【選手評】ハリルホジッチ「野心と勇気と強い気持ちを持って」《ロシアW杯アジア最終予選》

2016.08.25 19:14 Thu
©超ワールドサッカー
▽日本サッカー協会(JFA)は25日、9月1日、6日に行われるロシア・ワールドカップ アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表した。会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、メンバーの選考理由を明かした。

▽ハリルホジッチ監督は最終予選に向けて「決意を持って、勇気を持って最終予選を勝ちにいくという野心を持っている」とコメント。強い気持ちを持って戦うことの重要性を口にした。
▽選手選考に関しては特にFWの選考について言及。FW浅野拓磨やFW宇佐美貴史、FW武藤嘉紀らのコンディションを不安視しており、そのため多くのメンバーを前線に割いたと明かした。

▽また、20日に行われた明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節の湘南ベルマーレ戦で石井正忠監督と交代時にベンチで口論したFW金崎夢生については「代表の候補選手があのような態度をとってはいけない」とコメント。メンバーリストに入っていながらも、外したことを明かしている。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
「コンニチハ。会長も申し上げたように厳しい戦いが始まる。我々のグループには5つのチームがいて、それらが予選突破を目指して戦う。このチームがさらに上を目指して戦っていくが、タイなども成長している」
「予選突破は何とかなるだろうなどという声を耳にする。もちろん、そういう声の通りではあるが、関係者と色々と話していく中で、前回も難しい状況はあった。そして今回も同じく難しい戦いになると思っている。この最終予選は、獲りにいかなければいけない。誰も渡してくれるものではない」

「国内だろうが海外だろうが、我々は野心を持っている。もっと強く決意を持って、勇気を持って最終予選を勝ちにいくという野心を持っている」

「戦うためのグループについて、まずは9月1日に埼玉で対戦し、そのあとはタイでも試合がある。これは9月6日だ。我々にはすでに困難がある。15分前にリストに載っていたある選手がケガをしたと報告を受けた。しかし、そうは言え、すでにバックアップメンバーも用意してある。ケガした選手の状態を日曜日に見て、判断したい」

「他の問題としては海外組が先発で試合に出ていない。ケガを抱えたままシーズンに入っている選手もいる。移籍した選手は先発勝ち取る戦いをしなければいけない。新たなトレーニングを始める人もいる。そういう困難がありながらも決意は変わらない」

「2次予選の初戦であるシンガポール戦は忘れられない。最終予選はもっと強い相手がいる。(2015年の)アジアカップではUAEに負けている。リベンジよりも強い気持ちを持って戦うことが大事だ。強い気持ち持って勝利を探しにいかなければいけない。そして埼玉を満員にして良い雰囲気作って、試合後に勝利を祝いたいと思う」

【GK】
西川周作(浦和レッズ)
東口順昭(ガンバ大阪)
林彰洋(サガン鳥栖)

「頻繁に呼んでいる3人。(川島)永嗣には昨日電話したが、労働許可証がまだ届いていないという話だった。彼もこの競争に入っていくことを認識しなければいけない。そして、クラブで先発で出られなければここにも入られない。この3人を信頼している。新たなコーチを呼んで、彼とともにクラブを回り準備もした。この試合に向けて、やってきたことを発揮しなければいけない」

【DF】
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
太田宏介(フィテッセ/オランダ)

「右サイドと左サイドを含めた4人。また太田を改めて呼んだ。彼らは海外でプレーしている。今回左利きが必要かなと思っていて、太田に関しては左利きでありフレンドリーマッチにも結構出ていた。しかし最近の2試合は出ていない。彼を呼んで、話をしてトレーニングしていきたい。彼が試合に出るかどうかは様子を見る」

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
昌子源(鹿島アントラーズ)

「真ん中の4人。15分前に槙野に関して悪い情報がきた。ケガをしたようだ。検査したが、結果は良くないと言っている。日曜日に来てもらって、我々のメディカルスタッフが分析し、場合によってはもう一度メディカルチェックを受けるかもしれない。それから経過を見て決める。ただ、バックアップを用意しているので問題はない。槙野がダメならばすぐ呼べる準備をその選手もしている。槙野はパフォーマンス良くなってきたので残念だがこういったことはよくあることだ」

【MF】
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
柏木陽介(浦和レッズ)
大島僚太(川崎フロンターレ)

「(山口)蛍を改めて呼んだ。そして新しくはないが大島も呼んでいる。若い選手だが、クオリティがある。アグレッシブさのところでまだまだ伸びしろがある。五輪にも出た。これからも若い選手を信頼して使っていかなければいけないと思っている。私の考えは、若い選手でも資格あれば問題なく呼ぶ」

香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セビージャ/スペイン)

「常に一緒にサッカーをしている2人。清武は新たなクラブを見つけた。かなりのトレーニングを積んでいると聞いている。セビージャの監督は、私と同じかそれ以上に要求しており、清武にとっては良いこと。テクニックは高い、それ以外の部分を伸ばせる格好のの場所。セビージャで成功できると確信している」

「そして日本人がビッグクラブでプレーしていることは嬉しいことだ。ビッグクラブで先発を取ることは簡単ではない。数名の選手はまだまだ競争にさらされている。このポジションに関して、実は年齢がいった選手を用意している。年齢が上であっても、最終予選に関しては呼ぶ。川崎のプレーヤーだ。35歳だが、何かあった時には常に頭の中に入っている選手。彼をバックアップメンバーに用意している」

【FW】
本田圭佑(ミラン/イタリア)
小林悠(川崎フロンターレ)
宇佐美貴史(アウグスブルク/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)

「ここにはまだまだ改善の余地がある。FWは7人を用意したが、なぜかはこの後で話をする。宇佐美はドイツに行って、今のところたくさんのプレー時間はない。スタッフがコンタクトを取ったが、疲れているが諦めないと言っていたようだ。そういったコメントを宇佐美から聞けて嬉しく思う」

岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
浅野拓磨(アーセナル/イングランド)

「岡崎は常に言ってきたが、クラブと代表では役割が違う。そして武藤はケガから戻ってきた状態で、今はトレーニング積んでいる。この前の試合は出ていないが、次の試合には出ると聞いている。ドイツに行ってケガ人のチェックをしてもらったが、武藤に関しては安心してくれと聞いている。だから呼んだ。ただ、いろいろな状況により、彼をグループに入れるのか、他の選手を入れるのかはまだまだ見てみなければいけない」

「最も難しいのが浅野だ。五輪が終わって日本に帰っている。誰が日本に帰って来いと言ったのかはわからないが、休めと言われたようだ。ヴェンゲルに直接電話して、なぜ日本で15日も20日も休まなければいけないのかと話した。レンタルされることはわかっていて、五輪期間中に全てが解決されている予定だった。日本に残らざる得ない状況だったので、我々がいろいろな環境を整えてトレーニングはみっちりとやった」

「どこにレンタルされるかはわからない。今の所、ロンドンに行ったと聞いているが、コミュニケーションを取るのが今は難しい状況だ。1試合目に浅野が使えるのかどうかわからない。ただ、浅野の移籍に関してはかなり信頼している。五輪でも高いクオリティを見せた。これからも若さと情熱をもたらして欲しい。良いプレーができるのであれば、試合に出したい。ただ、競争には含まれている」

「FWの起用に関しては、金崎のことを話しておかなければいけない。彼はリストに入っていたが、残念ながら前節、代表の候補選手があのような態度をとってはいけない。それが理由で外した。代表の基準として全選手に伝えたい。このような行動を取ると代表には入れない」

「まとめると、今回は3人のGKに21人のフィールドプレーヤーを呼んだ。バックアップにはGK1人、DF2人、MF2人、FW2人を用意している。皆さんが彼らをいつ目にするかはわからない。みなさんが知っていてほしいことは、UAEはすでに1カ月半も合宿をしている。さらに、アル・アインには8人の代表選手がいてAFCチャンピオンズリーグを戦っている」

「それから再び代表に合流している。つまりは2カ月もトレーニングを行っているのだ。今日はカタールで練習試合をすると聞いている。我々もスタッフを現場に送っている。そして、ACLの試合も視察した。我々自身も準備しており、野心と勇気と強い気持ちを持っている。1試合はいつでも難しい。しかし私の好きな言葉はビクトリー。これを探し、言い訳はせずに戦っていきたいと思っている」
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「親愛なる友よ。」川島永嗣が共に日本代表を支えた長谷部誠の引退にメッセージ「かけがえのないものを見せ続けさせてもらった」

ジュビロ磐田の元日本代表GK川島永嗣が、長年共に戦ったフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠の引退にメッセージを送った。 川島は大宮アルディージャや名古屋グランパス、川崎フロンターレでプレーしたのちヨーロッパへと渡り、ベルギー、スコットランド、フランスでプレー。今シーズンからJリーグに復帰し、磐田の守護神としてプレーしている。 その川島は2008年から日本代表としてプレー。2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を機に正守護神となり、2018年のロシア W杯まで正守護神を務めたが、2022年のカタールW杯はメンバー入りも出場機会はなく、その後代表キャリアを終えた。 今シーズン限りで引退する長谷部は、学年は1つ下であり、同じく南アフリカW杯に出場し、キャプテンを務め、ロシア大会まで日本代表を支えたチームメイト。ヨーロッパでも互いに長らくプレーし、プライベートでも親交があった中、同世代の戦友の引退に自身のインスタグラムでコメントした。 ーーーーー 親愛なる友よ。 思い返すともう20年以上もの付き合いか。 この日が来るのを心のどこかで避けてたけど。 共に日の丸を背負って戦った日々。 チームメイトとして、時に対戦相手として。 そして、友人として。 長谷部誠という人間を通して、 かけがえのないものを見せ続けさせてもらい、 年齢に関わらず、多くのものを学ばせてもらった。 そしてここ数年の活躍は、 長谷部誠という選手にしかできない、 ヨーロッパ最高峰でのプレーの数々を、 一人のサッカーファンとして最高に楽しませてもらった。 フランクフルトと自分がプレーしたストラスブールとが近かったのも、何かの縁だったかな。 残りのシーズン、思い切り楽しんで! まこととフランクフルトの目標が達成されますように。 また無垢に語ろう ーーーーー 川島は代表チームの移動中の2ショットや、ストラスブールとフランクフルトの2ショット、そしてクリスマスにサンタ帽を被った2ショットなどを一緒に投稿。これにはファンも大きく反応し「大好きなツーショット」、「特別な想いがひしひしと伝わります」、「いい関係ですね」、「素敵なメッセージ」、「これは泣ける」、「最高の心友」とコメントが集まっている。 <span class="paragraph-title">【写真】熱いメッセージに添えられた日本代表を支えた2人のレアな2ショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C557R7Wx7xR/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C557R7Wx7xR/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">川島永嗣 Eiji Kawashima(@eijikawashima01)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.04.19 12:50 Fri

「完璧なキャプテン」ザッケローニ元日本代表監督が引退発表の長谷部誠を労う「羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはない」

元日本代表監督であるアルベルト・ザッケローニ氏が、17日に現役引退を発表したフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠を労った。 17日、長谷部は記者会見を開き、今シーズン限りで22年間の現役生活に幕を下ろすことを発表。引退後は、フランクフルトで指導者としての道を歩むこととなる。 その長谷部は、日本代表として2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)から2018年のロシアW杯まで3大会に出場し、その間キャプテンを務めるなど活躍。114試合に出場していた。 ザッケローニ監督が率いた、2010年から2014年はまさにキャプテンとして活躍し、2011年にはアジアカップを制覇。ブラジルW杯では悔しい結果に終わったが、ザッケローニ監督の日本代表キャリアでは常に長谷部と共にあった。 ザッケローニ氏は日本サッカー協会(JFA)を通じてコメントを寄せ、選手として、キャプテンとしての長谷部を称えた。 「長谷部は私にとって“完璧なキャプテン”です」 「彼の豊かな人間性、優雅な立ち居振る舞い、常に正しい判断力は、まさにリーダーたるもので、30年間にわたる私の監督のキャリアの中でも比類なきものでした」 「彼と一緒に仕事をすれば、私のメッセージは正確に適切な形で選手たちに伝えられ、チーム内でのコミュニケーションが建設的なものになりました」 「SAMURAI BLLUE(日本代表)の挑戦は彼がいなければ達成できなかったと断言することができます。誠、あなたの献身的な仕事、そして、私やサッカーに対して与えてくれた全てのことに感謝します」 「日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人と共に羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません。誠、あなたは私の息子のようでもありました。イタリアの我が家はいつでもあなたを歓迎します。近いうちにお会いしましょう。セカンドキャリアでの成功も祈っています」 2024.04.18 22:25 Thu
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