【J1チーム別総括】悔しさばかりが残った5年ぶりのJ1《アビスパ福岡》
2016.11.04 21:00 Fri
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第1回目は、5シーズンぶりのJ1復帰シーズンを最下位で終えたアビスパ福岡編をお届けする。
◆チーム採点
20点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽5シーズンぶりのJ1挑戦は、これまでと変わらない結果で幕を閉じた。“最強の3位”としてジンクスを打ち破り昇格プレーオフを制した福岡だったが、今シーズンは1stステージ第3節で最下位に転落すると、そこから一度も降格圏を脱出することなく、2ndステージ第14節で名古屋グランパスに0-5の大敗を喫して降格が決定した。
▽その名古屋戦後に井原正巳監督は「J1のレベルが高く、年間を通して戦いきれなかった」と本音をこぼしたように、戦力不足は明らかだった。井原監督就任後は守備を再構築してJ2を勝ち抜いてきたが、J1では個の部分で全く通用せず、年間通してワーストの66失点を喫した。また、降格決定後は明らかに選手たちのモチベーションの低下が見られるなど、厳しい言い方をすれば何も残らなかったシーズンとなった。
33試合出場(先発32試合)/6得点
▽本来であれば“該当なし”としたいところではあるが、今回は城後を選出。最終節こそプレーしなかったが、キャプテンとしてチームトップとなる33試合2754分間ピッチに立ち続けた。主に右のシャドーや右サイドハーフをこなし、派手さはないもののチームの汗かき役として豊富な運動量でけん引した。
◆敢闘賞
31試合出場(先発6試合)/2得点
▽今シーズンは31試合925分間の出場で2得点と数字としては物足りない。しかし、これまではボックス内で勝負するパターンが多かったが、今シーズンは2ndステージ第11節の川崎フロンターレ戦で決めたようにミドルレンジからも積極的にシュートを狙うなどプレーの幅を広げた。YBCルヴァンカップ(ナビスコカップ)では5試合に出場しそのうち4試合でフル出場。さらに3ゴールを奪うなど、チームの準々決勝進出に貢献した。
◆ブレイクスルー賞
20試合出場(先発11試合)/1得点
▽東京五輪世代として今後の活躍が期待される。今シーズンは20試合1055分に出場し、スタメン出場となった1stステージ第13節の柏戦ではプロ初ゴールを記録するなど飛躍のシーズンとなった。ボランチからシャドーストライカー、センターフォワードと、中央の位置でのプレーを得意とし、決定的なパスや独力でシュートチャンスを作る強さなど福岡の攻撃にアクセントを加えた。
◆チーム採点
20点(100点満点)
◆シーズン総括
▽5シーズンぶりのJ1挑戦は、これまでと変わらない結果で幕を閉じた。“最強の3位”としてジンクスを打ち破り昇格プレーオフを制した福岡だったが、今シーズンは1stステージ第3節で最下位に転落すると、そこから一度も降格圏を脱出することなく、2ndステージ第14節で名古屋グランパスに0-5の大敗を喫して降格が決定した。
▽その名古屋戦後に井原正巳監督は「J1のレベルが高く、年間を通して戦いきれなかった」と本音をこぼしたように、戦力不足は明らかだった。井原監督就任後は守備を再構築してJ2を勝ち抜いてきたが、J1では個の部分で全く通用せず、年間通してワーストの66失点を喫した。また、降格決定後は明らかに選手たちのモチベーションの低下が見られるなど、厳しい言い方をすれば何も残らなかったシーズンとなった。
◆最優秀選手賞
Getty Images
FW城後寿(30)33試合出場(先発32試合)/6得点
▽本来であれば“該当なし”としたいところではあるが、今回は城後を選出。最終節こそプレーしなかったが、キャプテンとしてチームトップとなる33試合2754分間ピッチに立ち続けた。主に右のシャドーや右サイドハーフをこなし、派手さはないもののチームの汗かき役として豊富な運動量でけん引した。
◆敢闘賞
Getty Images
FW平井将生(28)31試合出場(先発6試合)/2得点
▽今シーズンは31試合925分間の出場で2得点と数字としては物足りない。しかし、これまではボックス内で勝負するパターンが多かったが、今シーズンは2ndステージ第11節の川崎フロンターレ戦で決めたようにミドルレンジからも積極的にシュートを狙うなどプレーの幅を広げた。YBCルヴァンカップ(ナビスコカップ)では5試合に出場しそのうち4試合でフル出場。さらに3ゴールを奪うなど、チームの準々決勝進出に貢献した。
◆ブレイクスルー賞
Getty Images
FW邦本宜裕(19)20試合出場(先発11試合)/1得点
▽東京五輪世代として今後の活躍が期待される。今シーズンは20試合1055分に出場し、スタメン出場となった1stステージ第13節の柏戦ではプロ初ゴールを記録するなど飛躍のシーズンとなった。ボランチからシャドーストライカー、センターフォワードと、中央の位置でのプレーを得意とし、決定的なパスや独力でシュートチャンスを作る強さなど福岡の攻撃にアクセントを加えた。
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