継続して代表に招集されているDF丸山祐市「出られる準備はできている」《ロシアW杯アジア最終予選》

2016.10.02 23:30 Sun
©超ワールドサッカー
▽日本代表は2日、6日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のイラク代表戦に向けたトレーニングを埼玉スタジアム2002のサブグラウンドで行った。

▽練習後、DF丸山祐市(FC東京)がミックスゾーンで取材に応じ、コンディションや、チームの雰囲気について語った。
◆DF丸山祐市(FC東京)
──調子はいかがですか
「いつでも出られる準備はできているので、このまま維持すること、コンディションを保つことですね」

──最終予選で1敗をしている厳しい状況ですが、チームの雰囲気は
「負けることはサッカーなのであると思います。たかが1敗。捉え方の問題かもしれませんが、まだ1敗しかしていないので、残りを勝ち続ければ良いと思います。チーム全員でしっかりと勝利を目指してやれればと思います」

──9月は招集されても試合に出られませんでしたが、ここまで意識して取り組んでいたことはありますか
「個人的なことなので。ただ、この間の代表で言われたアドバイスはFC東京に戻ってからもしっかり練習していました」
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「ヤングなでしこ」ことU-20日本女子代表は、AFC U-20女子アジアカップ決勝でU-20北朝鮮女子に1-2で敗れて大会4連覇はならなかった。内容的にも後半は押されていて、グループステージ(ミスからの失点で0-1)に続いての完敗だった。 北朝鮮の実力は侮れない――ということで、21日から始まる北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦もかなりの苦戦が予想されるのではないだろうか。というのも、日本の主力選手のほとんどが“海外組”なのに対し、北朝鮮の“海外組”はJ3の岐阜でプレーする左SB文仁柱(ムン・インジュ)ただ一人。それも日本でプレーしているのだから、時差に苦しむことはない。 過去の北朝鮮代表には2010年南アW杯に出場したFW鄭大世(チョン・テセ)、MF安英学(アン・ヨンハ)の他にもMF梁勇基(リャン・ヨンギ)、MF李漢宰(リ・ハンジェ)らがいた。「北朝鮮には3人の在日コリアン枠」があるとも噂されている由縁だ。 日本での試合には多くの在日コリアンが応援に駆けつけるが、在日の選手が試合に出れば応援にも力が入るのは間違いない。ただ、以前に比べるとJリーガーになる選手が減っていることも確か。「裕福な家庭の子供が多いから、ハングリー精神が希薄になった」と指摘するのは在日のサッカー関係者だが、日本との対戦で刺激を受けてプロを目指す選手が増えるかもしれない。 試合に話を戻すと、2試合とも時差の影響を受けない北朝鮮にはかなりのアドバンテージがあると見ていいだろう。そこで日本代表のスタメンを、時差等のコンディション面から予想してみた(システムは4-2-3-1)。GKはこれまでの実績と国内組ということで大迫敬介。CBは板倉滉と町田浩樹が有力だが、町田の帰国は19日と試合の2日前。このため1日早く帰国する谷口彰悟の方が試合にフィットするかもしれない。 SBは、右はC大阪の毎熊晟矢で決まりだろう。左は18日に帰国する伊藤洋輝か橋岡大樹か悩むところ。コンディション次第では2年ぶりに代表へ復帰した長友佑都という選択もあるかもしれない。 ボランチは“国内組”なら川村拓夢(広島)と佐野海舟(鹿島)※ということになるが、いくらなんでも経験不足の2人を同時にスタメン起用することはないだろう。これまでなら遠藤航とケガからの回復次第だが守田英正ということになるが、2人とも帰国は19日だ。そこで一人は17日に帰国している田中碧で、遠藤にはコンディション次第だが強行出場してもらうしかない。(※編集部注:佐野はケガで不参加が決定) 攻撃陣は南野拓実、相馬勇紀、小川航基、堂安律、上田綺世、中村敬斗の6人が19日に帰国と厳しいスケジュールになっている。そこでトップ下には17日に帰国した久保建英、左FWはアジアカップのイラン戦でプレスバックから久保と好連携を見せた前田大然、1トップに浅野拓磨(2人とも18日に帰国)と、スピードを武器にする2選手を前線に配置。問題となるのは右FWで、ここは堂安に無理をしてもらうしかなさそうだ。 こうしてコンディション面から人選を考えていて、是非とも今回招集して欲しかったのが浦和に移籍して好プレーを連発している前田直輝だ。スピードとキレのあるドリブル突破を武器に、カットインからの左足シュートに加え、タテにも仕掛けられるウインガーで、第4節の湘南戦では今シーズン初ゴールも決めた。 伊東純也の招集が難しい現状のなか、森保一監督には6月シリーズで前田直の招集を期待したいところである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.03.19 13:00 Tue

目標“W杯優勝”は「ブレることはない」、DFリーダーとして期待される板倉滉が不安視する声に「結果で証明する」と意気込む

日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)が、改めてその思いを語った。 18日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦に向けた連戦に向けトレーニングキャンプがスタート。初日は、12名が参加。5名はジムでのトレーニングメニューをこなしていた。 板倉はこの日はジムで汗を流すことに。ベスト8で敗退に終わったアジアカップを経験している中、改めて今回の2試合への意気込みを語った。 「非常に僕自身は危機感を持って帰ってきていますし、アジアカップで悔しい思いをしたので、あの経験があって良かったなと思えるようにしていきたいです」 「コンディション自体は今非常に良いと思いますし、動きも悪くはないと思うので、今自分ができる事を日本代表に還元したいです」 準々決勝のイラン代表戦では、延長戦に入るかと思われた中、後半アディショナルタイムにPKを決められて敗戦。そのPKを与えてしまったのは板倉だった。 直接的に失点に関与してしまった板倉。申し訳ない気持ちがありながらも、すぐに切り替えていたという。 「もちろん皆さんに申し訳ないという気持ちは常に持っていますけど、毎日次の日が来るわけで、立ち止まっているわけにはいかないですし、前に進まなければいけません」 「これからのキャリアを考えた時にも、あの経験があって良かったと思えるキャリアを歩みたいと思ったので、切り替え自体はすぐにできました。帰ってすぐ試合があったこともありますし、目の前の試合に集中していきました」 やり返していきたいと息巻く板倉。とはいえ、アジアカップではロングボールや空中戦で後手を踏むことがチーム全体として多かった。 今回対戦する北朝鮮も同様の戦いをしてくる可能性は考えられるが「まずは一対一で負けない、戦わなければいけないというのをアジアカップを通じて感じました。個人として伸ばせるのはそこかなと思います」と語り、「チームとしてはああいう展開になった時に、ペースを掴めなかったことは課題だと思います。実際に戦っていて難しい戦いが続いていたので、そこはもう1回チーム内で話したりコミュニケーションを取りながら改善していきたいと思います」と、課題を克服していく必要があると語った。 アジアカップは経験のある選手がいない中で戦ったが、今回はDF長友佑都(FC東京)が1年3カ月ぶりに復帰。この日のトレーニングでは早速ムードメーカーらしく、声を出し続けて盛り上げていた。 「佑都くんに頼ってばかりいてもダメですし、ここから日本代表を強くしていくには自分たちの世代がという思いはあります」と、自分たちも熱を出していく必要があるとコメント。「もちろん佑都くんが帰ってきてくれて、会った時には嬉しかったですけど、そこに頼らず、自分たちがという思いは忘れずにやらなければいけないと思います」と、多くの選手がが同じことをやれるようになるべきだとした。 日本代表はW杯優勝を目標に掲げている中、アジアカップではベスト8止まり。ファン・サポーターからは不安視する声が多く上がっている。 世界とアジアでの戦いには大きな差があるが板倉は「毎試合変わらないです。もちろん僕たちはW杯優勝を目標に掲げていて、それがブレることはないです。ただ、見ている人たちはアジアカップでああいう結果になって、無理じゃないかと思っていると思います」とコメント。「ただ、自チームに帰ったみんなを見ても前進しているなと。危機感を持って戦っているなというのは自分自身にも伝わってきます」と、選手たちは今回のアジアカップの敗戦でより気を引き締めているという。 「日本代表を強くしていく中で、日本代表の活動は長く時間が取れないので、それぞれが自チームで調子良くやっているのを発揮できるように。簡単じゃないですし、難しい戦いというのもわかっているので、短い時間で準備して、どんな相手にも勝たなければいけないと思います」と、森保一監督が常に語るように、自チームでのパフォーマンスを上げ、個々が成長することしかないと板倉は見解を述べた。 失意の中での厳しい相手。アウェイでの北朝鮮戦は13年ぶりの戦いとなる。板倉は「映像でしか見たことがないですけど、相当やりにくい雰囲気になると思います」とコメント。「色々な問題はあると思いますが想定はできていると思うので、その環境は楽しみつつ、難しい試合が待っているという危機感は常に持ってやっていきたいです」と、気を引き締めながらも、新たな環境でのプレーを楽しみにしているようだ。 そんな中でセンターバックでコンビを組むDF冨安健洋(アーセナル)は不在。板倉は「自分がまとめなければいけない」と語り、「自分自身のパフォーマンスより、チームとしてのパフォーマンスを見ていきたいと思っています。その中で自分ができる事をどんどんやっていきたいです」と、全体を見てパフォーマンスを出していきたいとした。 板倉は最後に改めてファン・サポーターにメッセージ。不安に感じている人の思いを払拭していきたいとした。 「今見ているファンの人からしたら非常に心配な状態かなと思いますけど、やっている僕たちからすれば全然問題ないですし、ここから前に進むだけだと思っています」 「それを変えるには結果で証明するしかないです。結果で証明して、盛り上がってもらえるようにしていきたいと思います」 2024.03.19 12:12 Tue
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