【J1チーム別総括】攻守に渡って数字は残すも勝負弱さを露呈したシーズン《横浜F・マリノス》
2016.11.12 18:00 Sat
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第9回目は、結果を出しきれずに中位に終わった10位の横浜F・マリノス編をお届けする。
◆チーム採点
40点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽エリク・モンバエルツ監督の下、2シーズン目を迎えた横浜FM。昨シーズンの得点源であったFWアデミウソン(現ガンバ大阪)がチームを去り、得点源としてフラメンゴからFWカイケ、FWマルティノスを獲得した。しかし、期待された得点源とはなれず、1stステージでは3連敗を含む5戦未勝利など11位と良い結果を残せなかった。
▽しかし、2ndステージに入るとチームにフィットし始めた助っ人が得点を重ね、日本代表にも選出されるMF齋藤学が躍動。頼みのMF中村俊輔が負傷により第6節から欠場するも、守備の形は作れた上に得点数が伸び、2敗で2ndシーズンを終えた。課題は勝負所で結果を残すこと。得点、失点の成績と順位がリンクしない点を改善したい。また、攻撃のタレント不足、チーム高齢化と難しい問題を抱えるが、若手が経験を積めたことは来季につながるだろう。
33試合出場(先発32試合)/10得点
▽チームMVPは攻撃を牽引し続けた齋藤学に送りたい。日本代表に選出されるなど、シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮。長年得点源を見つけられないチームにおいて、サイドアタッカーながら自身J1で初となる2桁得点を記録した。得意のドリブルだけでなく、パス、シュート、さらにディフェンス面でもチームに貢献。中位に終わったチームの中でも出色の出来だった。
◆敢闘賞
34試合出場(先発34試合)/3得点
▽文句なしで“鉄人”を選出。今シーズン限りでチームを退団するDF小林祐三も候補だったが、やはり3年連続フル出場を続けたベテランCBに送らせてもらう。昨シーズンに引き続きDFファビオとのコンビでもチームの守備を安定。3得点とセットプレーからの得点力もまだ衰えていない。シーズン終了後はチームからの不当な評価を受けたようだが、後身の育成を考えても、まだまだ試合に出続けてもらいたいところだ。
◆ブレイクスルー賞
13試合出場(先発12試合)/1得点
▽シーズン終盤に出場機会を確保し、ボランチだけでなくセンターバックとしてもプレーしたDFパク・ジョンスに送る。出場試合数を考えればMF遠藤渓太、FW富樫敬真、MF喜田拓也らも候補だったが、シーズン中の大きな成長を考慮して選出した。高齢化した守備陣に大きな光が射す可能性を秘めており、来シーズンのプレーにも期待したい。
◆チーム採点
40点(100点満点)
◆シーズン総括
▽エリク・モンバエルツ監督の下、2シーズン目を迎えた横浜FM。昨シーズンの得点源であったFWアデミウソン(現ガンバ大阪)がチームを去り、得点源としてフラメンゴからFWカイケ、FWマルティノスを獲得した。しかし、期待された得点源とはなれず、1stステージでは3連敗を含む5戦未勝利など11位と良い結果を残せなかった。
▽しかし、2ndステージに入るとチームにフィットし始めた助っ人が得点を重ね、日本代表にも選出されるMF齋藤学が躍動。頼みのMF中村俊輔が負傷により第6節から欠場するも、守備の形は作れた上に得点数が伸び、2敗で2ndシーズンを終えた。課題は勝負所で結果を残すこと。得点、失点の成績と順位がリンクしない点を改善したい。また、攻撃のタレント不足、チーム高齢化と難しい問題を抱えるが、若手が経験を積めたことは来季につながるだろう。
◆最優秀選手賞
Getty Images
MF齋藤学(26)33試合出場(先発32試合)/10得点
▽チームMVPは攻撃を牽引し続けた齋藤学に送りたい。日本代表に選出されるなど、シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮。長年得点源を見つけられないチームにおいて、サイドアタッカーながら自身J1で初となる2桁得点を記録した。得意のドリブルだけでなく、パス、シュート、さらにディフェンス面でもチームに貢献。中位に終わったチームの中でも出色の出来だった。
◆敢闘賞
Getty Images
DF中澤佑二(38)34試合出場(先発34試合)/3得点
▽文句なしで“鉄人”を選出。今シーズン限りでチームを退団するDF小林祐三も候補だったが、やはり3年連続フル出場を続けたベテランCBに送らせてもらう。昨シーズンに引き続きDFファビオとのコンビでもチームの守備を安定。3得点とセットプレーからの得点力もまだ衰えていない。シーズン終了後はチームからの不当な評価を受けたようだが、後身の育成を考えても、まだまだ試合に出続けてもらいたいところだ。
◆ブレイクスルー賞
Getty Images
DFパク・ジョンス(22)13試合出場(先発12試合)/1得点
▽シーズン終盤に出場機会を確保し、ボランチだけでなくセンターバックとしてもプレーしたDFパク・ジョンスに送る。出場試合数を考えればMF遠藤渓太、FW富樫敬真、MF喜田拓也らも候補だったが、シーズン中の大きな成長を考慮して選出した。高齢化した守備陣に大きな光が射す可能性を秘めており、来シーズンのプレーにも期待したい。
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