10人のローマがポルトからアウェイゴールを奪いドロー《CLプレーオフ》

2016.08.18 05:50 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ1stレグのポルトvsローマがエスタディオ・ド・ドラゴンで18日に行われ、1-1の引き分けに終わった。
PR
▽6シーズン連続の本選出場を目指すポルトは、今夏の移籍市場でバレンシアなどを率いたヌーノ監督を招へい。新戦力ではガラタサライから加入したアレックス・テレスを先発で起用。その他は、昨季までの主力がスタメンに名を連ねた。
▽一方、昨季のセリエAを3位で終えたローマは、ゼコやサラー、デ・ロッシ、ストロートマンなど主力を先発で起用。ケガ人が続出している守備陣では新戦力のGKアリソンやヴェルメーレン、フアン・ジェズスが先発に名を連ねた。

▽序盤から積極的な入りを見せたのはローマ。3分、バイタルエリアでボールを受けたストロートマンがゴール前に浮かせたパスを送ると、これに反応したサラーがループシュートでゴールを脅かすが、シュートはカバーに戻ったフェリペにヘディングでクリアされた。開始早々に決定機を迎えたローマは、7分にも右サイドを突破したゼコのクロスからチャンス。中央でペロッティが落とし、最後はサラーが左足で狙ったがシュートは枠の左に逸れた。

▽試合の主導権を握るローマは13分、ゼコの中央突破からチャンスが生まれる。相手DFがゼコをブロックしてこぼれたボールを飛び出したGKカシージャスがファンブルすると、これを再び奪ったゼコがゴールを狙ったが、これはカバーに入ったA・テレスのブロックに阻まれた。
▽多くの決定機を演出するローマだったが、意外な形で試合が動く。21分、ショートCKを右サイドで受けたフロレンツィが高速クロスを供給すると、これがゴール前のフェリペの足に当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

▽ホームで先制を許したポルトはすぐに反撃に転じる。22分、ボックス右に持ち上がったエクトル・エレーラの折り返しをボックス中央のアンドレ・シウバがダイレクトシュート。さらにGKアリソンが弾いたこぼれ球をオタビオが詰めるも、シュートは枠を外した。

▽徐々にペースを握り返されるローマは41分、中盤からのフィードボールに飛び出したアンドレ・シウバを後方からのタックルで倒したヴェルメーレンがこの試合2枚目のイエローカードで退場。10人となって後半へ折り返した。

▽ローマの1点リードで迎えた後半、最初のチャンスはホームチームに生まれる。51分、ボックス中央右でボールを受けたアンドレ・シウバのシュートがマノラスに当たり、ゴール前のアドリアン・ロペスがゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

▽数的優位で押し気味に試合を進めるポルトは、セットプレーから試合を振り出しに戻す。60分、右CKをニアのA・ロペスがヘディングで合わせると、エメルソン・パルミエリがハンドを犯してPKを獲得。このPKをアンドレ・シウバがゴール左に決めた。

▽同点に追いつかれたローマのスパレッティ監督は、77分にサラーを下げてファシオを投入。さらに84分には、フロレンツィに代えてレアンドロ・パレデスをピッチに送り出すなど、ドロー狙いで試合を終わらせにかかった。

▽その後、数的優位のポルトに何度もゴールを脅かされたローマだったが、身体を張った守りで最後までゴールを死守。試合は1-1でタイムアップを迎えた。数的不利のローマがアウェイゴールを獲得し、ホームで行われる2ndレグに向けて優位となった。

PR
関連ニュース

胸の痛み訴え緊急搬送のエンディカ…心臓に異常はなく肺気胸と診断

ローマは試合中に胸部の痛みを訴え病院に搬送されたコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカについて、現時点での見解を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。 エンディカは14日にスタディオ・フリウーリで行われたセリエA第32節のウディネーゼ戦で先発。しかし、1-1のスコアで迎えた70分過ぎに突如としてピッチへ座り込み、胸の痛みを周囲に訴えた。 主審は速やかに試合中断の措置をとり、エンディカは担架でピッチを後に。ローマ側はチームの動揺からプレー続行が不可能であると訴え、ウディネーゼ側も了承したことで試合中止が決定された。 その後、エンディカはスタジアム近くの病院に搬送されたが、クラブは心電図検査など幾つかの検査を行った結果、心臓に異常は見られなかったと説明。現時点では、肺気胸を伴う胸部外傷だろうとのことだ。 エンディカはすでに退院となったが、今後ローマでさらなる追加検査が実施される予定。クラブは慎重に検査を進めたい意向を示している。 なお、ローマは声明の中で、試合中止に同意してくれたウディネーゼや、適切な対応を取ってくれた審判団、協力的な姿勢を示してくれたファン、搬送先の病院のスタッフに対する感謝も表明。選手の命を守るための適切な行動ができたことに安堵している。 2024.04.16 11:55 Tue

負傷交代のケアー、大事に至らずもローマ戦は欠場か

ミランのデンマーク代表DFシモン・ケアーが、18日に行われるヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのローマ戦を欠場するようだ。 ケアーは14日に行われたセリエA第32節のサッスオーロ戦に先発出場したが、55分に屈筋を負傷しマッテオ・ガッビアとの交代を余儀なくされていた。 イタリア『MIlannews.it』によれば、ケアーは15日の午前中に診察を受診。その結果、筋肉系の損傷は見られなかったものの、少なくとも1週間は戦列を離れることになり、木曜日のローマ戦は欠場することになるとのこと。 なお同紙によれば、筋肉疲労でサッスオーロ戦を欠場したGKマイク・メニャンは、15日に他のメンバーとともにトレーニングをこなしており、ローマ戦で復帰する予定だという。 2024.04.16 01:00 Tue

ローマDFエンディカは大事に至らず! ウディネ戦で胸の痛み訴えて搬送もクラブが検査結果異常なしを報告

ウディネーゼ戦で胸の痛みを訴えて健康状態が懸念されたローマのコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカだが、病院での検査の結果大事に至らなかったことが確認された。 エンディカは14日にスタディオ・フリウーリで行われたセリエA第32節のウディネーゼvsローマに先発出場。しかし、1-1のスコアで迎えた70分過ぎに突然ピッチに座り込むと、胸の痛みを周囲に訴えた。 これを受け、主審がすぐさま試合を中断させてメディカルスタッフと共に、AED(自動体外式除細動器)を携帯した救急隊をピッチに呼び寄せた。 ただ、エンディカは意識があり、AEDが使用されることなく、ひとまず担架に乗せられてドレッシングルームへと下がっていた。その際、中継映像では心配する周囲にサムアップする同選手の姿も映されていた。 その後、ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督は一度ドレッシングルームに下がってエンディカの状態を確認した後、審判団とウディネーゼのガブリエレ・チオフィ監督に状態を説明。そして、チームとしてプレー続行が不可能であることを訴えた結果、試合中止が決定した。 イタリア『スカイ・スポルト』によると、すぐさまスタジアム近くの病院に搬送されたエンディカは、心電図検査など幾つかの検査を受けたが、専門の医師によって心臓発作の兆候といった問題がないことが確認された。 また、クラブ公式X(旧ツイッター)では病院のベッドで腕に力こぶを作るエンディカの写真と共に「チームは病院にいるエンディカを見舞いに行きました。エヴァンは気分も良くなり、元気です。彼はさらなる経過観察のため病院に残る予定です。フォルツァ、エヴァン」と、大事に至らなかったことを明かした。 さらに、チームと共にエンディカの見舞いに行っていたデ・ロッシ監督は、病院の外に集まっていた報道陣に対して、「彼は元気だ、元気だよ」と同選手の無事を伝えている。 <span class="paragraph-title">【写真】エンディカが搬送先の病院で無事を報告</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">La squadra ha fatto visita a Ndicka in ospedale.<br><br>Evan si sente meglio ed è di buon umore. Resterà in osservazione per accertamenti in ospedale.<br><br>Forza Evan! <a href="https://twitter.com/hashtag/ASRoma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ASRoma</a> <a href="https://t.co/M2PfNeqOoq">pic.twitter.com/M2PfNeqOoq</a></p>&mdash; AS Roma (@OfficialASRoma) <a href="https://twitter.com/OfficialASRoma/status/1779601894576435335?ref_src=twsrc%5Etfw">April 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.04.15 05:50 Mon

ウディネーゼvsローマが試合途中で中止に…ローマDFエンディカが胸の痛みを訴えて緊急搬送

セリエA第32節のウディネーゼvsローマが、ローマのコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカの健康上の問題を理由に試合途中に中止となった。 14日にスタディオ・フリウーリで行われた同試合は前半の23分にウディネーゼがMFロベルト・ペレイラのゴールで先制。そのままホームチームの1点リードで前半終了を迎えた。 後半はローマが優勢に進めると、64分にFWロメル・ルカクのゴールによって1-1のイーブンとなった。 しかし、70分過ぎにエンディカが突然ピッチに座り込むと、同選手は胸の痛みを周囲に訴えた。これを受け、主審がすぐさま試合を中断させてメディカルスタッフと共に、AED(自動体外式除細動器)を携帯した救急隊をピッチに呼び寄せた。 ただ、エンディカは意識があり、AEDが使用されることなくひとまず担架に乗せられてドレッシングルームへと下がっていた。その際、中継映像では心配する周囲にサムアップする同選手の姿も映されていた。 ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督は一度ドレッシングルームに下がってエンディカの状態を確認した後、審判団とウディネーゼのガブリエレ・チオフィ監督に同選手の状態を説明。そして、チームとしてプレー続行が不可能であることを訴えた結果、このタイミングでの試合中止が決定した。 なお、ローマはクラブ公式X(旧ツイッター)を通じて、エンディカに関する声明を発表している。 「エヴァン・エンディカ選手のピッチ上での緊急医療を受けて、ウディネーゼvsローマの試合は中止となりました」 「エンディカ選手は意識があり、さらなる検査のため病院に搬送されました」 「フォルツァ・エヴァン、私たちはあなたと共にあります!」 現時点で同試合の新たな日程は未定となっているが、通常のセリエAの規則通り、主審が中断の笛を吹いた時間から同じスコアでの再開となる見込みだ。 2024.04.15 03:22 Mon

同国対決1stマッチはローマに軍配! 下向かずのミラン監督「修正できる」

ミランのステファノ・ピオリ監督がリターンレグでの奮起を求めた。 ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でローマ相手に同国対決のミラン。11日の1stレグではホームに迎え撃ったが、17分に浴びたジャンルカ・マンチーニの一発が重くのしかかり、0-1の先勝を許した。 CKから喫した失点の差を追って、18日の2ndレグで敵地に乗り込むミランだが、これで公式戦連勝も「7」でストップしたピオリ監督はイタリア『スカイ』で1stレグを振り返り、巻き返し可能と話す。 「我々は良い試合をした。素晴らしい試合ではなかったがね。前半はもっと勇敢さが必要だった。ドローでも良かったかもしれないが、まだ試合があるし、修正できると信じている」 「後半のチームは私好みだったが、もっとリスクをおかしていく必要があった。私は誇りとリターンレグで勝つという意思を期待している」 14日に敵地で行われるセリエA第32節のサッスオーロ戦を経ての2ndレグ。サッスオーロ戦で弾みをつけ、ローマとのリターンレグに挑みたいところだ。 2024.04.12 15:05 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly