アーセナルが終盤の猛攻で3点差追いつく劇的ドローも10人相手に勝ち切れず4位転落…《プレミアリーグ》
2017.01.04 06:57 Wed
▽プレミアリーグ第20節のボーンマスvsアーセナルが3日にバイタリティ・スタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。
▽戦前の予想に反して、ボーンマスが押し込む入りとなる。中2日と休養が1日多いコンディション面のアドバンテージを生かして球際で強さを見せるホームチームは、9分にスタニスラスのシュートでGKチェフを脅かすと、16分に先制点を奪う。
▽右サイドのスタニスラスが逆サイドで完全にフリーのダニエルズに絶妙なサイドチェンジを送ると、ボックス内に持ち込んだダニエルズが冷静にDFベジェリンを交し、ニアサイドに左足のシュートを突き刺した。この先制点で勢い付くボーンマスは、20分にも左サイドを抜け出したフレイザーが後方からジャカに突き飛ばされてPKを獲得。これをカラム・ウィルソンが冷静に流し込み、瞬く間に追加点を奪った。
▽中1日の影響が色濃く出たまずい入りからまさかの2失点を喫したアーセナルは、さらにアクシデントに見舞われる。ハムストリングを痛めたコクランがプレー続行不可能となり、28分にチェンバレンがスクランブル投入される。この交代でラムジーがセントラルMFにポジションを下げた。
▽早い時間帯に追いつきたいアーセナルは、後半キックオフ直後からリスクを冒して前に出る。だが、2点リードで余裕のあるボーンマスに割り切った守備をされ、なかなか中央のブロックをこじ開けられない。
▽一方、ロングカウンターから3点目を狙うボーンマスは、56分にクロスボールをGKチェフが弾いたこぼれをアーターが無人のゴールに向けてシュート。これはゴール前で避けようとした味方のウィルソンの腕に当たってしまい、ハンドを取られる。それでも、この試合再三狙っていたベジェリンサイドを攻略した、フレイザーがボックス左角度のないところからGKチェフを手玉に取るフィニッシュでファーポストに流し込み、58分に試合を決定付ける3点目を奪った。
▽為す術なく3失点目を許し、最悪の状況となったアーセナルは、64分にイウォビに代えてL・ペレス、さらにコンディション不良かコシエルニーを下げて同じセンターバックのガブリエウを同時投入し、30分近くを残して交代枠を使い切った。
▽すると、この交代で勢いを取り戻したアーセナルは、70分に右サイドからのクロスをジルーが頭で流したボールをゴール前に飛び込んだサンチェスが頭で押し込み、1点を返す。さらに75分にはボックス中央でクサビを受けたジルーのワンタッチの浮き球パスに反応したL・ペレスが見事なボレーシュートを右隅に突き刺し、点差を1点に縮めた。
▽この2点目で試合の雰囲気が一変すると、82分にはラムジーへの危険なタックルでボーンマスの主将DFフランシスにレッドカードが掲示され、試合終盤にかけてアーセナルに追い風が吹く。
▽数的優位を手にして完全に相手を押し込むアーセナルは、6分が与えられた後半アディショナルタイムに劇的同点ゴールを奪う。ジャカの浮き球クロスに反応したジルーが相手DFに競り勝ったヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれた。
▽その後、互いに決定機もあったものの、アーターの至近距離からのシュートをGKチェフがビッグセーブで防ぐなど、試合は3-3のままタイムアップ。試合序盤と試合終盤で主役が大きく入れ替わった白熱の一戦は、痛み分けのドローに終わった。0-3の絶望的な状況から勝ち点1を拾ったアーセナルだが、前日勝利したマンチェスター・シティに抜かれて4位転落。優勝争いのことを考えれば、痛恨のドローと言えるだろう。
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▽2017年元日に行われたクリスタル・パレスとのダービーをジルーの芸術スコーピオン弾などで快勝したアーセナルは、リーグ2連勝で3位に浮上した。中1日で行われた10位ボーンマスとのアウェイゲームに向けては、先発3人を変更。負傷明けのムスタフィが復帰し、アフリカ・ネイションズカップ出場のため離脱したエルネニーに代わってコクラン、ルーカス・ペレスに代わってラムジーが先発に入った。風邪のエジルは引き続きベンチ外となった。▽右サイドのスタニスラスが逆サイドで完全にフリーのダニエルズに絶妙なサイドチェンジを送ると、ボックス内に持ち込んだダニエルズが冷静にDFベジェリンを交し、ニアサイドに左足のシュートを突き刺した。この先制点で勢い付くボーンマスは、20分にも左サイドを抜け出したフレイザーが後方からジャカに突き飛ばされてPKを獲得。これをカラム・ウィルソンが冷静に流し込み、瞬く間に追加点を奪った。
▽中1日の影響が色濃く出たまずい入りからまさかの2失点を喫したアーセナルは、さらにアクシデントに見舞われる。ハムストリングを痛めたコクランがプレー続行不可能となり、28分にチェンバレンがスクランブル投入される。この交代でラムジーがセントラルMFにポジションを下げた。
▽何とか前半のうちに点差を詰めたいアーセナルは、前がかって攻勢に出る。だが、ジルーの空中戦、サンチェスやイウォビの突破も機能しない。逆に、悪いボールの失い方からカウンターを浴びては再三のピンチを招く。だが、負傷明けのムスタフィらが身体を張って3失点目を防ぎ、後半45分に望みを繋いだ。
▽早い時間帯に追いつきたいアーセナルは、後半キックオフ直後からリスクを冒して前に出る。だが、2点リードで余裕のあるボーンマスに割り切った守備をされ、なかなか中央のブロックをこじ開けられない。
▽一方、ロングカウンターから3点目を狙うボーンマスは、56分にクロスボールをGKチェフが弾いたこぼれをアーターが無人のゴールに向けてシュート。これはゴール前で避けようとした味方のウィルソンの腕に当たってしまい、ハンドを取られる。それでも、この試合再三狙っていたベジェリンサイドを攻略した、フレイザーがボックス左角度のないところからGKチェフを手玉に取るフィニッシュでファーポストに流し込み、58分に試合を決定付ける3点目を奪った。
▽為す術なく3失点目を許し、最悪の状況となったアーセナルは、64分にイウォビに代えてL・ペレス、さらにコンディション不良かコシエルニーを下げて同じセンターバックのガブリエウを同時投入し、30分近くを残して交代枠を使い切った。
▽すると、この交代で勢いを取り戻したアーセナルは、70分に右サイドからのクロスをジルーが頭で流したボールをゴール前に飛び込んだサンチェスが頭で押し込み、1点を返す。さらに75分にはボックス中央でクサビを受けたジルーのワンタッチの浮き球パスに反応したL・ペレスが見事なボレーシュートを右隅に突き刺し、点差を1点に縮めた。
▽この2点目で試合の雰囲気が一変すると、82分にはラムジーへの危険なタックルでボーンマスの主将DFフランシスにレッドカードが掲示され、試合終盤にかけてアーセナルに追い風が吹く。
▽数的優位を手にして完全に相手を押し込むアーセナルは、6分が与えられた後半アディショナルタイムに劇的同点ゴールを奪う。ジャカの浮き球クロスに反応したジルーが相手DFに競り勝ったヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれた。
▽その後、互いに決定機もあったものの、アーターの至近距離からのシュートをGKチェフがビッグセーブで防ぐなど、試合は3-3のままタイムアップ。試合序盤と試合終盤で主役が大きく入れ替わった白熱の一戦は、痛み分けのドローに終わった。0-3の絶望的な状況から勝ち点1を拾ったアーセナルだが、前日勝利したマンチェスター・シティに抜かれて4位転落。優勝争いのことを考えれば、痛恨のドローと言えるだろう。
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