グリーズマン復帰も得点力不足改善されず…アトレティコが昇格組相手に2戦連続ドロー《リーガエスパニョーラ》

2016.08.28 07:06 Sun
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ第2節のレガネスvsアトレティコ・マドリーが27日にムニシパル・デ・ブタルケで行われ、0-0の引き分けに終わった。

▽先週行われたホームでのリーガ開幕戦では、試合終了間際に新戦力ガメイロのPKで先制するも、ラストプレーで追いつかれ、昇格組のアラベス相手にまさかのドロースタートとなったアトレティコ。リーグ初勝利を目指す第2節では、再び昇格組レガネスとのアウェイゲームに臨んだ。開幕戦からのメンバー変更は2点。カラスコに代わって、出場停止明けのエース、グリーズマンがガメイロと共に2トップに入り、チアゴに代わってアウグスト・フェルナンデスが起用された。
▽アラベス戦と同様に圧倒的なボール保持率でハーフコートゲームを展開するアトレティコだが、引いた相手に対して、遅攻の精度を欠き、なかなか攻め切れない。流れを変えたいチームは、ガメイロとグリーズマンのスピードを生かして背後を狙っていくが、こちらの攻めも機能しない。

▽相手に1本のシュートも許さない圧倒的な展開ながら、ほとんど決定機を作れないアトレティコは、37分にガビの柔らかなフィードに抜け出したグリーズマンがボックス左でダイレクトボレーも、これはGKセランテスのビッグセーブに阻まれ、ゴールレスで試合を折り返した。

▽迎えた後半、キックオフ直後から前に出るアトレティコは、52分にボックス左で2人のDFの間を割ったガメイロが強烈なシュートを放つが、これはGKセランテスの素早い反応に阻まれ、後半開始早々のゴールとはならず。
▽流れを変えたいシメオネ監督は、58分にガメイロを下げてトーレス、63分にはガビを下げてカラスコをピッチに送り出す。この選手交代でも流れを変えられないアウェイチームは、79分にはA・フェルナンデスを下げてガイタンを投入する超攻撃的な布陣でゴールを目指す。

▽84分にはボックス左に抜け出したカラスコがGKと一対一を迎えるが、この絶好機はニアを狙ったシュートをGKセランテスに阻まれてしまう。さらに後半アディショナルタイムには、フィリペ・ルイスの左クロスをゴール前に飛び出したトーレスがドンピシャのタイミングでヘディングシュート。だが、このシュートもGK正面を突き、万事休す。昇格組相手に2試合連続ドローとなったアトレティコは、厳しい船出を強いられることになった。
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