【J1チーム別総括】再び残留争いもぶれずに堅守賢攻スタイルを貫く《ベガルタ仙台》
2016.11.10 19:00 Thu
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第7回目は、上位進出はならずともスタイルを貫き通した12位のベガルタ仙台編をお届けする。
◆チーム採点
40点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽結果だけを見ると例年と大きく変わらず、残留争いに巻き込まれたシーズンとなった。しかし、渡邉晋監督が率いる3シーズン目に掲げた“堅守賢攻”を最後までブレずに実践。堅い守備から、手堅く速攻でゴールを陥れるスタイルがようやく形になり、降格圏とは13ポイント差と大きく引き離してフィニッシュした。
▽また、開幕直後からFW梁勇基とGK六反勇治、6月にはFW金園英学、7月にはMF野沢拓也、8月にはDF平岡康裕と各ポジションの主力が次々と負傷離脱する不運もあった。上位争いを目指したシーズンだけに決して満足はできないが、今後に繋がる戦いを見せた。
32試合出場(先発28試合)/10得点
▽シーズン序盤こそベンチスタートが続くも、調子が上がらないFWウイルソンに代わって出場機会を得ると、自身最多となる出場数とゴール数をマーク。3シーズン目を迎えてJリーグに慣れた印象が強い。また、10月1日の2ndステージ第14節の鳥栖戦ではJ1で初となるハットトリックの活躍を見せ、3-2の勝利に導き、チームのJ1残留を決めた。
◆敢闘賞
33試合出場(先発33試合)/1得点
▽全34試合中、33試合でフル出場と鉄人ぶりを発揮。堅守をベースとするチームスタイルにおいて、持ち味である豊富な運動量だけでなく、危機察知能力の高さ、ポジション取りのうまさ、寄せの早さが秀逸だった。その姿はまさに“ボールイーター”。チームに欠かすことができない存在であることを改めて示した。
◆ブレイクスルー賞
31試合出場(先発31試合)/4得点
▽富田が“堅守”の象徴ならば、ボランチでコンビを組んだ三田は“賢攻”の体現者だった。FC東京時代はサイドハーフとしてのプレーが多かったが、仙台でボランチに固定されると才能が開花。左足から高精度のパスを繰り出し、得意のドリブルでチームに推進力をもたらした。チームとしても守備の富田、攻撃の三田を心臓部に固定できたことは大きかったと言える。
◆チーム採点
40点(100点満点)
◆シーズン総括
▽結果だけを見ると例年と大きく変わらず、残留争いに巻き込まれたシーズンとなった。しかし、渡邉晋監督が率いる3シーズン目に掲げた“堅守賢攻”を最後までブレずに実践。堅い守備から、手堅く速攻でゴールを陥れるスタイルがようやく形になり、降格圏とは13ポイント差と大きく引き離してフィニッシュした。
▽また、開幕直後からFW梁勇基とGK六反勇治、6月にはFW金園英学、7月にはMF野沢拓也、8月にはDF平岡康裕と各ポジションの主力が次々と負傷離脱する不運もあった。上位争いを目指したシーズンだけに決して満足はできないが、今後に繋がる戦いを見せた。
◆最優秀選手賞
Getty Images
FWハモン・ロペス(27)32試合出場(先発28試合)/10得点
▽シーズン序盤こそベンチスタートが続くも、調子が上がらないFWウイルソンに代わって出場機会を得ると、自身最多となる出場数とゴール数をマーク。3シーズン目を迎えてJリーグに慣れた印象が強い。また、10月1日の2ndステージ第14節の鳥栖戦ではJ1で初となるハットトリックの活躍を見せ、3-2の勝利に導き、チームのJ1残留を決めた。
◆敢闘賞
Getty Images
MF富田晋伍(30)33試合出場(先発33試合)/1得点
▽全34試合中、33試合でフル出場と鉄人ぶりを発揮。堅守をベースとするチームスタイルにおいて、持ち味である豊富な運動量だけでなく、危機察知能力の高さ、ポジション取りのうまさ、寄せの早さが秀逸だった。その姿はまさに“ボールイーター”。チームに欠かすことができない存在であることを改めて示した。
◆ブレイクスルー賞
Getty Images
MF三田啓貴(26)31試合出場(先発31試合)/4得点
▽富田が“堅守”の象徴ならば、ボランチでコンビを組んだ三田は“賢攻”の体現者だった。FC東京時代はサイドハーフとしてのプレーが多かったが、仙台でボランチに固定されると才能が開花。左足から高精度のパスを繰り出し、得意のドリブルでチームに推進力をもたらした。チームとしても守備の富田、攻撃の三田を心臓部に固定できたことは大きかったと言える。
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