【質疑応答】村井満チェアマンがルヴァンカップの21歳以下先発規定やJリーグインターナショナルマッチウィーク設定について説明
2016.12.13 22:04 Tue
▽13日に行われたJFAハウスでの理事会後、Jリーグの村井満チェアマンがメディアに向けた記者会見に出席。2017シーズンのJリーグ各大会方式における変更点や試合のスケジュール、オフィシャルパートナー契約の件など理事会での議題についての説明を行った。
▽また、会見の前には、先日コロンビアで起きたチャーター機墜落事故で被害にあったシャペコエンセの元Jリーガー4名、MFクレーベル(柏レイソル)、MFチエゴ(京都サンガF.C.)、FWケンペス(セレッソ大阪/ジェフユナイテッド千葉)、MFアルトゥール・マイア(川崎フロンターレ)の他、カイオ・ジュニオール監督(ヴィッセル神戸)のJリーグでの活躍を記した映像の放映が行われた。この映像は協会、クラブ、ご遺族の方に渡すための映像であり、現在はまだ制作中。完成次第、直接訪問して手渡す予定とのことだ。また他の形での支援の方法についても現在検討中であり、直接訪問した際に協会やクラブとコミュニケーションをとることで、支援の方法を確認していきたいとの意向を示した。村井チェアマンの質疑応答は以下の通り。
◆村井満 Jリーグチェアマン
――スルガ銀行チャンピオンシップの開催について
「日程面については実施の方向で考えております。南米サッカー連盟を通じて日本サッカー協会が日程調整を行っている状況ですが、最終調整中の段階で事故が起こってしまいました。そのような状況なので、確定はしておりませんし、対戦相手についてもまた確定情報などは来ておりません。今はまだ話ができる状況ではないです」
――YBCルヴァンカップの21歳以下の選手を1名以上先発に含める(決勝を除く)規定について
「オリンピックチームを参加させたらどうかなどの案もありました。しかし、90分の試合をたくさんさせるというのが一番いいのではないかと思い、チームに入って3年目くらいの選手にチャンスを与えるということをベースにして、まずは21歳以下の選手にということではじめました。決勝を除くとなっておりますが、強化担当の皆さんと議論を重ねて、決勝の舞台では(21歳以下の選手たちが先発を)自ら勝ち取るものであり、そのチャンスは準決勝までに与えていますよねということでこの規定となりました」
――日本代表を取材する中でハリルホジッチ監督がよく『日程についてもっとこうしてほしい、こうするべきだというのは伝えている』と仰っているが年間スケジュール決定のプロセスに影響はあったか
「日程を議論するにあたって、カレンダーを眺めながら彼(ハリルホジッチ)と議論することはありませんでしたが、かねてから世界レベルでのタフなゲームをやっていくことでJリーグそのもののレベルアップにつながると思っていますし、そこはハリルホジッチ監督も同じ考えだと思います。理事会には西野(朗)さんも入っていますし、JFAからも3名の幹部が入っている中で一緒に議論してきましたので、根底のところは同意を得られていると認識しています」
「まだ決まってはいません。昨年初めて1000万人を超えました。今年はJ1、J2、J3それぞれのカテゴリーが数字を更新しました。来年度は10万人近くの方が訪れるチャンピオンシップがありませんので、環境変化や試合数そのものの変化もある中で、まだ具体的な目標設定をしているわけではありません」
――J2・J3 入れ替え戦の廃止について
「今までJ3からJ2に上がるクラブは1.5枠で1位が自動昇格。今回で言えば大分トリニータです。2位のチームはJ2のチームとの入れ替え戦をやってきましたが、J3のチーム数も増えてきていつまでも1.5枠だと一度落ちるとなかなか上がりにくいという声もあるので、クラブ数との兼ね合いで2.0としました。興行とかイベントという軸で考えていたわけではありません」
――ルヴァンカップの日程でノックアウトステージの準々決勝、準決勝では国際マッチと重複しているがその経緯は
「インターナショナルウィークにルヴァンカップが入っていないということに関しては、協会とは連携してカレンダーを作っております。その中でインターナショナルウィークは代表が活動する期間です。今年でいうA代表、U-23、U-19の三世代が活動する可能性があります。その期間でないとなかなか良いマッチメイクができないのが現状です。ご理解いただけたらなと思います」
「来シーズンに関してもA代表は公式試合もありますし、U-23はないですが、U-20がワールドカップに向けて活動することもあります。そういった関係でインターナショナルウィークの調整は協会と考えてきました。その中で、ルヴァンカップというものは、インターナショナルウィークに入れないでということで日程を組んでいて、ACLと同じ日程でやっていきましょうというのを原則にしています」
「その理由は、同じ試合間隔でJ1のチームが戦っていく、移動距離はACLとは比べ物になりませんが、同じ試合間隔で公平に戦っていこうということも狙いとしてあります。ただ、9月10月(準々決勝、準決勝)に関しましては、カレンダーの状況でインターナショナルウィークにルヴァンカップの準々決勝、準決勝を入れざるを得ないという状況なので、ここはチーム数も減るのでそのような活動をさせていただいております。そういった期間に関してはインターナショナルウィークでもあるので、近くの韓国や東南アジアで試合をした事例も今年はありました。そういうこともできる期間でもあるととらえております」
──サマーブレイク(J1第18節、第19節の間の7月15日~23日)に関しては正式な名称はあるのか
「そうですよね(笑)。ブレイクと聞くと休暇っぽくなってしまいますもんね。Jリーグインターナショナルマッチウィークとかにしましょうか(笑)。インターナショナルだけではないですけどね、国内同士でやることもありますし、まあでもJリーグインターナショナルマッチウィークで…(笑)。Jリーグの主幹試合もそこで行うと」
──JリーグインターナショナルマッチウィークでのJリーグ主幹試合というのはどのような見通しがあるのか
「招へいクラブとの交渉をこれから始めていこうと思っています。Jリーグインターナショナルマッチウィークの日程が決まったので、そこで招へいできるクラブを探そうと。現在はまだ決まっていませんが、その期間に合わせて複数のクラブが来たり、複数の試合を組んだりというのは日程によってはありえるので、1試合しかやらないよとかというわけではありません」
「Jリーグインターナショナルマッチウィークが否決されたら訂正させていただきます(笑)とりあえず仮称で(笑)」
▽また、会見の前には、先日コロンビアで起きたチャーター機墜落事故で被害にあったシャペコエンセの元Jリーガー4名、MFクレーベル(柏レイソル)、MFチエゴ(京都サンガF.C.)、FWケンペス(セレッソ大阪/ジェフユナイテッド千葉)、MFアルトゥール・マイア(川崎フロンターレ)の他、カイオ・ジュニオール監督(ヴィッセル神戸)のJリーグでの活躍を記した映像の放映が行われた。この映像は協会、クラブ、ご遺族の方に渡すための映像であり、現在はまだ制作中。完成次第、直接訪問して手渡す予定とのことだ。また他の形での支援の方法についても現在検討中であり、直接訪問した際に協会やクラブとコミュニケーションをとることで、支援の方法を確認していきたいとの意向を示した。村井チェアマンの質疑応答は以下の通り。
――スルガ銀行チャンピオンシップの開催について
「日程面については実施の方向で考えております。南米サッカー連盟を通じて日本サッカー協会が日程調整を行っている状況ですが、最終調整中の段階で事故が起こってしまいました。そのような状況なので、確定はしておりませんし、対戦相手についてもまた確定情報などは来ておりません。今はまだ話ができる状況ではないです」
――YBCルヴァンカップの21歳以下の選手を1名以上先発に含める(決勝を除く)規定について
「オリンピックチームを参加させたらどうかなどの案もありました。しかし、90分の試合をたくさんさせるというのが一番いいのではないかと思い、チームに入って3年目くらいの選手にチャンスを与えるということをベースにして、まずは21歳以下の選手にということではじめました。決勝を除くとなっておりますが、強化担当の皆さんと議論を重ねて、決勝の舞台では(21歳以下の選手たちが先発を)自ら勝ち取るものであり、そのチャンスは準決勝までに与えていますよねということでこの規定となりました」
――日本代表を取材する中でハリルホジッチ監督がよく『日程についてもっとこうしてほしい、こうするべきだというのは伝えている』と仰っているが年間スケジュール決定のプロセスに影響はあったか
「日程を議論するにあたって、カレンダーを眺めながら彼(ハリルホジッチ)と議論することはありませんでしたが、かねてから世界レベルでのタフなゲームをやっていくことでJリーグそのもののレベルアップにつながると思っていますし、そこはハリルホジッチ監督も同じ考えだと思います。理事会には西野(朗)さんも入っていますし、JFAからも3名の幹部が入っている中で一緒に議論してきましたので、根底のところは同意を得られていると認識しています」
――来年の観客動員数の目標は
「まだ決まってはいません。昨年初めて1000万人を超えました。今年はJ1、J2、J3それぞれのカテゴリーが数字を更新しました。来年度は10万人近くの方が訪れるチャンピオンシップがありませんので、環境変化や試合数そのものの変化もある中で、まだ具体的な目標設定をしているわけではありません」
――J2・J3 入れ替え戦の廃止について
「今までJ3からJ2に上がるクラブは1.5枠で1位が自動昇格。今回で言えば大分トリニータです。2位のチームはJ2のチームとの入れ替え戦をやってきましたが、J3のチーム数も増えてきていつまでも1.5枠だと一度落ちるとなかなか上がりにくいという声もあるので、クラブ数との兼ね合いで2.0としました。興行とかイベントという軸で考えていたわけではありません」
――ルヴァンカップの日程でノックアウトステージの準々決勝、準決勝では国際マッチと重複しているがその経緯は
「インターナショナルウィークにルヴァンカップが入っていないということに関しては、協会とは連携してカレンダーを作っております。その中でインターナショナルウィークは代表が活動する期間です。今年でいうA代表、U-23、U-19の三世代が活動する可能性があります。その期間でないとなかなか良いマッチメイクができないのが現状です。ご理解いただけたらなと思います」
「来シーズンに関してもA代表は公式試合もありますし、U-23はないですが、U-20がワールドカップに向けて活動することもあります。そういった関係でインターナショナルウィークの調整は協会と考えてきました。その中で、ルヴァンカップというものは、インターナショナルウィークに入れないでということで日程を組んでいて、ACLと同じ日程でやっていきましょうというのを原則にしています」
「その理由は、同じ試合間隔でJ1のチームが戦っていく、移動距離はACLとは比べ物になりませんが、同じ試合間隔で公平に戦っていこうということも狙いとしてあります。ただ、9月10月(準々決勝、準決勝)に関しましては、カレンダーの状況でインターナショナルウィークにルヴァンカップの準々決勝、準決勝を入れざるを得ないという状況なので、ここはチーム数も減るのでそのような活動をさせていただいております。そういった期間に関してはインターナショナルウィークでもあるので、近くの韓国や東南アジアで試合をした事例も今年はありました。そういうこともできる期間でもあるととらえております」
──サマーブレイク(J1第18節、第19節の間の7月15日~23日)に関しては正式な名称はあるのか
「そうですよね(笑)。ブレイクと聞くと休暇っぽくなってしまいますもんね。Jリーグインターナショナルマッチウィークとかにしましょうか(笑)。インターナショナルだけではないですけどね、国内同士でやることもありますし、まあでもJリーグインターナショナルマッチウィークで…(笑)。Jリーグの主幹試合もそこで行うと」
──JリーグインターナショナルマッチウィークでのJリーグ主幹試合というのはどのような見通しがあるのか
「招へいクラブとの交渉をこれから始めていこうと思っています。Jリーグインターナショナルマッチウィークの日程が決まったので、そこで招へいできるクラブを探そうと。現在はまだ決まっていませんが、その期間に合わせて複数のクラブが来たり、複数の試合を組んだりというのは日程によってはありえるので、1試合しかやらないよとかというわけではありません」
「Jリーグインターナショナルマッチウィークが否決されたら訂正させていただきます(笑)とりあえず仮称で(笑)」
|
関連ニュース