【J1昇格PO準決勝プレビュー①】両者初体験!雌雄を決する一発勝負《松本vs岡山》
2016.11.26 21:00 Sat
▽J1昇格プレーオフ準決勝の2試合が27日に開催される。松本平広域公園総合球技場、通称・アルウィンでは明治安田生命J2リーグ3位の松本山雅FC(勝ち点84)と6位のファジアーノ岡山(勝ち点65)が対戦する。なお、試合は延長戦、PK戦なしの90分勝負。同点で90分を終えた場合は、年間順位で上位の松本が決勝に勝ち上がる。
◆1年でのJ1復帰へ~松本山雅FC~
▽2014シーズンに初めてJ1に昇格した松本だったが、J1の洗礼を受けて1年でその挑戦を終えた。リベンジを果たすため1年での復帰を目指すと、残り2節の時点でJ2優勝を果たした北海道コンサドーレ札幌に次いでJ1自動昇格となる2位につけていたものの、第41節でFC町田ゼルビアに2-1で敗戦。3位だった清水エスパルスに得失点差で抜かれ、最終節で横浜FCに勝利するも、3位でシーズンを終えて自動昇格を逃していた。
◆初プレーオフ経由、初J1昇格へ~ファジアーノ岡山~
▽一方の岡山は、悲願のJ1初昇格を目指して挑んだシーズンで、序盤から常に上位をキープ。第11節で5位になると、その後は最高2位にまで上り詰めるなど、一度もプレーオフ圏内から落ちることなく6位でフィニッシュした。ラスト8試合が4分け4敗と未勝利で終えたことは大きな気がかりだが、6位からの下剋上を目指し、まずは松本叩きに挑む。
◆両チームにとっての初体験
▽松本は2014年にJ1昇格を果たしたが、この時は2位でシーズンを終えたために自動昇格。つまり、松本は昇格プレーオフを戦ったことがない。一方、J2で中位が定位置となっていた岡山にとっては、上位フィニッシュが初めてとなり、今回のJ1昇格プレーオフは両チームにとって初めての経験となる。
◆レギュラーシーズンは岡山優勢
▽今シーズンの対戦成績は岡山が1勝1分けと勝ち越している。町田との得失点差勝負で勝ち、ギリギリで初の昇格プレーオフ進出を果たした岡山にとっては、失うものもなく、良いイメージで試合に臨むだろう。
【チーム情報】(松本山雅FC)
◆左ウイングバック不在の影響は
▽今シーズン左ウイングバックのポジションでレギュラーを務めていたDF那須川将大が、今月に入り右足を骨折。また、DF安藤淳も負傷中のため、残りの3試合をMF喜山康平、MF石原崇兆、MF飯尾竜太朗の3名が穴埋めとして起用された。正確なキックでチャンスを演出していただけに終盤に痛手。反町監督が中盤のメンバー攻勢をどうするのかに注目だ。
【予想スタメン】(3-4-2-1)
DF:後藤圭太、飯田真輝、當間建文
MF:田中隼磨、岩間雄大、パウリーニョ、喜山康平
MF:工藤浩平、石原崇兆
FW:高崎寛之
負傷者:那須川将大、安藤淳
▽ミラーゲームになることが濃厚な岡山との一戦。引き分けでも勝ち上がれる松本だが、そのような考えは反町康治監督が持たせないだろう。ホーム・アルウィンに集まるファン・サポーターの期待を背に、勝利を目指して戦うことは間違いない。終盤に得点を量産したFW高崎寛之に良い状態でボールを供給できるかが鍵となるだろう。注目の左ウイングバックには喜山が入ると予想。代わりに、最終ラインの一角には當間が入るだろう。
【注目選手】
FW工藤浩平(松本山雅FC)
【チーム情報】(ファジアーノ岡山)
◆最終ラインの一角を失う
▽3バックの一角を担っていたDF竹田忠嗣が試合中にDF岩政大樹との交錯で左眼窩壁骨折。全治4~6週間と言われているだけに欠場することになる。岩政、竹田、そしてDF篠原弘次郎の3人で築き上げた最終ラインは揃わないが、しっかりとした守備構築はなされるだろう。
【予想スタメン】(3-4-2-1)
DF:篠原弘次郎、岩政大樹、澤口雅彦
MF:加地亮、矢島慎也、関戸健二、片山瑛一
MF:押谷祐樹、伊藤大介
FW:赤嶺真吾
負傷者:竹田忠嗣
▽松本と同じ[3-4-2-1]を構築してきた岡山は、どの様にゲームコントロールできるかが注目だ。主力に多くのケガ人が居ないため、やり慣れたメンバーで一発勝負を迎えることができそうだ。ケガの竹田の代わりに入るのは澤口と予想。リーグ戦の終盤で挙げられなかった勝利をここで掴むしかない。
【注目選手】
◆MF矢島慎也(ファジアーノ岡山)
◆1年でのJ1復帰へ~松本山雅FC~
▽2014シーズンに初めてJ1に昇格した松本だったが、J1の洗礼を受けて1年でその挑戦を終えた。リベンジを果たすため1年での復帰を目指すと、残り2節の時点でJ2優勝を果たした北海道コンサドーレ札幌に次いでJ1自動昇格となる2位につけていたものの、第41節でFC町田ゼルビアに2-1で敗戦。3位だった清水エスパルスに得失点差で抜かれ、最終節で横浜FCに勝利するも、3位でシーズンを終えて自動昇格を逃していた。
▽一方の岡山は、悲願のJ1初昇格を目指して挑んだシーズンで、序盤から常に上位をキープ。第11節で5位になると、その後は最高2位にまで上り詰めるなど、一度もプレーオフ圏内から落ちることなく6位でフィニッシュした。ラスト8試合が4分け4敗と未勝利で終えたことは大きな気がかりだが、6位からの下剋上を目指し、まずは松本叩きに挑む。
◆両チームにとっての初体験
▽松本は2014年にJ1昇格を果たしたが、この時は2位でシーズンを終えたために自動昇格。つまり、松本は昇格プレーオフを戦ったことがない。一方、J2で中位が定位置となっていた岡山にとっては、上位フィニッシュが初めてとなり、今回のJ1昇格プレーオフは両チームにとって初めての経験となる。
◆レギュラーシーズンは岡山優勢
▽今シーズンの対戦成績は岡山が1勝1分けと勝ち越している。町田との得失点差勝負で勝ち、ギリギリで初の昇格プレーオフ進出を果たした岡山にとっては、失うものもなく、良いイメージで試合に臨むだろう。
▽一方で、リーグ戦では岡山に勝利を挙げられなかった松本だが、今シーズンのレギュレーションによりホームで試合を行える。さらに、引き分けに終わった場合でも勝ち上がることができるため、大きなアドバンテージを持っている。1年でのJ1復帰を果たすためにも、ホームの大声援は大きな力となるだろう。
【チーム情報】(松本山雅FC)
◆左ウイングバック不在の影響は
▽今シーズン左ウイングバックのポジションでレギュラーを務めていたDF那須川将大が、今月に入り右足を骨折。また、DF安藤淳も負傷中のため、残りの3試合をMF喜山康平、MF石原崇兆、MF飯尾竜太朗の3名が穴埋めとして起用された。正確なキックでチャンスを演出していただけに終盤に痛手。反町監督が中盤のメンバー攻勢をどうするのかに注目だ。
【予想スタメン】(3-4-2-1)
(C)CWS Brains,LTD.
GK:シュミット・ダニエルDF:後藤圭太、飯田真輝、當間建文
MF:田中隼磨、岩間雄大、パウリーニョ、喜山康平
MF:工藤浩平、石原崇兆
FW:高崎寛之
負傷者:那須川将大、安藤淳
▽ミラーゲームになることが濃厚な岡山との一戦。引き分けでも勝ち上がれる松本だが、そのような考えは反町康治監督が持たせないだろう。ホーム・アルウィンに集まるファン・サポーターの期待を背に、勝利を目指して戦うことは間違いない。終盤に得点を量産したFW高崎寛之に良い状態でボールを供給できるかが鍵となるだろう。注目の左ウイングバックには喜山が入ると予想。代わりに、最終ラインの一角には當間が入るだろう。
【注目選手】
FW工藤浩平(松本山雅FC)
Getty Images
▽松本の注目選手はMF工藤浩平だ。今シーズンは全42試合に出場し、41試合で先発。第33節から第36節までは4試合連続ゴールを記録するなど、チーム2位の11得点を挙げた。得点力が付いたことに加え、持ち前のゲームメイク力も輝きを見せていた。自らゴールを奪うこと、そして4戦連発中と調子を上げているFW高崎寛之のゴールをお膳立てしたい。【チーム情報】(ファジアーノ岡山)
◆最終ラインの一角を失う
▽3バックの一角を担っていたDF竹田忠嗣が試合中にDF岩政大樹との交錯で左眼窩壁骨折。全治4~6週間と言われているだけに欠場することになる。岩政、竹田、そしてDF篠原弘次郎の3人で築き上げた最終ラインは揃わないが、しっかりとした守備構築はなされるだろう。
【予想スタメン】(3-4-2-1)
(C)CWS Brains,LTD.
GK:中林洋次DF:篠原弘次郎、岩政大樹、澤口雅彦
MF:加地亮、矢島慎也、関戸健二、片山瑛一
MF:押谷祐樹、伊藤大介
FW:赤嶺真吾
負傷者:竹田忠嗣
▽松本と同じ[3-4-2-1]を構築してきた岡山は、どの様にゲームコントロールできるかが注目だ。主力に多くのケガ人が居ないため、やり慣れたメンバーで一発勝負を迎えることができそうだ。ケガの竹田の代わりに入るのは澤口と予想。リーグ戦の終盤で挙げられなかった勝利をここで掴むしかない。
【注目選手】
◆MF矢島慎也(ファジアーノ岡山)
Getty Images
▽今季14得点を挙げたFW押谷祐樹、スーパーサブとして10得点を記録したFW豊川雄太にも注目だが、岡山の攻撃を牽引し続けた矢島慎也に注目したい。今シーズンも浦和レッズから期限付き移籍で加入している矢島は、リオ・デジャネイロ オリンピックを経験。ゴールこそ5得点と物足りない成績となったが、攻守にわたってカギを握る矢島が、押谷、豊川を生かせるかに注目だ。
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