【試合後会見】ハリルホジッチ「今日は勝利に値したとも思う」《ロシアW杯アジア最終予選》
2016.10.12 07:31 Wed
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4戦で日本代表はオーストラリア代表とのアウェイ戦を11日に戦い、1-1で引き分けた。
▽試合後会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「少しフラストレーションはあるが、後悔は全くしていない」と、グループ最大のライバル相手に敵地から勝ち点を持ち帰れたことに一定の満足感を示した。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「こんにちわ。この試合についての感想だが、少しフラストレーションはあるが、後悔は全くしていない。戦術の準備をしっかりして、我々のフィジカル状態をしっかり管理して、選手たちは特に守備面で素晴らしい試合をしてくれた。相手にわざとポゼッションをさせて、得点を取る可能性があることも最初から分かっていた。残念なのは、もう勝ち点2を取れた可能性があったということだ」
「同点ゴールに関してはコメントしない。我々は2~3回チャンスを作ったが、相手GKが2回ほど素晴らしいセーブを見せて、我々には3回目のチャンスがなかった。そして相手はデュエル(球際の競り合い)の戦いを挑んでいたが、チャンスを作らせず、危険な場面はほどんどなかった。守備に関してはしっかりした規律とオーガナイズができた。ボールを奪った後に少し慌てていた。最初のパスは少し確実ではなかったし、逆サイド(への展開)も足りなかった」
「それでも、選手にはおめでとうと言いたい。全員に、次(の試合)に向けて準備しようと伝えた。特にクラブで出番がない選手には、先発をしっかり確保するように。そして合宿で良い状態になるように、特別にトレーニングするようにとも伝えた」
「同点にされたことで、少し試合のビジョンを変更せざるを得なかった。何人かの選手は確かに疲れていた。オーストラリアはCKかFKからしか点が取れないので、そこの管理をする選手が必要だった。本田(圭佑)と小林(悠)には、FKでの正確な役割を与えていた。齋藤(学)や浅野(拓磨)だと経験がない分、プレッシャーに負ける不安があった。もしかしたらもっとフレッシュな選手を入れるべきだったかもしれない。危険なのはFKだけだったので、そのために新しい選手を入れた。特に丸山(祐市)は、FKのためのタクティクスチョイスだった。それ以外に何かできたかは分からない。オーストラリアはアジアチャピオンなので、それほど多くのリスクは取れない。今日は勝利に値した」
──本田のシャープさが徐々に失われているように感じるが、彼はどれだけ得点を取っていないのか
「我々にとって本田は非常に重要な存在だ。このチームでより多くの得点と、より多くのパスを出している選手だ。今日はサプライズを起こしたわけだが、これがうまく行きかけた。ただし留意すべきは、ミランでプレー時間が少ないことだ。フィジカルパフォーマンスについては楽観的ではない。それでも本田は重要な選手だ」
「もし本田がトップパフォーマンスだったら、今日は他の結果が生まれたのではないか。試合後にみんなには『所属クラブでポジションを確保して、そして試合回数を増やしてくれ』と言った。プレーしなければハイレベルにならない。だが、彼らに代わる選手がいるだろうか。オカ(岡崎慎司)は病気もけがもしていた。(岡崎の代わりに)誰がいいだろうかということで本田を選んだのだが、今日の本田には本当に満足している。得点を取らせることもできた。次の合宿では、さらに良いフィジカルパフォーマンスになっていることを望みたい」
──守備は戦術的に練れていたと思うが、相手の左サイドからの攻撃に脅威を感じていたか? それから2試合で勝ち点4については満足しているか
「しっかり準備できていたと思う。試合も(ビデオで)ほとんど見てオーストラリアのことは全部知っていた。(相手の)左サイドバックはFWにもなるし、運動量もものすごいし、ボールなしで上がってくる活動量もすごかった。左サイドの上下すべてをカバーできる素晴らしい選手だった。グラウンダーのクロスを1回だけ許した。コンタクトがあってPKを献上してしまったが、この選手をケアする準備はしていた。彼の背後を3〜4回、取ることもできていたが、クロスからの小林のヘディングは素晴らしいセービングで防がれてしまった。彼が左サイドを上がったら戻ってこられないことも分かっていたのでチャンスは作れた。タクティクスの部分で、我々はそのトレーニングができていた」
「この2試合に関してだが、今回の合宿は本当に難しかった。何人かの選手は試合数が足りなかった。特に1試合目は本当難しかった。2試合目はフィジカル的に、より良くなった。60分〜70分まではやるべきことをやれた。3人のフレッシュな選手を入れて、勝利を探すべきだったかもしれない。ただ、勝ち点4は満足すべきだと思うが、チャンスのことを考えると今日は勝利に値したとも思う」
▽試合後会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「少しフラストレーションはあるが、後悔は全くしていない」と、グループ最大のライバル相手に敵地から勝ち点を持ち帰れたことに一定の満足感を示した。
「こんにちわ。この試合についての感想だが、少しフラストレーションはあるが、後悔は全くしていない。戦術の準備をしっかりして、我々のフィジカル状態をしっかり管理して、選手たちは特に守備面で素晴らしい試合をしてくれた。相手にわざとポゼッションをさせて、得点を取る可能性があることも最初から分かっていた。残念なのは、もう勝ち点2を取れた可能性があったということだ」
「同点ゴールに関してはコメントしない。我々は2~3回チャンスを作ったが、相手GKが2回ほど素晴らしいセーブを見せて、我々には3回目のチャンスがなかった。そして相手はデュエル(球際の競り合い)の戦いを挑んでいたが、チャンスを作らせず、危険な場面はほどんどなかった。守備に関してはしっかりした規律とオーガナイズができた。ボールを奪った後に少し慌てていた。最初のパスは少し確実ではなかったし、逆サイド(への展開)も足りなかった」
「それでも、選手にはおめでとうと言いたい。全員に、次(の試合)に向けて準備しようと伝えた。特にクラブで出番がない選手には、先発をしっかり確保するように。そして合宿で良い状態になるように、特別にトレーニングするようにとも伝えた」
──後半、選手が疲れているように見えたが、最初の交代が82分だった。3人の交代枠をどのように使おうと考えていたのか
「同点にされたことで、少し試合のビジョンを変更せざるを得なかった。何人かの選手は確かに疲れていた。オーストラリアはCKかFKからしか点が取れないので、そこの管理をする選手が必要だった。本田(圭佑)と小林(悠)には、FKでの正確な役割を与えていた。齋藤(学)や浅野(拓磨)だと経験がない分、プレッシャーに負ける不安があった。もしかしたらもっとフレッシュな選手を入れるべきだったかもしれない。危険なのはFKだけだったので、そのために新しい選手を入れた。特に丸山(祐市)は、FKのためのタクティクスチョイスだった。それ以外に何かできたかは分からない。オーストラリアはアジアチャピオンなので、それほど多くのリスクは取れない。今日は勝利に値した」
──本田のシャープさが徐々に失われているように感じるが、彼はどれだけ得点を取っていないのか
「我々にとって本田は非常に重要な存在だ。このチームでより多くの得点と、より多くのパスを出している選手だ。今日はサプライズを起こしたわけだが、これがうまく行きかけた。ただし留意すべきは、ミランでプレー時間が少ないことだ。フィジカルパフォーマンスについては楽観的ではない。それでも本田は重要な選手だ」
「もし本田がトップパフォーマンスだったら、今日は他の結果が生まれたのではないか。試合後にみんなには『所属クラブでポジションを確保して、そして試合回数を増やしてくれ』と言った。プレーしなければハイレベルにならない。だが、彼らに代わる選手がいるだろうか。オカ(岡崎慎司)は病気もけがもしていた。(岡崎の代わりに)誰がいいだろうかということで本田を選んだのだが、今日の本田には本当に満足している。得点を取らせることもできた。次の合宿では、さらに良いフィジカルパフォーマンスになっていることを望みたい」
──守備は戦術的に練れていたと思うが、相手の左サイドからの攻撃に脅威を感じていたか? それから2試合で勝ち点4については満足しているか
「しっかり準備できていたと思う。試合も(ビデオで)ほとんど見てオーストラリアのことは全部知っていた。(相手の)左サイドバックはFWにもなるし、運動量もものすごいし、ボールなしで上がってくる活動量もすごかった。左サイドの上下すべてをカバーできる素晴らしい選手だった。グラウンダーのクロスを1回だけ許した。コンタクトがあってPKを献上してしまったが、この選手をケアする準備はしていた。彼の背後を3〜4回、取ることもできていたが、クロスからの小林のヘディングは素晴らしいセービングで防がれてしまった。彼が左サイドを上がったら戻ってこられないことも分かっていたのでチャンスは作れた。タクティクスの部分で、我々はそのトレーニングができていた」
「この2試合に関してだが、今回の合宿は本当に難しかった。何人かの選手は試合数が足りなかった。特に1試合目は本当難しかった。2試合目はフィジカル的に、より良くなった。60分〜70分まではやるべきことをやれた。3人のフレッシュな選手を入れて、勝利を探すべきだったかもしれない。ただ、勝ち点4は満足すべきだと思うが、チャンスのことを考えると今日は勝利に値したとも思う」
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