チームとして2年連続の決勝に導いた新潟の辛島監督「火災で避難されている人たちを勇気付けられる試合ができた」《皇后杯》
2016.12.23 19:21 Fri
▽23日に味の素フィールド西が丘で皇后杯準決勝の日テレ・ベレーザvsアルビレックス新潟レディースが行われ、1-0で勝利した新潟が決勝進出を決めた。
▽試合後の会見に出席した新潟の辛島啓珠監督は、次のように試合を総括した。
◆辛島啓珠監督(アルビレックス新潟・レディース)
――試合を振り返って
「ベレーザ相手に勝利は嬉しい。また新潟県民としては、大規模火災で避難されている人たちも多い中、そういう方達を勇気付けられる試合ができたと思っている。ベレーザとやるので、どちらにしても守備に回るの時間が長くなると思っていた。実際にボールを奪えず、ゴール前に行くことはできてもシュートを打てない。ただ、決定的なチャンス許したが、ディフェンスが良く守って、前半を0-0で終えたのが勝因。先に点とられたら、その分力使わなければいけない」
「後半はベレーザが(前半から)来ている分緩むと思っていた。また、我々は風下から風上になるので、思い切りシュートを打とうと話していた。後半は前半と違い、セカンドボールが拾えるようになった。その流れで得点できて良かったと思う」
「また、こちらの得点の後に田中選手が下がってくれたことが大きなポイントだった。阪口選手が前に来てパワープレー気味になったが、田中選手の背後への走りは素晴らしいので、それが一つなくなったことで守りやすくなった。それでも阪口選手がターンしてシュートした場面があり、あれが入っていれば相手の策が成功だったのかなと。結果として逃げ切れて良かったし、選手の頑張りが素晴らしかった。それに尽きる」
「背後を一発でやられていた。前半もあったが、田中選手が籾木選手とのコンビネーションで、ギャップへ上手いタイミングとスピードを持って入ってくる。素晴らしい攻撃だと思っている。試合前にもそこは伝えたが、その部分が一番怖かった。我々はリトリートではなく、高い位置でブロック作るので裏が怖い。足元のコンビネーションは粘って体張れば防げると思っていた。なので、背後のケア。そこは怖かった」
――チームは4度目の決勝で優勝はないがトーナメントで強い印象だが
「なぜかはわからないですね。僕より彼女たちが歴史を積み重ねている。僕は良い状態でやらせたいと思っている。余計なこと言わずに気持ち良く送り出したい。その結果、負けてしまっても仕方がない。でも彼女たちの思いは強いのかなと思う」
――前半を無失点で終えた中でGKの好守がチームを救ったように感じたが
「福村は去年の中盤からレギュラーで、今年もリーグ戦の初めは試合に出ていた。若さゆえに、いろいろなミスもあり、最後の方はケガしてスタメン外れた。中断期間で小金丸とどちらを出そうか迷っていたが最後は彼女で行こうと決めて、この2試合のパフォーマンスがよく、乗っている印象がある。まだ21歳で今後のクラブにとっても大きいこと。あと最後の1試合しっかり頑張ってほしいなと思う」
▽試合後の会見に出席した新潟の辛島啓珠監督は、次のように試合を総括した。
――試合を振り返って
「ベレーザ相手に勝利は嬉しい。また新潟県民としては、大規模火災で避難されている人たちも多い中、そういう方達を勇気付けられる試合ができたと思っている。ベレーザとやるので、どちらにしても守備に回るの時間が長くなると思っていた。実際にボールを奪えず、ゴール前に行くことはできてもシュートを打てない。ただ、決定的なチャンス許したが、ディフェンスが良く守って、前半を0-0で終えたのが勝因。先に点とられたら、その分力使わなければいけない」
「後半はベレーザが(前半から)来ている分緩むと思っていた。また、我々は風下から風上になるので、思い切りシュートを打とうと話していた。後半は前半と違い、セカンドボールが拾えるようになった。その流れで得点できて良かったと思う」
「また、こちらの得点の後に田中選手が下がってくれたことが大きなポイントだった。阪口選手が前に来てパワープレー気味になったが、田中選手の背後への走りは素晴らしいので、それが一つなくなったことで守りやすくなった。それでも阪口選手がターンしてシュートした場面があり、あれが入っていれば相手の策が成功だったのかなと。結果として逃げ切れて良かったし、選手の頑張りが素晴らしかった。それに尽きる」
――リーグ戦で大敗していたが
「背後を一発でやられていた。前半もあったが、田中選手が籾木選手とのコンビネーションで、ギャップへ上手いタイミングとスピードを持って入ってくる。素晴らしい攻撃だと思っている。試合前にもそこは伝えたが、その部分が一番怖かった。我々はリトリートではなく、高い位置でブロック作るので裏が怖い。足元のコンビネーションは粘って体張れば防げると思っていた。なので、背後のケア。そこは怖かった」
――チームは4度目の決勝で優勝はないがトーナメントで強い印象だが
「なぜかはわからないですね。僕より彼女たちが歴史を積み重ねている。僕は良い状態でやらせたいと思っている。余計なこと言わずに気持ち良く送り出したい。その結果、負けてしまっても仕方がない。でも彼女たちの思いは強いのかなと思う」
――前半を無失点で終えた中でGKの好守がチームを救ったように感じたが
「福村は去年の中盤からレギュラーで、今年もリーグ戦の初めは試合に出ていた。若さゆえに、いろいろなミスもあり、最後の方はケガしてスタメン外れた。中断期間で小金丸とどちらを出そうか迷っていたが最後は彼女で行こうと決めて、この2試合のパフォーマンスがよく、乗っている印象がある。まだ21歳で今後のクラブにとっても大きいこと。あと最後の1試合しっかり頑張ってほしいなと思う」
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