4発圧勝ユナイテッドがフェイエノールト撃破で2位に浮上! ルーニーがUEFA主催大会におけるクラブ最多ゴール記録者に《EL》

2016.11.25 08:16 Fri
Getty Images
▽マンチェスター・ユナイテッドは25日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第5節でフェイエノールトとオールド・トラフォードで対戦し、4-0と圧勝した。また、この試合で1ゴールを挙げたFWウェイン・ルーニーが、UEFA主催大会におけるユナイテッドの歴代最多ゴール記録保持者(39ゴール)となった。
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▽第4節でフェネルバフチェに敗れ、3位に転落したユナイテッド(勝ち点6)。その一戦で首位に浮上したフェネルバフチェ(勝ち点7)と勝ち点で並んでいる2位フェイエノールト(勝ち点7)をホームに迎えた。
▽今節の結果次第ではグループステージ敗退の可能性もあるユナイテッドは、直前のアーセナル戦から6選手を変更。GKデ・ヘア、ロホ、ダルミアン、エレーラ、マルシャル、ラッシュフォードに代えて、GKロメロ、ショー、ブリント、ムヒタリャン、ルーニーらが入り、1トップにイブラヒモビッチを起用された。なお、モウリーニョ監督の構想外とも噂されるムヒタリャンが、移籍後2度目のスタメンに抜擢された。

▽ポイントロスは許されないユナイテッドは試合序盤、前線から積極的にプレスをかけ、ポグバを中心としたパス回しで攻めあがる。しかし、国内リーグで屈指の守備力を誇るフェイエノールトを前にゴール前まで侵入することができず、シュートを打たされる展開が続く。

▽徐々にユナイテッドのペースになると19分、ショートコーナーからのこぼれ球をキャリックがボックス手前からシュートを放つと、キーパーの脇をすり抜ける。しかし、カイトがブロックしてゴールを死守し、先制点とはならず。すると、今度はフェイエノールトがカウンターを仕掛ける。26分、左サイドへのロングフィードに抜け出したエリアがボックス左からクロスを入れると、カルスドルプ、カイトが立て続けにシュートを放つも、GKロメロが最後は足でセーブする。
▽互いにチャンスを作り合う中で迎えた35分、均衡が破れる。ルーニーが左サイドを駆け上がり、ボックス手前にパスを送る。イブラヒモビッチがキープして相手をひきつけ、ボックス内に走りこんだルーニーにリターンパスを送ると、イングランド代表FWはGKのポジションを見極めてループシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。このゴールでルーニーは、元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏と並んでいたUEFA主催大会でのクラブ得点記録を「39」に更新した。


▽後半に入ると、ユナイテッドがさらにギアを上げる。50分、イブラヒモビッチからパスを受けたマタがボックス手前で3人に囲まれるも巧みに反転し、ループシュート。うまく相手の不意をつくも、GKジョーンズがなんとか左手で弾き出し、追加点とはならない。

▽マタ、ルーニー、ムヒタリャンがフレキシブルな動き出しで、流動的な攻撃を仕掛けるユナイテッドは69分、イブラヒモビッチのパスに反応し、ボックス内に侵入したルーニーがキーパーをひきつけ横パス。走りこんだマタがこれを押し込み、2-0とする。さらに75分、ラッシュフォードのパスにイブラヒモビッチがボックス内左に抜け出すと、中央へパス。これがGKジョーンズの足に当たってゴールに吸い込まれ、試合を決定付ける3点目を奪取した。

▽さらに後半アディショナルタイムにも途中出場のリンガードが決め、終わってみれば4-0とユナイテッドが圧勝。敗れれば今節でのGS敗退の可能性もあった中でフェイエノールトを粉砕し、2位に浮上した。

▽また、同日行われたグループAのもう一試合、フェネルバフチェvsゾリャは2-0でフェネルバフチェが勝利している。この結果、フェネルバフチェは首位をキープ。決勝トーナメント進出を巡る3チームの争いは最終節まで持ち越すことになった。なお、ユナイテッドは、最終節で今節GS敗退が決まったゾリャと対戦する。


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