せ、バジェホの移籍が決まったのは2年前。ここ2シーズンは古巣のサラゴサ(2部)、アイントラハト・フランクフルトにレンタル中だったいうこともありますし、大体、彼はまだ20歳なんですよ。 昨季で契約が切れ、先日にはベシクタシュ加入が決まったCBペペの後釜として、すぐにジダン監督に使ってもらえるのか疑問がありますし、となれば、やっぱり私がユーロ大会でお隣さんのアセンシオを上回るゴールを挙げ、ボタ・デ・オロ(得点王)に輝いたサウルを選んでしまったとしても仕方なかったかと。ちなみにそのプレゼンでは先輩のコケ程の大泣きではありませんが、アトレティコの少年チームでプレーしていた時代の思い出写真や2012年に17歳でトップチームデビューをした試合のビデオを見せられた当人が壇上で涙ぐむシーンも。 ▽2026年までという、超長期契約になったのには「ミゲール・アンヘル(筆頭株主)が契約延長の話を持ってきた時、向こうの好きなだけの期間、サインすると言ったよ。Yo quiero mejorar, crecer y hacerlo con el Atletico de Madrid/ジョ・キエロ・メホラル、ウレセル・イ・アセールロ・コン・エル・アトレティコ・デ・マドリッド(ボクは上手くなって成長したい。それをアトレティコでやりたいんだ)」と言っていましたが、そうですね。当面はユーロ決勝のようにプレーのレベルが落ちる試合を減らすことを課題にしてくれることを望みます。 ▽そんなサウルはプレゼン後、再びバケーションに戻り、今月末までチームに合流はしないんですが、実はアトレティコのプレシーズン練習はこの木曜にスタート済み。ええ、前日にフェルナンド・トーレスの契約1年延長も正式に決まったため、初日は私も頑張ってマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場まで見学に行ったんですが、いやあ、こんなこともあるんですねえ。例年なら、猛暑の中のセッションとなるはずが、たまたまその日から、スペイン中で気温が急激に下がったから、私もビックリしたの何のって。おかげで過去にはビエット(昨季はセビージャにレンタル)やメンサー(同ビトリア)らがオルテガ・フィジカルコーチの厳しいメニューについていけず、途中で吐いたりしていたものですが、やはり20度ぐらいしかなく、練習の後半は雨混じりともなると、選手たちもバテなくて済む? ▽ただ翌日からは、別にまた暑くなった訳ではないものの、セッションが午前8時開始と非常に早い時間に設定。さすがに私も金曜、土曜は付き合うことはできなかったんですが、まだこの段階では昨季リーガ終了後に各国代表戦に参加していたメンバーが欠けていますからね。その間、ビエットがpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)中にchilena(チレア/オーバーヘッドシュート)を試み、ヘルプ要員で参加しているカンテラーノの額を蹴って、流血騒ぎなっていたなんてこともあったんですが、大丈夫。大きなケガではなかったようで、その彼も日曜夕方に揃って移動するキャンプには同行できるようです。 ▽そして週明けからはゴディンやヒメネス、フィリペ・ルイスら中南米組、オブラク、サビッチ、カラスコらが加わり、水曜にはコケとグリースマンも合流。21日まで1日2セッション、3セッションとある猛練習をこなした後、親善試合も始まります。そうそう、来年1月加入予定の選手候補だったビトロは契約破棄金額の4000万ユーロ(約52億円)をセビージャに払い、シーズン前半は古巣のラス・パルマスでプレーする方向でほぼ固まったようですが、試合に出ずにアトレティコで練習していてもらうと言われているジエゴ・コスタについてはまだ、チェルシーとの交渉も始まっていないとか。うーん、そろそろコンテ監督のチームもプレシーズンが始まりますしね。その空きを待っている選手もいるため、早いところ話を進めてもらいたいものですが、というのも…。 ▽そう、モラタの移籍先としてほぼ確定とされていたマンチェスター・ユナイテッドが土曜にはルカクをエバートンから1億ユーロ(約130億円)で獲得したことを発表。ポジションもかぶりますし、更にマドリーに移籍金8000万ユーロ(約104億円)を払うことはないだろうという話になっているんですが、これには6月にベネチアでイタリア人モデルのアリス・カンペッロさんと結婚式を挙げてから、熱々のハネムーン写真を披露(https://www.instagram.com/alvaromorata/?hl=ja)してばかりだった当人も一気に現実に引き戻された? ▽何せ、マドリーも来週の月曜にはバルデベバス(バラハス空港の近く)に集合して、翌日にはアメリカへ出発ですからね。モラタもそのメンバーに入っているんですが、モウリーニョ監督もUCLAの施設がお気に入り。あちらでは一足先に200メートル離れたグラウンドでマンチェスター・ユナイテッドが練習を始めているため、移籍が決まればすぐさま歩いて新天地となるチームに合流できると思っていたかもしれませんが、そうは問屋が卸さないことに。ちなみにジダン監督はモラタの残留を望んでいますが、そうなるとモナコからエムバペが来られなくなってしまうかもしれませんしね。 ▽ここまでのところ、セバジョスは全然、高額ではありませんし、その他、この夏のプレゼンが移籍金2600万ユーロ(約34億円)のテオ、無料のバジェホに、同じくRMカスティージャ出身で昨季はアラベスにレンタルに出ていたスペインU21代表の同僚、マルコス・ジョレンテだけなると、選手獲得に大枚をはたくのが好きなペレス会長がちょっと欲求不満になってしまう可能性もなきにしろあらず。 ▽もちろん同じく来週月曜に始動するマドリッドの弟分チーム、今のところ、降格したスポルティングからGKクェジェルの入団が決まったぐらいのレガネスや昇格プレーオフの死闘を戦い抜いた後、まだ昨季のレンタル移籍選手の買い取りオプションを行使した程度。練習開始も17日からと遅いヘタフェなどから見たら、本当に羨ましい話なんですけどね。 ▽ただ、土曜のマルカ(スポーツ紙)にインタビューが掲載されたモドリッチなども「Yo solo ficharia si alguien te puede mejorar bastante lo que hay/ジョ・フィチャリア・シー・アルギエ・テ・プエデ・メホラル・バスタンテ・ロ・ケ・ハイ(自分なら、今のチームを相当、良くすることができる選手だけを獲得するだろう)」と言っていましたが、確かに2年連続CL優勝を果たし、昨季はリーガも制覇したチームをもっと強くできる選手を見つけるのは難題中の難題。そういう意味ではマドリーにも苦労はあるんですよね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2017.07.09 11:00 Sun
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【原ゆみこのマドリッド】もう練習している…

▽「ちょっと早すぎじゃないかしら」そんな風に私が驚いていたのは月曜。前日にメディカルチェックの様子がTVに流れていたアスレティックに続き、ここ数日は猛暑も影を潜めてはいるんですけど、夏の殺人的な暑さには定評のある地元でセビージャがベリッソ新監督に率いられ、朝8時半からプレシーズンのトレーニングを開始したというニュースを見た時のことでした。いやあ、確かに昨季のリーガは5月21日に終わり、その前は3期連続してあった恒例のヨーロッパリーグ決勝もなかったため、選手たちもそろそろ体を動かしたい気分になっていたかもしれませんけどね。 ▽7位で終わったアスレティックの場合、今月27日にEL予選3回戦1stレグが待ち受けていますし、バルサに行ってしまったバルデベルデ監督の後を継いだジガンダ新監督が張り切っているため、納得もできるんですが…。セビージャはCLで決勝トーナメントに進出してしまい、EL4連覇とはいかず、この夏のUEFAスーパーカップはありません。さらに、彼らの今季最初の公式戦は8月15、16日のCLプレーオフ1stレグなんですよ。また、UEFAスーパーカップに2連連続のCL王者として、EL王者のマンチェスター・ユナイテッドと対戦するレアル・マドリーでさえ、プレシーズン開始は11日だというのに…。セビージャは異例の早期始動。もしやこれって、今季こそアトレティコの定位置であるCLグループリーグ出場権のある3位奪取を果たしてやるという、セビージャの意気込みの表れだった? ▽いえ、そういうアトレティコもこの木曜には炎天下のマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で選手たちの体力テストがスタート。9日の夕方にはロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)に移動して、月曜から地獄のキャンプとなりますから、別にそれ程、後れを取っている訳ではないんですけどね。22日の土曜には毎年恒例のメモリアル・ヘスス・ヒル杯でヌマンシア(2部)と対戦して、翌日にはメキシコへ行き。25日にトルーカとの親善試合をこなしてすぐ帰国すると、8月1、2日はミュンヘンでアウディ・カップに臨み、初日のナポリ戦の後、バイエルンかリバプールと決勝or3位決定戦をプレーすることに。さらに6日にもイギリスに飛んで、今季からプレミアリーグで戦うブライトンと親善試合となかなか密な予定が組まれていますが、公式戦が8月19、20日のリーガ1節までないというのは結構、有難いことかも。 ▽というのも昨季など、お隣さんはジダン監督のローテーション政策が効を奏して肝心な試合で息切れすることはなし。未成年選手獲得における規則違反で受けたFIFA処分もCAS(スポーツ仲裁裁判所)のおかげで、新規選手登録できないのは今年の1月の1回だけに減ったため、放出予定の左SBコエントランの代わりに早速、テオ(昨季はアトレティコからのレンタルで、アラベスでプレー)を獲るなど、穴埋めも滞りなく行えるのとは違い、この夏もシメオネ監督は新戦力をアテにできませんからね。 ▽ジエゴ・コスタ(チェルシー)だ、ビトロ(セビージャ)だと騒いでいるのはあくまで来年1月に向けてで、それまでは一応、負傷離脱が長期に渡ったアウグストやヴァルサリコらは帰って来るとはいえ、リーガ前半戦とCLグループリーグは昨季とほぼ同じAチームメンバーで賄わざるをえず。となれば、出ずっぱりとなる選手たちには極めて高い体力をつけてもらう必要があるから。とりわけ先週の金曜まで、誰よりも長いシーズンを過ごしたサウールなど、恥骨炎の症状も出ていることから、この月末に遅れてプレシーズンに参加したあと、まだ開幕まで間があるのは大いに助かるかと。 ▽え、それでそのサウールの今季最終戦となったU21ユーロの決勝はどうだったのかって? いやあ、私もまた彼の活躍をお伝えしたいと腕まくりをしていたんですが、もしかしてアトレティコ勢は決勝に勝てないというジンクスでもあるんですかね…。去年の夏もCL決勝でマドリーに負けた悔しさをバネにグリーズマンがフランスをユーロ決勝まで牽引していったんですが、最後はクリスチアーノ・ロナウドのポルトガルに敗北。同じシーズンに2つの国際ビッグトーナメントの決勝で負けるという不名誉な記憶を作っていたように、サウールもあと一歩が及ばなかったんですよ。もちろん彼だけの責任ではないのは確かですが、スペインU21代表の同僚、アセンシオ(マドリー)など、6月にカーディフでCLトロフィーを掲げていますからね。ダメージも少なくて済んだのでは? ▽ちなみにドイツとの試合の方は、「En la primera parte no hemos sido nosotros/エン・ラ・プリメーラ・パルテ・ノー・エモス・シードー・ノソトロス(前半のウチは自分たちでなかった)」とセラデス監督も後で言っていたように、チームにいつもの活発な攻める姿勢が見えず。そうこうするうち、40分にはジョニー(スポルティング)が自陣エリア近くで失ったボールが起点となり、トルヤン(ホッフェンハイム)のクロスをバイザー(ヘルタ)にヘッドで決められて、先制点を奪われてしまったから、驚いたの何のって。それでも準決勝のイタリア戦だって、前半は決して優勢だった訳じゃないのだからと、後半に私も期待を懸けていたところ…。 ▽その日はダメでしたね。8人もU21常連メンバーをコンフェデレーションズカップのレーブ監督率いるドイツBチームに引き抜かれ、決して知名度は高いと言えない選手たちで構成されたCチームの団結した守りにスペインは突破口が開けず。うーん、サウールやセバージョス(ベティス)もシュートは試みたんですが、とりわけ前者はイタリア戦のハットトリックで運を使い果たしましたかね。GKポラースベック(2部のカイザースラウルテンからハンブルクに移籍)を破ることはできず、サンドロ(マラガ)からウィリアムス(アスレティック)に、ボランチのマルコス・ジョレンテ(昨季はマドリーからレンタルで、アラベスでプレー)からFWのボルハ・マジョラル(同ボルフスブルク)とアタッカーを増やしても全然、得点できないんだから困ったもんじゃないですか。 ▽結局、そのまま試合は1-0で終わり、U21ユーロはドイツの優勝で幕を閉じたとなれば、実際、大会MVPに選ばれ、トロフィーとポーズさせられたセバージョスも少しも嬉しそうじゃありませんでしたしね。計5得点で大会得点王となったサウールなど、ゴールデンブーツを受け取るのを忘れてしまい、チームバスに乗っているところをわざわざ、中まで取りに行かされたなんて逸話も。これにはさすがにアトレティコも可哀想に思ったから、クラクフからバラハス空港に到着した翌朝、サウールの2026年までの契約延長を発表する気の遣いようでしたが、同時に契約破棄金額も8000万ユーロ(約103億円)から1億5000万ユーロ(193億円)とアップ。 ▽先日、一足早く延長のサインしたコケと同額になった当人は、クラブのオフィシャルサイトに上がったビデオで「Estoy muy contento porque en el Atleti somos una familia y no hay un sitio mejor en el que pueda estar/エストイ・ムイ・コンテントー・ポルケ・エン・エル・アトレティ・ソモス・ウナ・ファミリア・イ・ノー・アイ・ウン・シティオ・メホール・エン・エル・ケ・プエダ・エスタル(アトレティコは家族だし、自分がいられるこれ以上の場所はないから満足だよ)」と言っていましたが、2013年のU21ユーロ優勝チームの一員だったカンテラーノ(アトレティコB出身の選手)の先輩とタイトルでも肩を並べられなかったのは、ちょっと後悔が残るところかと。 ▽まあ、サウールの場合はこの大会を最後にU21から卒業する11人の1人で、GKケパ(アスレティック)、アセンシオ、ベジェリン(アーセナル)、デウロフェウ(決勝当日にバルサがエバートンから買戻しオプションを行使)らと共にA代表でもロペテギ監督のお覚えめでたいメンバーでもあることから、このリベンジは来年のW杯で果たせるかもしれませんけどね。できれば、その前にアトレティコで何かタイトルを獲れるよう、丁度、1日からはオフィシャルショップの看板も新しい紋章に衣替え。すでに物議を醸している新ユニフォームはまだ発売されていませんが、ワンダ・メトロポリターノにホームが移転する今季はツキが変わってくれるといいんですが。 ▽おかげで翌土曜は私もお祝いすることがなくなったため、丁度始まったrebaja(レバッハ/セール)巡りを兼ねて、ワールド・プライド2017(LGBTの権利を主張するフェスティバル)の最終日で賑うセントロ(市内中央部)を散策。主義主張を表明したい人々もきっといるんでしょうが、観光客も含め、コスプレやボテジョン(広場など屋外でやる酒盛り)のいい口実になっていたような。何せ、あのロエベのショーウィンドウまでがレインボーカラー(多様性を示すゲイ・プライド運動の象徴)でデコレーションされていましたからね。フィエスタの中心となるチュエカ地区に入る道では必ず警官が荷物チェック、グラン・ビア(市内中心の大通り)も全面通行止めにして、中央には鉄柵を並べている辺り、テロ対策も近頃は大規模にやっているんだなという感じでしたが、まあご時世柄、それも仕方ないのかも。 ▽そんなことはともかく、サッカーの話を続けると、日曜にあったコンフェデ3位決定戦ではポルトガルが後半アディショナルタイム、マドリーとの契約が終わっても、奇跡のremontada(レモンターダ/逆転劇)魂は持っていくつもりのペペのゴールでメキシコと同点に。延長戦では前半、アドリエン・シウバ(スポルティングCP)がリベンジPKに成功し、2-1で勝利。双子が生まれたばかりというのを理由に、クリスチアーノ・ロナウドのチーム離脱を認めたフェルナンド・サントス監督を安心させることになりましたが、マドリッドに一旦、戻ったはずの当人からは今もSNSでの写真以外、何の音沙汰もないため、移籍したいのか、チームに残留するのかの結論はまだ出ていません。 ▽うーん、この調子だと、31日にロナウドが脱税容疑でマドリッドの裁判所に出廷した後、ロスアンジェルでキャンプ中のチームに合流するまで、白黒つかない気もしますが、それに応じて、早々にリヨン行きが決まったマリアーノはともかく、モラタやハメス・ロドリゲスの移籍を許可するかどうか、ムバッペ(モナコ)やセバージョスを獲得すべきなのかどうか、クラブの方針も変ってきますからねえ。できれば、早めに答えを出してもらいたいところですが、さて。そうそう、ジダン監督の長男で昨季はたまにベンチに入っていたエンソはアラベスへのレンタル移籍が決定。U21ユーロで実力を示したマルコス・ジョレンテやバジェホのように外のクラブで修業して、トップチーム入りを勝ち取れということのようです。 ▽そしてコンフェデ決勝はドイツがマルセロ・ディアス(セルタ)のミスを利用、バーナーが奪ったボールをシュティンドルが決めて奪った1点で、アレクシス・サンチェス(アーセナル)やアルトゥロ・ビダル(バイエルン)のいるチリに0-1と勝利して優勝。もうBチームとCチームでdoblete(ドブレテ/ダブル優勝のこと)なんてこと、あっていい? どうもこのまま行くと、来年のW杯でスペインが復権するのは難しいように思えてしまうんですが、まあ、それはかなり先の話。来週の月曜にはマドリッドの弟分、レガネスも始動しますし、昇格プレーオフで国内では誰より、長く戦った末、1部Uターンを果たしたヘタフェも17日には練習を始めるため、私もそれまでに英気を養っておかないといけませんね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2017.07.04 12:00 Tue
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