新加入ヨヨの劇的弾でセビージャがマドリーの無敗記録をストップ! S・ラモス“恩返し弾”のマドリーは41戦ぶり黒星…《リーガエスパニョーラ》
2017.01.16 07:03 Mon
▽リーガエスパニョーラ第18節、セビージャvsレアル・マドリーのリーガ頂上決戦が15日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが2-1で勝利した。セビージャのMF清武弘嗣はベンチ外となった。
▽一方、開幕から唯一無敗を継続し、現在リーグ2連勝中のレアル・マドリー(勝ち点40)は、2017年初戦となったグラナダ戦を5-0の大勝で飾り、新年に入ってもその勢いに衰えなし。また、前述のコパ2ndレグでは、ベンゼマの劇的同点弾でドローに持ち込み、スペイン新記録の公式戦40戦無敗を樹立した。今回の頂上決戦に向けてジダン監督は、エースのクリスティアーノ・ロナウドら温存した主力を復帰させ、セビージャ対策の[3-5-2]の見慣れない布陣を採用した。
▽互いに相手の立ち位置や動きをチェックする様子見の入りとなった中、中盤での数的優位を生かしてきっちり相手のパスコースを切って、セビージャお得意のパスワークを封じたアウェイのマドリーが主導権を握る。
▽マドリーはモドリッチを起点にシンプルにボールを繋ぎながら、ベンゼマとC・ロナウドのコンビネーションでゴールを目指す。27分にはクロースのパスを受けたC・ロナウドがシュートを放つが、これはGKセルヒオ・リコに難なくセーブされた。
▽前半終盤にかけてオープンな展開が続く中、ボールを保持して押し込むセビージャが、ナスリやフランコ・バスケスのシュートでGKケイロル・ナバスを脅かせば、マドリーも40分に左に流れたベンゼマの折り返しをゴール前のC・ロナウドが右足で合わせるが、このシュートは枠を捉えきれず。注目のリーガ頂上戦はゴールレスで後半へと折り返した。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。前半半ばからの勢いを生かすセビージャは、54分にボックス右でフランコ・バスケスのパスに抜け出したイェデルがシュートを放つが、ここはGKケイロル・ナバスの好守に遭う。この直後の56分にはボックス右でボールを奪い返したC・ロナウドがシュートを放つが、GKセルヒオ・リコに阻まれた。続く63分には相手のミスからゴール前でベンゼマに絶好機も、ここはシュートをふかしてしまった。
▽その後も拮抗した展開が続くが、思わぬ形から試合の均衡が破れる。67分、カウンターから相手陣内をドリブルで持ち込んだカルバハルがボックス内でGKセルヒオ・リコと交錯。この場面でセルヒオ・リコは先にボールを触っていたものの、主審はマドリーにPKを与えた。これを名手C・ロナウドがゴール左隅に決め、アウェイチームが先制に成功した。
▽微妙な判定でリードを奪われたセビージャは、失点直後にフランコ・バスケスを下げてこれがリーガデビューとなるヨベティッチを投入。さらに77分にはイボーラを下げてサラビアをピッチに送り出し、イェデルとヨベティッチが2トップを組む[4-4-2]に布陣を変更。対するマドリーは75分、疲れの見えたクロースを下げてコバチッチをトップ下に投入し、[3-4-1-2]に布陣を変更した。
▽ホームで負けられないセビージャはリスクを冒して前に出ると、85分にこちらも意外な形で同点に追いつく。相手陣内右サイドで得たFKの場面でサラビアがゴール方向に向けたクロスを入れると、ニアサイドでイェデルと競ったセルヒオ・ラモスのオウンゴールを誘った。
▽直近のコパでセビジスタを挑発し、物議を醸したセルヒオ・ラモスの“恩返し弾”に沸くサンチェス・ピスファンの熱狂的な雰囲気に後押しされたセビージャは、試合終了間際の後半アディショナルタイムに劇的逆転ゴールを奪う。92分、相手のスローインの場面でベンゼマのボールロストを誘うと、左サイドから中央にドリブルで持ち込んだヨベティッチがボックス手前で右足を一閃。GKケイロル・ナバスが懸命に伸ばした腕を弾いたボールがゴール右隅に吸い込まれた。
▽そして、試合はこのままタイムアップ。今冬にインテルから加入したヨベティッチのコパ・デル・レイ2ndレグに続く2試合連続デビュー弾で劇的逆転勝利を収めたセビージャが、リーガ頂上決戦を制して4連勝を飾った。一方、昨年4月7日のチャンピオンズリーグ、ヴォルフスブルク戦以来となる黒星を喫したマドリーの公式戦無敗記録が「40」でストップした。
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▽リーガ3連勝で2位に浮上したセビージャ(勝ち点36)は、前節好調のソシエダとの上位対決をFWイェデルのハットトリックの活躍などで4-0の快勝。迎えた今節は、直近のコパ・デル・レイ5回戦で敗れたマドリーとのリベンジマッチに臨んだ。3-3のドローに終わったコパ2ndレグから先発7人を変更。フランコ・バスケスやエンゾンジ、パレハら主力が復帰。清武はベンチ外となった。▽互いに相手の立ち位置や動きをチェックする様子見の入りとなった中、中盤での数的優位を生かしてきっちり相手のパスコースを切って、セビージャお得意のパスワークを封じたアウェイのマドリーが主導権を握る。
▽マドリーはモドリッチを起点にシンプルにボールを繋ぎながら、ベンゼマとC・ロナウドのコンビネーションでゴールを目指す。27分にはクロースのパスを受けたC・ロナウドがシュートを放つが、これはGKセルヒオ・リコに難なくセーブされた。
▽一方、ビルドアップの場面で苦戦を強いられたセビージャだったが、時間の経過と共に相手のウイングバックが上がったスペースを狙うマリアーノやビトロの持ち上がりを起点に相手陣内深くまで侵攻。また、左サイドに張るビトロを除いてイェデル、ナスリ、フランコ・バスケスの3人のアタッカーと、ピボーテの一角が積極的にバイタルエリアのスペースを突く形で良い形を作り出した。
▽前半終盤にかけてオープンな展開が続く中、ボールを保持して押し込むセビージャが、ナスリやフランコ・バスケスのシュートでGKケイロル・ナバスを脅かせば、マドリーも40分に左に流れたベンゼマの折り返しをゴール前のC・ロナウドが右足で合わせるが、このシュートは枠を捉えきれず。注目のリーガ頂上戦はゴールレスで後半へと折り返した。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。前半半ばからの勢いを生かすセビージャは、54分にボックス右でフランコ・バスケスのパスに抜け出したイェデルがシュートを放つが、ここはGKケイロル・ナバスの好守に遭う。この直後の56分にはボックス右でボールを奪い返したC・ロナウドがシュートを放つが、GKセルヒオ・リコに阻まれた。続く63分には相手のミスからゴール前でベンゼマに絶好機も、ここはシュートをふかしてしまった。
▽その後も拮抗した展開が続くが、思わぬ形から試合の均衡が破れる。67分、カウンターから相手陣内をドリブルで持ち込んだカルバハルがボックス内でGKセルヒオ・リコと交錯。この場面でセルヒオ・リコは先にボールを触っていたものの、主審はマドリーにPKを与えた。これを名手C・ロナウドがゴール左隅に決め、アウェイチームが先制に成功した。
▽微妙な判定でリードを奪われたセビージャは、失点直後にフランコ・バスケスを下げてこれがリーガデビューとなるヨベティッチを投入。さらに77分にはイボーラを下げてサラビアをピッチに送り出し、イェデルとヨベティッチが2トップを組む[4-4-2]に布陣を変更。対するマドリーは75分、疲れの見えたクロースを下げてコバチッチをトップ下に投入し、[3-4-1-2]に布陣を変更した。
▽ホームで負けられないセビージャはリスクを冒して前に出ると、85分にこちらも意外な形で同点に追いつく。相手陣内右サイドで得たFKの場面でサラビアがゴール方向に向けたクロスを入れると、ニアサイドでイェデルと競ったセルヒオ・ラモスのオウンゴールを誘った。
▽直近のコパでセビジスタを挑発し、物議を醸したセルヒオ・ラモスの“恩返し弾”に沸くサンチェス・ピスファンの熱狂的な雰囲気に後押しされたセビージャは、試合終了間際の後半アディショナルタイムに劇的逆転ゴールを奪う。92分、相手のスローインの場面でベンゼマのボールロストを誘うと、左サイドから中央にドリブルで持ち込んだヨベティッチがボックス手前で右足を一閃。GKケイロル・ナバスが懸命に伸ばした腕を弾いたボールがゴール右隅に吸い込まれた。
▽そして、試合はこのままタイムアップ。今冬にインテルから加入したヨベティッチのコパ・デル・レイ2ndレグに続く2試合連続デビュー弾で劇的逆転勝利を収めたセビージャが、リーガ頂上決戦を制して4連勝を飾った。一方、昨年4月7日のチャンピオンズリーグ、ヴォルフスブルク戦以来となる黒星を喫したマドリーの公式戦無敗記録が「40」でストップした。
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