【JリーグCS決勝第2戦プレビュー】10年ぶり2度目か、7年ぶり8度目か《浦和vs鹿島》
2016.12.03 10:00 Sat
▽明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦が3日(土)19:35に埼玉スタジアム2002でキックオフされる。10年ぶり2度目のJリーグ王者に王手をかけた浦和レッズ(年間1位/2ndステージ優勝)と、逆転で7年ぶり8度目のリーグ優勝を目指す鹿島アントラーズ(年間3位/1stステージ優勝)のタイトルマッチだ。
◆0-1の敗戦でも浦和優勝のアドバンテージ
▽11月29日(火)に県立カシマサッカースタジアムで行われた第1戦では微妙なPK判定により浦和がアウェイゴールを獲得し、1-0で先勝した。年間1位アドバンテージを持つ浦和は0-1の敗戦でも優勝を決められる。対する鹿島は少なくとも2点を奪わなければ逆転優勝できない状況だ。
◆試合勘不足を乗り越えて~浦和レッズ~
◆J最多タイトルホルダーのプライド~鹿島アントラーズ~
【チーム情報】(浦和レッズ)
◆梅崎以外にケガ人なし
▽引き続きヒザを負傷して長期離脱中のMF梅崎司以外にケガ人はいない。
DF:森脇良太、遠藤航、槙野智章
MF:関根貴大、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:李忠成、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
負傷者:MF梅崎司
▽第1戦のスタメンからほぼ変更はないものと思われる。あるとすれば芳しいパフォーマンスを発揮できなかったMF駒井善成に代わってMF関根貴大のスタメン起用か。
【注目選手】
◆MF柏木陽介
【チーム情報】(鹿島アントラーズ)
◆石井体制初の非公開練習
▽1日には、石井正忠監督が就任して以来初の非公開を実施した。第1戦で左足首を痛め、別メニュー調整が続いていたFW金崎夢生だが、前日練習ではフルメニューを消化。全快ではないが、出場可能の状態だ。また、負傷明けの復帰戦となった第1戦で上々の動きを見せたMF柴崎岳も完全復活の兆し。完全アウェイの第2戦に向けて総力戦だ。
【予想スタメン】
GK:曽ヶ端準
DF:西大伍、ファン・ソッコ、昌子源、山本脩斗
MF:遠藤康、永木亮太、小笠原満男、柴崎岳
FW:金崎夢生、土居聖真
監督:石井正忠
負傷者:なし
▽メンバーに大きな変更はないだろう。しかし、金崎は負傷を抱えているだけに、FW赤崎秀平が代わって先発する可能性も十分。また、第1戦の試合中に体調不良を訴えたMF遠藤康に関しては、翌日の練習から回復をアピールしている。あとは左サイドハーフの人選か。第1戦で低調だったMF中村充孝の出来を踏まえると、途中出場で攻撃にリズムをもたらした柴崎が左サイドハーフを託される公算が高い。
【注目選手】
◆MF柴崎岳
◆0-1の敗戦でも浦和優勝のアドバンテージ
▽11月29日(火)に県立カシマサッカースタジアムで行われた第1戦では微妙なPK判定により浦和がアウェイゴールを獲得し、1-0で先勝した。年間1位アドバンテージを持つ浦和は0-1の敗戦でも優勝を決められる。対する鹿島は少なくとも2点を奪わなければ逆転優勝できない状況だ。
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▽第1戦では17日間実戦から離れていた試合勘不足をほぼ感じさせず、鹿島のストロングポイントである球際の強さ、攻守の切り替えの早さで互角の勝負に持ち込んだ。PK獲得は幸運だったが、ホームで行われる第2戦では、よりスムーズな浦和らしいコンビネーションサッカーを見せられると各選手が意気込んでいる。◆J最多タイトルホルダーのプライド~鹿島アントラーズ~
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▽ホームで行われた第1戦での痛恨の完封負けにより、「下剋上」に暗雲が立ち込める鹿島。逆転優勝のためには、敵地で2得点以上が絶対条件となる。8度目のJリーグ王者へ苦しい状況だが、条件的に見れば1失点したとしても、2得点以上を奪わなければいけないのに変わりはない。そう考えると、完全に切羽詰まった状況ではなく、少なからず余裕はある。Jリーグ最多17個のタイトルホルダーのプライドに懸けても、クラブ伝統の勝負強さで大勢のファンが集う敵地で浦和から歓喜の瞬間を奪い取りたいところだ。【チーム情報】(浦和レッズ)
◆梅崎以外にケガ人なし
▽引き続きヒザを負傷して長期離脱中のMF梅崎司以外にケガ人はいない。
【予想スタメン】
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作DF:森脇良太、遠藤航、槙野智章
MF:関根貴大、柏木陽介、阿部勇樹、宇賀神友弥
MF:李忠成、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
負傷者:MF梅崎司
▽第1戦のスタメンからほぼ変更はないものと思われる。あるとすれば芳しいパフォーマンスを発揮できなかったMF駒井善成に代わってMF関根貴大のスタメン起用か。
【注目選手】
◆MF柏木陽介
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▽第1戦で貴重なPKゴールをもたらしたMF阿部勇樹と共に第2戦のキーマンとなるのが柏木だ。攻守のバランスを取るボランチの両選手の出来が浦和に10年ぶりのリーグ優勝をもたらせるかのポイントとなる。とりわけ柏木は攻撃にスイッチを入れられる存在で、第1戦で機能しなかった攻撃のタクトを振るうことが期待される。タイトルの懸かった大一番に向けて背番号10は「攻撃的な姿勢を貫いて点を取りにいく」と、第1戦で得たアドバンテージを意識せずにミシャサッカーを貫くと明言。恩師と共に初のリーグタイトル獲得となるか。【チーム情報】(鹿島アントラーズ)
◆石井体制初の非公開練習
▽1日には、石井正忠監督が就任して以来初の非公開を実施した。第1戦で左足首を痛め、別メニュー調整が続いていたFW金崎夢生だが、前日練習ではフルメニューを消化。全快ではないが、出場可能の状態だ。また、負傷明けの復帰戦となった第1戦で上々の動きを見せたMF柴崎岳も完全復活の兆し。完全アウェイの第2戦に向けて総力戦だ。
【予想スタメン】
(C)CWS Brains,LTD.
GK:曽ヶ端準
DF:西大伍、ファン・ソッコ、昌子源、山本脩斗
MF:遠藤康、永木亮太、小笠原満男、柴崎岳
FW:金崎夢生、土居聖真
監督:石井正忠
負傷者:なし
▽メンバーに大きな変更はないだろう。しかし、金崎は負傷を抱えているだけに、FW赤崎秀平が代わって先発する可能性も十分。また、第1戦の試合中に体調不良を訴えたMF遠藤康に関しては、翌日の練習から回復をアピールしている。あとは左サイドハーフの人選か。第1戦で低調だったMF中村充孝の出来を踏まえると、途中出場で攻撃にリズムをもたらした柴崎が左サイドハーフを託される公算が高い。
【注目選手】
◆MF柴崎岳
(C)Getty Images
▽上述のとおり、鹿島の逆転優勝には2得点以上を取ることが必須。そのためには、「攻め」しかない。そのキーマンは柴崎。10月に負ったケガの影響でコンディションを落としていたが、第1戦で途中出場すると、DF間のスペースを突く動きで攻撃を活性化させ、最終的にチーム最多のシュート3本を記録した。しかし、今シーズンにおいて左サイドハーフでの先発は一度もない。第1戦を見てのとおり、J1最小失点数を誇る浦和守備陣を崩すには想定内の攻撃だけでは難しい。それだけに、チームとして柴崎の左サイドハーフを活躍できるか否かが浦和の守備陣攻略のキーポイントになるだろう。
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