【プレビュー】プレミアに革命もたらす名将同士の首位攻防戦《マンチェスター・シティ vs チェルシー》
2016.12.03 08:00 Sat
▽プレミアリーグ第14節、マンチェスター・シティvsチェルシーの上位対決が日本時間3日21:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。2連勝中の3位シティ(勝ち点30)と、7連勝で首位のチェルシー(勝ち点31)が対峙するビッグマッチだ。両者の間にはシティと同勝ち点ながら得失点差で「1」上回る2位のリバプールがいるものの、今回の結果次第ではシティが首位に浮上する可能性もある、首位攻防戦といえる。
▽一方、前節に今シーズン無敗のトッテナム相手に逆転勝利を収め、7連勝で首位を堅持したチェルシー。その試合で連続クリーンシート記録は「6」でストップも、コンテの率いるチームらしい勝負強さを見事に発揮した。ヨーロッパの大会不参加の影響で1週間の準備期間を享受するアウェイチームは、難敵シティ撃破に向けて万全の準備を整えてきたはずだ。7連勝中のチームに大きな変化を加える必要はないが、智将コンテは相手のストロングポイントを消すため、策を弄してくる可能性も十分に考えられる。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:サバレタ、ストーンズ、オタメンディ、コラロフ
MF:フェルナンジーニョ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、ノリート
FW:アグエロ
負傷者:DFコンパニ、MFデルフ
出場停止者:なし
▽ヒザを痛めているコンパニと、コンディション不良のデルフが欠場となる。それ以外に出場停止者、負傷者ともにいない。システムに関しては、今季幾度か3バックを採用しているが、あまり機能していないため、慣れ親しんだ[4-1-4-1]の布陣で臨む可能性が高い。メンバーに関してはギュンドアンのポジションにデ・ブライネが入り、ノリートが左ウイングに入る可能性もある。
▽チェルシー予想スタメン
DF:アスピリクエタ、ダビド・ルイス、ケイヒル
MF:モーゼス、カンテ、マティッチ、マルコス・アロンソ
FW:ペドロ、ジエゴ・コスタ、アザール
負傷者:DFズマ、テリー、MFファン・ヒンケル、ミケル
出場停止者:なし
▽筋肉系の問題を抱えるテリーとミケルに加え、ズマとファン・ヒンケルがコンディション不良で起用不可も、レギュラーに負傷者、出場停止者共にいない。リーグ戦7連勝と絶好調のチームは、前節のトッテナム戦と同じ11人で臨むはずだ。
◆マンチェスター・シティ:FWセルヒオ・アグエロ
▽前節、バーンリー相手に2ゴールを奪い、今季のリーグ戦のゴール数を二桁に乗っけたアグエロ。シーズン立ち上がりに比べて、ややコンディションを落としているものの、ゴール前での存在感は絶大だ。チェルシーは前節のトッテナム戦で1失点したものの、それ以前に6戦連続クリーンシートを記録している堅守のチーム。押し込む展開が予想される中、スターリングとデ・ブライネというストロングポイントを生かしたサイドアタックの終着点として、得意の動き出しでDFケイヒルやDFダビド・ルイスを手玉に取りたい。
◆チェルシー:FWジエゴ・コスタ
▽カウンターへの対応を苦手とするグアルディオラ率いるチームに対しては、前線3人の連係と共に高精度のフィードを誇るダビド・ルイスとのホットラインも有効となるはずだ。やや集中力に難のあるDFストーンズに対して、積極的に駆け引きしていきたい。
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▽前節、堅守バーンリー相手に苦戦もエースのFWアグエロの2ゴールで勝ちきったシティは、チェルシーとリバプールの上位2チームをぴったりと追走。来週ミッドウィークにはチャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦を控えるものの、既に2位通過が確定しているため、今回の一戦に全力を注げるはずだ。プレミアリーグでは珍しいイタリア仕込みの[3-4-3]を採用するチェルシー相手に多くのチームが苦しんでいる中、これまで数々のブレイクスルーを披露してきた戦術の権化は、ブルーズ撃破の秘策を準備しているのか。◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
【4-1-4-1】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ブラーボDF:サバレタ、ストーンズ、オタメンディ、コラロフ
MF:フェルナンジーニョ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、ノリート
FW:アグエロ
負傷者:DFコンパニ、MFデルフ
出場停止者:なし
▽ヒザを痛めているコンパニと、コンディション不良のデルフが欠場となる。それ以外に出場停止者、負傷者ともにいない。システムに関しては、今季幾度か3バックを採用しているが、あまり機能していないため、慣れ親しんだ[4-1-4-1]の布陣で臨む可能性が高い。メンバーに関してはギュンドアンのポジションにデ・ブライネが入り、ノリートが左ウイングに入る可能性もある。
◆チェルシー◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワDF:アスピリクエタ、ダビド・ルイス、ケイヒル
MF:モーゼス、カンテ、マティッチ、マルコス・アロンソ
FW:ペドロ、ジエゴ・コスタ、アザール
負傷者:DFズマ、テリー、MFファン・ヒンケル、ミケル
出場停止者:なし
▽筋肉系の問題を抱えるテリーとミケルに加え、ズマとファン・ヒンケルがコンディション不良で起用不可も、レギュラーに負傷者、出場停止者共にいない。リーグ戦7連勝と絶好調のチームは、前節のトッテナム戦と同じ11人で臨むはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWセルヒオ・アグエロ
Getty Images
▽共に確固たるフィロソフィーを持つ指揮官の戦術的なアプローチに注目が集まる一方、ピッチ上では共に10ゴールで得点王を争うエースストライカー対決に注目したい。▽前節、バーンリー相手に2ゴールを奪い、今季のリーグ戦のゴール数を二桁に乗っけたアグエロ。シーズン立ち上がりに比べて、ややコンディションを落としているものの、ゴール前での存在感は絶大だ。チェルシーは前節のトッテナム戦で1失点したものの、それ以前に6戦連続クリーンシートを記録している堅守のチーム。押し込む展開が予想される中、スターリングとデ・ブライネというストロングポイントを生かしたサイドアタックの終着点として、得意の動き出しでDFケイヒルやDFダビド・ルイスを手玉に取りたい。
◆チェルシー:FWジエゴ・コスタ
Getty Images
▽一方、開幕から好調を継続するジエゴ・コスタは、持ち味の決定力に加え、[3-4-3]へのシステム変更を機に、味方との距離感が近くなったことで、チャンスメーカーとしても多大なる貢献を果たしている。とりわけ、共に嗅覚を売りとするFWペドロとの相性は良く、今回のビッグマッチでもゴールチャンスを創出することが期待される。▽カウンターへの対応を苦手とするグアルディオラ率いるチームに対しては、前線3人の連係と共に高精度のフィードを誇るダビド・ルイスとのホットラインも有効となるはずだ。やや集中力に難のあるDFストーンズに対して、積極的に駆け引きしていきたい。
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