【天皇杯プレビュー】19冠目か初戴冠か…頂点を懸けた元日決戦!《鹿島vs川崎F》
2017.01.01 09:00 Sun
▽1月1日、天皇杯決勝が行われる。56年ぶりに大阪で開催される決勝では、鹿島アントラーズと川崎フロンターレが対戦する。
▽2016シーズンの明治安田生命J1リーグ王者、そして先日行われたクラブ・ワールドカップでは欧州王者のレアル・マドリーを追い詰め準優勝の成績を残した鹿島。6年ぶり5度目の戴冠を目指して元日決戦に臨む。一方の川崎Fは、クラブ史上初の決勝進出。届きそうで届かなかったタイトルへあと一歩のところまで迫った。悲願の初タイトルを手に掴むことはできるのか。
◆チャンピオンシップ準決勝の再戦
▽両者の最後の対戦は約1カ月前のチャンピオンシップ準決勝。等々力陸上競技場で行われた一戦は、FW金崎夢生のゴールで鹿島が0-1で勝利を収めた。川崎Fは1stステージでも鹿島に抜かれ2位に終わり、1stステージ優勝を逃した。年間勝ち点2位でチャンピオンシップに望んだが、準決勝で初タイトルの夢は潰えた。一方、川崎Fを下して勝ち上がった鹿島はJリーグ王者に輝いた。1stステージでも優勝、2ndステージは低迷したが、しっかりとタイトルを勝ち取った。
◆タイトルへの想いを持つ両チーム
▽国内19冠目を目指す鹿島、そして初タイトルを目指す川崎F。タイトルの数こそ大きな差をつけられているが、その想いの大きさには差がないはずだ。今シーズン、Jリーグのタイトルを獲り18個目のタイトルを手にした鹿島。しかし、クラブ・ワールドカップでは目の前に迫ったタイトルを逃した。それだけに、天皇杯への想いは強いはず。常勝軍団として名を馳せる鹿島として、あと一歩の所でタイトルを逃すほど悔しいことはないだろう。
▽一方の川崎Fは、“シルバーコレクター”を脱却したい所。これまで、あと一歩の所まで迫るもタイトルを獲得することはなかった。鹿島の前に夢破れたチャンピオンシップもしかり。約1カ月前の借りを返すべく、手のかかったタイトルをしっかりと掴みたいところだ。“シルバーコレクター”返上のため、そして風間八宏体制での悲願のタイトル獲得まであと1勝だ。
◆対照的な準決勝
▽鹿島は、大阪の地で横浜F・マリノスと対戦。MF土居聖真、FW鈴木優磨のゴールで0-2と快勝。盤石の試合運びで決勝へと駒を進めた。一方の川崎Fは大宮アルディージャと対戦。リーグ戦5位の大宮との上位対決は、大宮が優勢に進める展開で進める。劣勢だった川崎Fだったが、85分にワンチャンスをものにした。CKからルーズボールを最後はDF谷口彰悟が蹴り込み0-1で辛勝した。
【1stステージ第5節】
4月2日(土)
川崎F 1-1 鹿島
【川崎F】
エウシーニョ(前36)
【鹿島】
カイオ(前27)
▽今シーズンの初対戦は1stステージの第5節。負傷離脱者が大量に出ていた川崎Fがホームに鹿島を迎えた。序盤から鹿島が川崎Fの攻撃をハイプレスで封じ込めると27分にクリアミスをカイオがダイレクトボレー。これが先制点となる。それでも36分にエウシーニョが同点弾。後半は互いに決め手を欠いて1-1のドローに終わった。
【2ndステージ第16節】
10月29日(土)
鹿島 0-1 川崎F
【川崎F】
森本貴幸(後20)
▽今シーズン2度目の対戦は序盤から互いに決め手を欠く低調な展開に。互いに相手ゴールへ迫るものの、決定力を欠いてしまう。すると65分、川崎Fがワンチャンス。エウシーニョのシュートのこぼれ球を森本が詰めて川崎Fが先制。結局コレが決勝点となり、川崎Fが勝利を収めた。
【チャンピオンシップ準決勝】
11月23日(土)
川崎F 0-1 鹿島
【鹿島】
金崎夢生(後5)
▽3度目の対戦は大事な大事な一戦となった。悲願のタイトルに向けた一発勝負の戦い。初タイトルを目指す川崎F、18冠目を目指す鹿島の対戦となった。引き分けでも勝ち上がれる川崎Fはリスクを負わない戦い方を選択した。しかし、時間の経過とともに鹿島の守備が機能。素早い切り替えで攻勢をかけると、50分に山本脩斗のクロスに金崎が頭で合わせて鹿島が先制。そのまま逃げ切り、決勝に進出した。
◆注目選手
【鹿島アントラーズ】
MF鈴木優磨
J1:31試合8得点
【川崎フロンターレ】
FW大久保嘉人
J1:33試合15得点
▽2016シーズンの明治安田生命J1リーグ王者、そして先日行われたクラブ・ワールドカップでは欧州王者のレアル・マドリーを追い詰め準優勝の成績を残した鹿島。6年ぶり5度目の戴冠を目指して元日決戦に臨む。一方の川崎Fは、クラブ史上初の決勝進出。届きそうで届かなかったタイトルへあと一歩のところまで迫った。悲願の初タイトルを手に掴むことはできるのか。
◆チャンピオンシップ準決勝の再戦
▽両者の最後の対戦は約1カ月前のチャンピオンシップ準決勝。等々力陸上競技場で行われた一戦は、FW金崎夢生のゴールで鹿島が0-1で勝利を収めた。川崎Fは1stステージでも鹿島に抜かれ2位に終わり、1stステージ優勝を逃した。年間勝ち点2位でチャンピオンシップに望んだが、準決勝で初タイトルの夢は潰えた。一方、川崎Fを下して勝ち上がった鹿島はJリーグ王者に輝いた。1stステージでも優勝、2ndステージは低迷したが、しっかりとタイトルを勝ち取った。
▽国内19冠目を目指す鹿島、そして初タイトルを目指す川崎F。タイトルの数こそ大きな差をつけられているが、その想いの大きさには差がないはずだ。今シーズン、Jリーグのタイトルを獲り18個目のタイトルを手にした鹿島。しかし、クラブ・ワールドカップでは目の前に迫ったタイトルを逃した。それだけに、天皇杯への想いは強いはず。常勝軍団として名を馳せる鹿島として、あと一歩の所でタイトルを逃すほど悔しいことはないだろう。
▽一方の川崎Fは、“シルバーコレクター”を脱却したい所。これまで、あと一歩の所まで迫るもタイトルを獲得することはなかった。鹿島の前に夢破れたチャンピオンシップもしかり。約1カ月前の借りを返すべく、手のかかったタイトルをしっかりと掴みたいところだ。“シルバーコレクター”返上のため、そして風間八宏体制での悲願のタイトル獲得まであと1勝だ。
◆対照的な準決勝
▽鹿島は、大阪の地で横浜F・マリノスと対戦。MF土居聖真、FW鈴木優磨のゴールで0-2と快勝。盤石の試合運びで決勝へと駒を進めた。一方の川崎Fは大宮アルディージャと対戦。リーグ戦5位の大宮との上位対決は、大宮が優勢に進める展開で進める。劣勢だった川崎Fだったが、85分にワンチャンスをものにした。CKからルーズボールを最後はDF谷口彰悟が蹴り込み0-1で辛勝した。
◆今シーズンの対戦結果
【1stステージ第5節】
4月2日(土)
川崎F 1-1 鹿島
【川崎F】
エウシーニョ(前36)
【鹿島】
カイオ(前27)
▽今シーズンの初対戦は1stステージの第5節。負傷離脱者が大量に出ていた川崎Fがホームに鹿島を迎えた。序盤から鹿島が川崎Fの攻撃をハイプレスで封じ込めると27分にクリアミスをカイオがダイレクトボレー。これが先制点となる。それでも36分にエウシーニョが同点弾。後半は互いに決め手を欠いて1-1のドローに終わった。
【2ndステージ第16節】
10月29日(土)
鹿島 0-1 川崎F
【川崎F】
森本貴幸(後20)
▽今シーズン2度目の対戦は序盤から互いに決め手を欠く低調な展開に。互いに相手ゴールへ迫るものの、決定力を欠いてしまう。すると65分、川崎Fがワンチャンス。エウシーニョのシュートのこぼれ球を森本が詰めて川崎Fが先制。結局コレが決勝点となり、川崎Fが勝利を収めた。
【チャンピオンシップ準決勝】
11月23日(土)
川崎F 0-1 鹿島
【鹿島】
金崎夢生(後5)
▽3度目の対戦は大事な大事な一戦となった。悲願のタイトルに向けた一発勝負の戦い。初タイトルを目指す川崎F、18冠目を目指す鹿島の対戦となった。引き分けでも勝ち上がれる川崎Fはリスクを負わない戦い方を選択した。しかし、時間の経過とともに鹿島の守備が機能。素早い切り替えで攻勢をかけると、50分に山本脩斗のクロスに金崎が頭で合わせて鹿島が先制。そのまま逃げ切り、決勝に進出した。
◆注目選手
【鹿島アントラーズ】
MF鈴木優磨
J1:31試合8得点
Getty Images
▽鹿島の注目選手は鈴木だ。今シーズンは途中出場がメインとなったが8得点を記録。天皇杯準決勝の横浜FM戦でも勝利を手繰り寄せるゴールを奪った。勝負強さという点で大きな結果を残した鈴木がチームに19冠目を呼び込むのか。エースFW金崎夢生が欠場する可能性も高く、鈴木の得点に期待がかかる。【川崎フロンターレ】
FW大久保嘉人
J1:33試合15得点
Getty Images
▽川崎Fの注目選手はラストマッチとなる大久保だ。これまで多くのゴールを記録し、川崎Fに数多くの勝ち点をもたらせた大久保。しかし、来シーズンの移籍を本人が明言しており、今シーズン限りで川崎Fを去るのは確実だ。それでもタイトルの獲得はなし。自身のゴールで初タイトルをもたらせ、天皇杯を置き土産にすることができるか。
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