イスコ躍動&CR7ハットのレアル・マドリーがラストカルデロンでアトレティコ粉砕!《リーガエスパニョーラ》
2016.11.20 06:38 Sun
▽リーガエスパニョーラ第12節、アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーの“マドリッド・ダービー”が19日にビセンテ・カルデロンで行われ、レアル・マドリーが3-0で完勝した。
▽直近のレアル・ソシエダ戦で相手のPK2発に沈み今シーズン2敗目を喫したアトレティコ。インターナショナルウィーク明けとなった今回のダービーに向けては、コンディションが懸念されたW杯南米予選帰りのゴディンらと共に左足の打撲で欠場が噂されたエースのグリーズマンも先発に名を連ねた。また、カルデロンのアイドル、トーレスをスタメンに抜擢した。
▽一方、昨シーズンからの公式戦無敗記録を「28」に伸ばし、今シーズンの欧州主要リーグで唯一無敗を誇るレアル・マドリーは、直近のレガネス戦で公式戦11試合ぶりのクリーンシートを達成。良い形で敵地でのダービーを迎えたが、長期離脱中のカゼミロ、クロースに加え、代表戦でモラタが負傷と、主力にケガ人が続出。敵地でのダービーに向けてジダン監督は、イスコとクリスティアーノ・ロナウドを最前線に置き、両サイドハーフにルーカス・バスケスとベイルを配した[4-4-2]の布陣で臨んだ。
▽ロヒブランコスに染まった完全武装のカルデロンでスタートした最後のダービーは、立ち上がりから緊迫感のある鍔迫り合い予想されたものの、気迫で勝るアウェイチームが主導権を握っていく。
▽それでも、序盤からホームチームを圧倒するレアル・マドリーは、ここ最近プレースキッカーとしての資質が問われているポルトガル代表FWが意地を見せる。23分、ボックス手前中央で得た場面でC・ロナウドが右足を振り抜くと、壁に入ったガビとサビッチの間を抜けたボールが味方のヴァランにディフレクトしたボールがGKオブラクの逆を突き、ゴールネットを揺らした。
▽エースの先制弾で勢い付くレアル・マドリーは、その後もイスコとC・ロナウドの2人の連係でフィニッシュに絡むなど、追加点を窺わせる仕掛けを続ける。31分にはイスコのスルーパスに抜け出したC・ロナウド、32分にはマルセロのスルーパスに反応したイスコが完璧に裏へ抜け出すが、これは微妙なオフサイドの判定などで、チャンスとはならず。
▽一方、前線からのプレスや球際での競り合いでなかなか優位性を見いだせないアトレティコは、得意のショートカウンターをなかなか繰り出せない。加えて、相手の思わぬ守備意識の高さを前にここ最近、自信を持ち始めた遅攻もうまくいかず、終始フラストレーションが溜まる中、前半を1点ビハインドで終えた。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、前半は完全に脇役の立場を強いられたカルデロンの主がようやく目を覚ます。キックオフ直後から猛然とプレスをかけるアトレティコは、48分に高い位置でボールを奪い返したカラスコがゴール右上隅を狙った精度の高いシュートを放つが、これはわずかに枠の右に外れる。その後も球際の場面で本来の強さを見せ始めたホームチームは、51分にグリーズマンがミドルシュートを放つなど、畳みかける攻めを見せた。
▽自分たちの時間が続きながらも攻守両面で粘り強く戦うライバルを崩し切れないアトレティコは、62分にトーレスとガビの2人のベテランを下げて、ガメイロとコレアを投入。この交代でサウールがコケとドブレピボーテを組む、攻撃的な布陣に変更した。
▽一方、後半に入ってイスコが中盤まで下りて守備に追われる展開が続くレアル・マドリーだったが、良いボールの奪い方をした際には、得意のカウンターからきっちりチャンスを創出。68分には浮き球のルーズボールに反応したイスコが見事なダイレクトボレーを放つが、これはGKオブラクのセーブに遭う。それでも、粘り強い戦いを続けるアウェイチームは、幸運な形から試合を決定付ける2点目を奪う。
▽71分、裏のスペースに出たボールを追ったサビッチがスライディングでクリアを試みるも、ボールに触ることができない。ここに後方から走り込んで来たC・ロナウドがもつれて倒れ込むと、レアル・マドリーにPKが与えられる。これをキッカーのC・ロナウドが冷静に左隅へ蹴り込んだ。この失点で意気消沈のアトレティコに対して、畳みかけるレアル・マドリーは、77分にイスコの浮き球パスをうまく頭でコントロールしたベイルが相手陣内を独走し、ボックス左から絶妙な折り返しを送る。これを併走してきたC・ロナウドがワンタッチで流し込み、ダービーでハットトリックを達成した。
▽その後、殊勲のイスコとC・ロナウドを下げて負傷明けのベンゼマやハメス・ロドリゲスを投入する余裕の采配を見せたレアル・マドリーが、ビセンテ・カルデロン最後のダービーで3-0の完勝。リーグ戦でのダービーで7試合ぶりの勝利を収めたチームは、2位バルセロナとの勝ち点差を「4」に広げた。
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▽リーガエスパニョーラ第12節、5位のアトレティコ・マドリー(勝ち点21)と首位のレアル・マドリー(勝ち点27)によるマドリッド・ダービーが、19日にビセンテ・カルデロンで開催された。アトレティコは、来シーズンから新スタジアムのラ・ペイネタに本拠地を移転するため、1967年の開場以降、あまたの激戦を繰り広げてきたビセンテ・カルデロンでの最後のダービーとなった。▽一方、昨シーズンからの公式戦無敗記録を「28」に伸ばし、今シーズンの欧州主要リーグで唯一無敗を誇るレアル・マドリーは、直近のレガネス戦で公式戦11試合ぶりのクリーンシートを達成。良い形で敵地でのダービーを迎えたが、長期離脱中のカゼミロ、クロースに加え、代表戦でモラタが負傷と、主力にケガ人が続出。敵地でのダービーに向けてジダン監督は、イスコとクリスティアーノ・ロナウドを最前線に置き、両サイドハーフにルーカス・バスケスとベイルを配した[4-4-2]の布陣で臨んだ。
▽ロヒブランコスに染まった完全武装のカルデロンでスタートした最後のダービーは、立ち上がりから緊迫感のある鍔迫り合い予想されたものの、気迫で勝るアウェイチームが主導権を握っていく。
▽共にセンターフォワードが本職ではないC・ロナウドとイスコが、ファジーなポジショニングで相手のコンパクトなブロックの間でボールを受けて起点になると、サイドバックや3列目の選手が質と量を兼ね備えたサポートで攻撃に厚みを作る。12分にはマルセロの左クロスをファーに流れたC・ロナウドがドンピシャのタイミングでヘディングシュートするが、ここはGKオブラクがゴールライン上でかき出す。さらに21分にはボックス付近で前を向いたモドリッチがDFの股間を抜くシュートを放つが、再びスロベニア代表GKのセーブに阻まれた。
▽それでも、序盤からホームチームを圧倒するレアル・マドリーは、ここ最近プレースキッカーとしての資質が問われているポルトガル代表FWが意地を見せる。23分、ボックス手前中央で得た場面でC・ロナウドが右足を振り抜くと、壁に入ったガビとサビッチの間を抜けたボールが味方のヴァランにディフレクトしたボールがGKオブラクの逆を突き、ゴールネットを揺らした。
▽エースの先制弾で勢い付くレアル・マドリーは、その後もイスコとC・ロナウドの2人の連係でフィニッシュに絡むなど、追加点を窺わせる仕掛けを続ける。31分にはイスコのスルーパスに抜け出したC・ロナウド、32分にはマルセロのスルーパスに反応したイスコが完璧に裏へ抜け出すが、これは微妙なオフサイドの判定などで、チャンスとはならず。
▽一方、前線からのプレスや球際での競り合いでなかなか優位性を見いだせないアトレティコは、得意のショートカウンターをなかなか繰り出せない。加えて、相手の思わぬ守備意識の高さを前にここ最近、自信を持ち始めた遅攻もうまくいかず、終始フラストレーションが溜まる中、前半を1点ビハインドで終えた。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、前半は完全に脇役の立場を強いられたカルデロンの主がようやく目を覚ます。キックオフ直後から猛然とプレスをかけるアトレティコは、48分に高い位置でボールを奪い返したカラスコがゴール右上隅を狙った精度の高いシュートを放つが、これはわずかに枠の右に外れる。その後も球際の場面で本来の強さを見せ始めたホームチームは、51分にグリーズマンがミドルシュートを放つなど、畳みかける攻めを見せた。
▽自分たちの時間が続きながらも攻守両面で粘り強く戦うライバルを崩し切れないアトレティコは、62分にトーレスとガビの2人のベテランを下げて、ガメイロとコレアを投入。この交代でサウールがコケとドブレピボーテを組む、攻撃的な布陣に変更した。
▽一方、後半に入ってイスコが中盤まで下りて守備に追われる展開が続くレアル・マドリーだったが、良いボールの奪い方をした際には、得意のカウンターからきっちりチャンスを創出。68分には浮き球のルーズボールに反応したイスコが見事なダイレクトボレーを放つが、これはGKオブラクのセーブに遭う。それでも、粘り強い戦いを続けるアウェイチームは、幸運な形から試合を決定付ける2点目を奪う。
▽71分、裏のスペースに出たボールを追ったサビッチがスライディングでクリアを試みるも、ボールに触ることができない。ここに後方から走り込んで来たC・ロナウドがもつれて倒れ込むと、レアル・マドリーにPKが与えられる。これをキッカーのC・ロナウドが冷静に左隅へ蹴り込んだ。この失点で意気消沈のアトレティコに対して、畳みかけるレアル・マドリーは、77分にイスコの浮き球パスをうまく頭でコントロールしたベイルが相手陣内を独走し、ボックス左から絶妙な折り返しを送る。これを併走してきたC・ロナウドがワンタッチで流し込み、ダービーでハットトリックを達成した。
▽その後、殊勲のイスコとC・ロナウドを下げて負傷明けのベンゼマやハメス・ロドリゲスを投入する余裕の采配を見せたレアル・マドリーが、ビセンテ・カルデロン最後のダービーで3-0の完勝。リーグ戦でのダービーで7試合ぶりの勝利を収めたチームは、2位バルセロナとの勝ち点差を「4」に広げた。
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