古巣セビージャの試合を解説した新潟FW指宿洋史「今季のセビージャは面白い」、リーガで日本人が成功する秘訣も語る
2017.01.19 22:30 Thu
▽リーガ・エスパニョーラを放送するWOWOWが、今シーズンも「現役Jリーガー解説」を実施した。
◆FW指宿洋史(アルビレックス新潟)
──解説お疲れ様でした。今回担当されたのは古巣でもあるセビージャの試合でしたが印象はいかがですか
「渋い試合になったなというのが率直な印象ですかね。お互い前からプレッシャーをかけていたので、お互いがお互いの良さを打ち消していた戦いでした。結果だけ見てみると、セビージャとしてはアウェイでしたし、戦い方としてはホームとは違います。それはそれで結果がしっかりとついてきたので、良かったと思います」
──現在も普段からリーガ・エスパニョーラは観られていますか
「シーズン中はなかなか自分のことでいっぱい、いっぱいですが、オフ期間などは観たりしています」
──現在のセビージャには当時一緒にやられていた選手などはいますか
「ほとんどいないですね。GKのセルヒオ・リコ選手が一緒にやっていましたが、彼ぐらいですかね」
「もちろんフォーメーションも違います。当時は4-4-2でやっていて、ヘスス・ナバスとかペロッティとか、サイドに典型的なドリブラーがいました。そして、中にはネグレド、カヌーテ、僕が行く少し前にはルイス・ファビアーノが居た時代ですね。あとは、ディエゴ・カペルとか。その時代に比べたら、大分変わりました」
「今シーズンのセビージャは面白いですね。監督の狙いというか、相手としたら非常にやりにくいチームになっているなと思います。試合によって戦い方も変わりますが、それでも結果がついてきています。単純にすごいなと思いますね」
「試合ごとにやり方を変えると自分たちのスタイルが分からなくなるので、難しいと思いますし、選手も戸惑いが生まれると思います。それでも結果を残しているというところは凄いと思います」
◆リーガで苦しむ日本人の要因は「戦術の理解度とハードワーク」
「単純に頑張ってもらいたいです。上手いですし、できると思います。ただ、セビージャは今非常に調子が良いので、難しいのも事実だと思います。頑張ってもらいたいなと思います」
──リーガ・エスパニョーラで日本人選手があまり活躍できないということがこれまでもありましたが、そこも含めて期待ということですかね
「もちろんですね。それはやってもらいたいです」
──リーガ・エスパニョーラで日本人選手が成功できない難しさはどこにあると思われますか
「一概に何がというと難しいですが、まずは戦術の理解度というのが非常に必要になるリーグだと思います。あとは、ハードワークを非常に求められるところですね。ボールを持っていないところでのハードワークが、実は求められているリーグなのかなと思います」
「日本人選手というのは、上手い選手は多いですし、ボールを持った時に何かができる選手というのは多いと思います。じゃあ、ボールを持っていないときにどれだけハードワークするかというところが非常に求められています。そこに戦術の理解度、そして言葉の壁もあります。そこに難しさがあるのかなと思います」
──実際にスペインでプレーされて感じた難しさなどはありますか
「僕の場合は、色々な戦術の基盤などを柏レイソルのユース時代に植え付けられていたことと、若い時に行ったので、慣れることは早かったと思います。スポンジ状態だったので、全てを受け入れることができました」
──今シーズンのリーガはどのように観られていますか
「分からないですね(笑)。マドリッドが強いなという印象と、バルサには頑張って欲しいんですが、徐々に綻びが見え始めているかなという感じがしています。元々どちらが好きかと言われれば若干バルサが好きなので、悲しくもあります。ただ、変換期として良いタイミングなのかなとも思います。もう少しバルサが頑張ってくれないとリーグも楽しくなくなるかなと思います」
──セビージャがそこに絡んでくると面白いですね
「そうですね。ぜひ絡んでいただきたいと思います」
──現在ヨーロッパでプレーする選手で気になる選手などはいますか
「自分と一緒にやっていた選手の動向は気になりますね。僕と一緒にやっていた選手は何人か活躍しているので、そこは注目しています」
◆今シーズンは「1点でも多く獲る」
「悔しいシーズンでした。自分自身も結果が出ず、チームとしても結果が出せなかったです。ただ、J1に残留できてもう1年チャンスがあるというのは、幸運なことだと思います。ただ、悔しかったです」
──今シーズンはどのようなシーズンにしたいですか
「まずは1試合でも多く勝ちたいですし、僕は1点でも多く獲りたいです。本当にそれだけですね。去年の結果を超えなかったら降格しかないので、そういった意味では去年を超えたいです」
──チームの先には日本代表という目標もあると思いますが
「チームで活躍して、チームでスタメンを取って、チームが勝つ。自分が点を獲ってチームが勝つというのが第一の目標です。代表については、後からついてくることだと思いますので、まずはチームに集中してやっていきたいです」
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▽1月8日に行われたレアル・ソシエダvsセビージャでは、かつてセビージャでプレーしたアルビレックス新潟のFW指宿洋史選手が解説を担当。超ワールドサッカーでは、放送終了後に指宿選手にインタビューを実施。セビージャや今シーズンのリーガ・エスパニョーラについて、そしてアルビレックス新潟でのプレーについてお聞きした。(インタビューは1月8日に実施)──解説お疲れ様でした。今回担当されたのは古巣でもあるセビージャの試合でしたが印象はいかがですか
「渋い試合になったなというのが率直な印象ですかね。お互い前からプレッシャーをかけていたので、お互いがお互いの良さを打ち消していた戦いでした。結果だけ見てみると、セビージャとしてはアウェイでしたし、戦い方としてはホームとは違います。それはそれで結果がしっかりとついてきたので、良かったと思います」
──現在も普段からリーガ・エスパニョーラは観られていますか
「シーズン中はなかなか自分のことでいっぱい、いっぱいですが、オフ期間などは観たりしています」
──現在のセビージャには当時一緒にやられていた選手などはいますか
「ほとんどいないですね。GKのセルヒオ・リコ選手が一緒にやっていましたが、彼ぐらいですかね」
──当時とは監督や選手が違いますが、当時と比べて今のセビージャの印象はいかがですか
「もちろんフォーメーションも違います。当時は4-4-2でやっていて、ヘスス・ナバスとかペロッティとか、サイドに典型的なドリブラーがいました。そして、中にはネグレド、カヌーテ、僕が行く少し前にはルイス・ファビアーノが居た時代ですね。あとは、ディエゴ・カペルとか。その時代に比べたら、大分変わりました」
「今シーズンのセビージャは面白いですね。監督の狙いというか、相手としたら非常にやりにくいチームになっているなと思います。試合によって戦い方も変わりますが、それでも結果がついてきています。単純にすごいなと思いますね」
「試合ごとにやり方を変えると自分たちのスタイルが分からなくなるので、難しいと思いますし、選手も戸惑いが生まれると思います。それでも結果を残しているというところは凄いと思います」
◆リーガで苦しむ日本人の要因は「戦術の理解度とハードワーク」
(C)CWS Brains,LTD.
──U-22日本代表で一緒にプレーしたMF清武弘嗣選手が在籍していますが、どのような印象でしょうか「単純に頑張ってもらいたいです。上手いですし、できると思います。ただ、セビージャは今非常に調子が良いので、難しいのも事実だと思います。頑張ってもらいたいなと思います」
──リーガ・エスパニョーラで日本人選手があまり活躍できないということがこれまでもありましたが、そこも含めて期待ということですかね
「もちろんですね。それはやってもらいたいです」
──リーガ・エスパニョーラで日本人選手が成功できない難しさはどこにあると思われますか
「一概に何がというと難しいですが、まずは戦術の理解度というのが非常に必要になるリーグだと思います。あとは、ハードワークを非常に求められるところですね。ボールを持っていないところでのハードワークが、実は求められているリーグなのかなと思います」
「日本人選手というのは、上手い選手は多いですし、ボールを持った時に何かができる選手というのは多いと思います。じゃあ、ボールを持っていないときにどれだけハードワークするかというところが非常に求められています。そこに戦術の理解度、そして言葉の壁もあります。そこに難しさがあるのかなと思います」
──実際にスペインでプレーされて感じた難しさなどはありますか
「僕の場合は、色々な戦術の基盤などを柏レイソルのユース時代に植え付けられていたことと、若い時に行ったので、慣れることは早かったと思います。スポンジ状態だったので、全てを受け入れることができました」
──今シーズンのリーガはどのように観られていますか
「分からないですね(笑)。マドリッドが強いなという印象と、バルサには頑張って欲しいんですが、徐々に綻びが見え始めているかなという感じがしています。元々どちらが好きかと言われれば若干バルサが好きなので、悲しくもあります。ただ、変換期として良いタイミングなのかなとも思います。もう少しバルサが頑張ってくれないとリーグも楽しくなくなるかなと思います」
──セビージャがそこに絡んでくると面白いですね
「そうですね。ぜひ絡んでいただきたいと思います」
──現在ヨーロッパでプレーする選手で気になる選手などはいますか
「自分と一緒にやっていた選手の動向は気になりますね。僕と一緒にやっていた選手は何人か活躍しているので、そこは注目しています」
◆今シーズンは「1点でも多く獲る」
Getty Images
──話題を指宿選手のことに変えましょう。昨シーズンは難しいシーズンを過ごされたかと思いますが、改めて振り返ってみていかがですか「悔しいシーズンでした。自分自身も結果が出ず、チームとしても結果が出せなかったです。ただ、J1に残留できてもう1年チャンスがあるというのは、幸運なことだと思います。ただ、悔しかったです」
──今シーズンはどのようなシーズンにしたいですか
「まずは1試合でも多く勝ちたいですし、僕は1点でも多く獲りたいです。本当にそれだけですね。去年の結果を超えなかったら降格しかないので、そういった意味では去年を超えたいです」
──チームの先には日本代表という目標もあると思いますが
「チームで活躍して、チームでスタメンを取って、チームが勝つ。自分が点を獲ってチームが勝つというのが第一の目標です。代表については、後からついてくることだと思いますので、まずはチームに集中してやっていきたいです」
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