ユベントスがローマとのセリエA頂上対決を制す! ホーム戦25連勝のクラブタイ記録に並ぶ《セリエA》

2016.12.18 06:43 Sun
Getty Images
▽セリエA第17節ユベントスvsローマが17日に行われ、1-0でユベントスが勝利した。
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▽前節は強力攻撃陣を擁するトリノとのダービーをイグアインのドッピエッタで逆転勝利した首位ユベントス(勝ち点39)は、今夏の移籍市場でローマ退団を決断したピャニッチが先発となった一方、ディバラが引き続きベンチスタートとなり、肩を脱臼していたバルザーリがベンチ入りした。
▽一方、2位ローマ(勝ち点35)は前節、PKを献上したもののナインゴラン弾でミランに順当勝ちし、ユベントスとの4ポイント差を維持。サラーとブルーノ・ペレスが早期復帰を果たしてベンチ入りし、スタメンには19歳ブラジル人MFジェルソンが大抜擢された。

▽球際での攻防が激しい頂上決戦に相応しい立ち上がりを経て、ユベントスが10分に最初の決定機を演出する。スローインの流れからボックス右に侵入したマンジュキッチの折り返しをイグアインがボレー。枠を捉えていたが、鋭いシュートはGKシュチェスニーの好守に阻まれた。

▽それでも14分、イグアインが強引にゴールをこじ開ける。デ・ロッシとの競り合いを制して突進したアルゼンチン代表FWは、マノラスのスライディングタックルをかわしてボックス中央から左足でシュート。左ポスト内側を掠めたシュートがゴールに吸い込まれた。
▽先制したユベントスは自陣に引きながらスペースを埋め、ターゲットのゼコにボールを入れさせない。そんな中24分にナインゴランにボックス左へ侵入されてシュートを許すも枠の左へ外れた。

▽引き続きボールを保持するローマは左サイドのペロッティを起点に打開を図るも、集中した守備を見せるユベントスを崩しきれない。そんな中41分、左CKの流れからマノラスがシュートに持ち込んだがDFのブロックに阻まれ、前半を1点ビハインドのまま終えた。

▽後半からジェルソンに代えてサラーを投入したローマに対し、ユベントスは50分にピャニッチが腰を捻ってプレー続行不可能となり、クアドラードとの交代を強いられる。

▽アクシデントに見舞われたユベントスだったが、球際での攻防で勝り、押し気味に試合を進めていく。流れをローマに渡さずに時間を消化する中、68分にリヒトシュタイナーに代えてバルザーリをそのまま右サイドバックに投入した。

▽すると、ユベントスは70分に決定機を演出。マンジュキッチの絶妙な落としを受けたボックス中央のストゥラーロがシュート。枠の左を狙ったが、GKシュチェスニーの鋭い反応によるファインセーブに阻まれた。

▽流れを掴めないローマは72分、デ・ロッシに代えてエル・シャーラウィを投入。ハイプレスをかけて分厚い攻めを見せていくと、77分にサラーのチャンスメークからボックス内のペロッティがシュート。しかし、威力を欠いたフィニッシュはGKブッフォンにセーブされた。

▽その後も猛攻に出るローマに対し、ユベントスはイグアインに代えてディバラを投入。83分にはそのディバラがミドルシュートでGKシュチェスニーを強襲する。その後、マノラスが太ももを痛めてブルーノ・ペレスとの交代を強いられたローマが引き続き猛攻に出る中、ユベントスは90分にマンジュキッチのヘッドでの落としを受けたボックス左のストゥラーロがシュート。決定的だったが、GKシュチェスニーのファインセーブに阻まれた。

▽それでもディバラが前線でうまく時間を使ったユベントスが1点のリードを保って逃げ切り。頂上決戦を制し、ローマとのポイント差を7に広げるとともに、セリエAでのホーム戦25連勝を飾ってクラブタイ記録に並んだ。

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