【CLグループE総括】モナコが圧巻の首位通過! 聖地の呪いに苦しんだスパーズ捲ったレバークーゼンが2位通過

2016.12.10 07:34 Sat
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▽実力拮抗のグループEは、戦前の予想通り、第4節まで大混戦の様相を呈した。だが、グループ本命と目されたトッテナムの躓きを生かしたモナコとレバークーゼンが、最終節を前に首位通過と2位通過を決めた。
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■グループE順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.モナコ[11/3/2/1/2)]
2.レバークーゼン[10/2/4/0/4]
3.トッテナム[7/2/1/3/0]
4.CSKAモスクワ[3/0/3/3/-6]
◆智将の手腕光り、完成度の高さで順当の首位通過~モナコ~
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▽ハイラインとハイプレスを志向するレバークーゼン、トッテナムに次ぐ3番手という下馬評を覆す圧巻のパフォーマンスで首位通過を決めた。育成型クラブ故に、今夏の戦力の入れ替わりも激しい中、卓越した調整力を発揮したジャルディム率いるチームは、ビジャレアルとのプレーオフを制した勢いを持ち込み、トッテナムとの開幕戦で勝利を飾る。その後、敗色濃厚となったレバークーゼンとCSKAモスクワとの連戦を終了間際の劇的弾でいずれもドローに持ち込むと、大一番となったホームでのトッテナム戦を2-1のスコア以上の内容で完勝し、首位通過を決めた。ジャルディム仕込みの組織的な守備に加え、完全復活のFWファルカオら多彩なアタッカーの特長を生かした攻撃面の進歩が目を惹き、決勝トーナメントでの躍進も期待される。

◆GS無敗もスッキリしない戦いぶり~レバークーゼン~
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▽無敗で2位通過と結果だけみれば、上々のグループステージと言えるが、2勝4分けという戦績通り、勝ち切れない試合が目立った。苦戦する国内リーグと同様にパワーフットボールを志向する弊害から、90分間を通してのゲーム運びという部分で苦戦。とりわけ、FWハビエル・エルナンデスの不調で良い時間帯の決定機逸が目立ち、運動量の落ちた時間帯に押し込まれて失点する悪循環に陥っていた。決勝トーナメントに向けては、ブンデスリーガのウィンターブレークを生かしてチームを再び鍛え直し、躍動するMFブラントらの作り出す決定機をきっちり決め切っていきたい。

◆経験不足を露呈、3戦目で聖地の呪縛から解放~トッテナム~
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▽昨シーズンのプレミアリーグを席巻したヤングスパーズの躍進を期待する声が多かった中、悪い意味で若さや経験不足が出てしまい、本来の躍動感溢れるパフォーマンスは、敗退が決定してからの最終節CSKAモスクワまで鳴りを潜めた。また、新スタジアム建設の関係でホワイト・ハート・レーンではなく、聖地ウェンブリー・スタジアムを間借りして戦った影響も大きく、慣れない“ホーム”でまさかの連敗。最終節で辛くも初勝利を飾った。
◆退任のスルツキー監督の花道飾れず~CSKAモスクワ~
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▽就任7年目のスルツキー監督の下、継続路線を採用するCSKAモスクワだったが、最終ラインを筆頭に主力の高齢化やマンネリ感の影響から、思うようなパフォーマンスを披露できず。辞任が発表されたスルツキー監督のラストゲームとなったトッテナムとの最終節も良いところなく完敗し、グループステージ未勝利で敗退となった。それでも、レバークーゼンとのデビュー戦で躍動した18歳FWチャロフの台頭は、今後に向けて明るい話題となった。

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