前半苦戦もラパドゥーラのドッピエッタとスソの3戦連発でミランが快勝《セリエA》

2016.11.27 06:41 Sun
Getty Images
▽ミランは26日、セリエA第14節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、4-1で快勝した。ミランの本田はベンチ入りも出場しなかった。
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▽インテルとのダービーではスソの2ゴールを守り切れず、終盤の被弾によって引き分けに終わった2位ミラン(勝ち点26)。勝ち点2を失った中、ダービーのスタメンから4選手を変更。負傷明けのロマニョーリが先発に戻った一方、バッカが負傷で欠場となった。その他、ニアンやパレッタ、クツカがベンチスタートとなった。
▽前節フィオレンティーナに惨敗した17位エンポリ(勝ち点10)に対し、ミランは立ち上がりから劣勢を強いられる。3分にGKドンナルンマのミスパスからマッカローネに決定機を許すも、枠を外れて助かった。続く6分にはボックス左への侵入を許したサポナーラにGKドンナルンマを強襲される。

▽10分には負傷したM・フェルナンデスがプレー続行不可能となり、クツカを投入せざるを得なくなったミラン。それでも15分、ディオセからボールを奪取したクツカが右サイドのスソに開くと、スソは右足でクロス。最後はラパドゥーラが右足で流し込み、ミランが先制した。

▽しかし17分、右サイドからのアーリークロスをGKドンナルンマが飛び出してパンチング。しかし、やや小さくなったルーズボールをゴール正面のサポナーラに拾われると、胸トラップから左足でシュートを決められ試合は振り出しに戻った。
▽エンポリの攻勢が続く中、23分にはロングカウンターで持ち上がったサポナーラのラストパスを受けたマッカローネにループシュートでゴールを脅かされてしまう。これは枠を外れて助かったミランは、32分にアバーテが、直後のCKからスソが際どいシュートを浴びせるもGKスコルプスキにセーブされる。ハーフタイムにかけてもペースを掴めないミランは1-1のまま前半を終えた。

▽迎えた後半もエンポリに押し込まれる苦しい展開が続いていたミランだったが、61分に勝ち越す。ラパドゥーラのパスを受けたアバーテがボックス右深くからマイナスに折り返し、ボックス中央のスソが丁寧に左足のシュートでゴール左に流し込んだ。

▽スソの3戦連続ゴールが生まれたミランは続く65分、ドリブルでボックス左へ侵入したボナヴェントゥーラの折り返しが相手DFのオウンゴールを誘い、3-1とリードを広げる。エンポリの戦意を喪失させたミランはさらに77分、スソのパスを受けたボックス右のラパドゥーラが利き足の左でゴール左へシュートを流し込んで4-1とした。終わってみれば快勝のミランが勝利を取り戻している。

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