グループA本命対決は1-1のドロー! ワンチャンス生かしたアーセナルがパリから貴重な勝ち点1持ち帰る《CL》
2016.09.14 06:07 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第1節のパリ・サンジェルマンvsアーセナルが13日にパルク・デ・プランスで行われ、1-1の引き分けに終わった。
▽一方、昨季もベスト16敗退となったアーセナルは、今夏の移籍市場でムスタフィやルーカス・ペレス、グラニト・ジャカらが加入。国内リーグでは開幕試合勝利なしと躓いたものの、直近のリーグ戦を2連勝で飾り、CL初戦に臨んだ。注目の先発メンバーではカップ戦GKのオスピナが起用されたほか、1トップにサンチェス、2列目にはイウォビ、エジル、チェンバレンが入った。
▽立ち上がりから果敢な入りを見せたホームのPSGが電光石火の先制点を挙げる。開始40秒過ぎ、右サイド深くに侵入したオーリエのクロスをセンターバック2枚の間に入ったカバーニが頭でゴール左隅に流し込んだ。
▽エースの開始早々の先制弾で勢いづくホームチームは、左ウイングに入ったマテュイディやカバーニの果敢なプレスをスイッチに攻撃的な守備でアーセナルのビルドアップをけん制。また、フィジカル面で勝る屈強な選手たちが球際の戦いで優位性を保ち、13分にはディ・マリアが右CKの場面で左足インスウィングのボールでゴールを狙うが、これはGKオスピナのセーブに阻まれた。
▽序盤から攻守で相手を圧倒し続けるPSGは、ヴェッラッティとディ・マリアの正確な配球を起点に追加点を狙う。34分には高い位置でルーズボールを奪ったカバーニが飛び出したGKをかわし、ボックス左から無人のゴールへシュートを放つ。だが、この絶好機を決め切れない。さらに42分にはディ・マリアの浮き球スルーパスに反応したカバーニが完璧に最終ラインの裏を取るが、胸トラップからの右足ボレーをミートできず、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。後半も主導権を握るPSGは鋭いカウンターから追加点を目指す。68分と69分には、最終ラインの裏を取ってボックス内に抜け出したオーリエとカバーニに続けてビッグチャンスも、GKオスピナの好守に阻まれる。さらに71分にはヴェッラッティのスルーパスからボックス右に侵入したディ・マリアが枠を捉えたシュートを放つが、これもコロンビア代表守護神のビッグセーブに防がれた。
▽一方、後半も攻め手がないアーセナルは、63分にチェンバレンを下げてジルーを投入。この交代でサンチェスが左ウイングに下がると、ジルーのポストプレーとサンチェスの個人技を軸にチャンスを作り始める。すると78分、人数をかけた攻めから左サイドのエジルがボックス中央のイウォビにピンポイントの横パスを通す。イウォビのシュートはGKアレオラに阻まれるが、ボックス中央でこぼれ球に反応したサンチェスがゴール左隅に見事なミドルシュートを突き刺した。
▽再三の決定機を決め切れず、ワンチャンスをモノにされたPSGは、80分にパストーレ、84分にトマス・ムニエを続けて投入。再びゴールを目指す。対するアーセナルはエジルを下げてエルネニーを投入し、引き分けを意識した戦い方にシフト。試合終盤にかけてはサンチェスのスルーパスに抜け出したイウォビ、ディ・マリアの右CKからマルキーニョスに勝ち越し機が訪れるも、互いに決め切れない。試合終了間際には小競り合いを起こしたジルーとヴェッラッティがいずれも2枚目のカードをもらい、退場となる後味の悪い形で試合はタイムアップ。
▽グループAの本命対決1stラウンドは1-1のドロー決着も、敵地でワンチャンスを生かして追いついたアーセナルが、貴重な勝ち点1を持ち帰る結果となった。
▽また、同日行われたグループAのもう1試合、バーゼルvsルドゴレツは、1-1のドローに終わった。アウェイのブルガリア王者ルドゴレツが、前半終了間際にジョナタン・カフーのゴールで先手を奪うも、スイス王者バーゼルが後半終盤の80分にシュテフェンのゴールで追いつき、痛み分けのドローとなった。
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▽昨シーズンのCLベスト8のパリ・サンジェルマン(PSG)は、今夏にエメリ新監督を招へい。イブラヒモビッチやダビド・ルイスがイングランドに旅立ったPSGは、今夏にヘセ・ロドリゲスやクリホヴィアク、ベン・アルファら新戦力を獲得。グループステージ最大のライバルと目されるアーセナル戦に向けては、今季初出場となるチアゴ・シウバと、負傷明けのマクスウェルのベテランが最終ラインに入ったほか、3トップにはカバーニ、ディ・マリアと共に中盤が本職のマテュイディが起用された。▽立ち上がりから果敢な入りを見せたホームのPSGが電光石火の先制点を挙げる。開始40秒過ぎ、右サイド深くに侵入したオーリエのクロスをセンターバック2枚の間に入ったカバーニが頭でゴール左隅に流し込んだ。
▽エースの開始早々の先制弾で勢いづくホームチームは、左ウイングに入ったマテュイディやカバーニの果敢なプレスをスイッチに攻撃的な守備でアーセナルのビルドアップをけん制。また、フィジカル面で勝る屈強な選手たちが球際の戦いで優位性を保ち、13分にはディ・マリアが右CKの場面で左足インスウィングのボールでゴールを狙うが、これはGKオスピナのセーブに阻まれた。
▽相手のハイプレスと激しい寄せに苦戦するアーセナルは思うようにボールを動かせず、背丈の低いサンチェスに長いボールを蹴らされるなど、攻撃の形を作れない。セットプレーからムスタフィがヘディングシュートを狙うが、いずれも枠を捉え切れない。
▽序盤から攻守で相手を圧倒し続けるPSGは、ヴェッラッティとディ・マリアの正確な配球を起点に追加点を狙う。34分には高い位置でルーズボールを奪ったカバーニが飛び出したGKをかわし、ボックス左から無人のゴールへシュートを放つ。だが、この絶好機を決め切れない。さらに42分にはディ・マリアの浮き球スルーパスに反応したカバーニが完璧に最終ラインの裏を取るが、胸トラップからの右足ボレーをミートできず、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。後半も主導権を握るPSGは鋭いカウンターから追加点を目指す。68分と69分には、最終ラインの裏を取ってボックス内に抜け出したオーリエとカバーニに続けてビッグチャンスも、GKオスピナの好守に阻まれる。さらに71分にはヴェッラッティのスルーパスからボックス右に侵入したディ・マリアが枠を捉えたシュートを放つが、これもコロンビア代表守護神のビッグセーブに防がれた。
▽一方、後半も攻め手がないアーセナルは、63分にチェンバレンを下げてジルーを投入。この交代でサンチェスが左ウイングに下がると、ジルーのポストプレーとサンチェスの個人技を軸にチャンスを作り始める。すると78分、人数をかけた攻めから左サイドのエジルがボックス中央のイウォビにピンポイントの横パスを通す。イウォビのシュートはGKアレオラに阻まれるが、ボックス中央でこぼれ球に反応したサンチェスがゴール左隅に見事なミドルシュートを突き刺した。
▽再三の決定機を決め切れず、ワンチャンスをモノにされたPSGは、80分にパストーレ、84分にトマス・ムニエを続けて投入。再びゴールを目指す。対するアーセナルはエジルを下げてエルネニーを投入し、引き分けを意識した戦い方にシフト。試合終盤にかけてはサンチェスのスルーパスに抜け出したイウォビ、ディ・マリアの右CKからマルキーニョスに勝ち越し機が訪れるも、互いに決め切れない。試合終了間際には小競り合いを起こしたジルーとヴェッラッティがいずれも2枚目のカードをもらい、退場となる後味の悪い形で試合はタイムアップ。
▽グループAの本命対決1stラウンドは1-1のドロー決着も、敵地でワンチャンスを生かして追いついたアーセナルが、貴重な勝ち点1を持ち帰る結果となった。
▽また、同日行われたグループAのもう1試合、バーゼルvsルドゴレツは、1-1のドローに終わった。アウェイのブルガリア王者ルドゴレツが、前半終了間際にジョナタン・カフーのゴールで先手を奪うも、スイス王者バーゼルが後半終盤の80分にシュテフェンのゴールで追いつき、痛み分けのドローとなった。
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