【プレミア・シーズンプレビュー】本命ユナイテッド、対抗チェルシー

2016.08.13 18:00 Sat
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▽2016-17シーズンのプレミアリーグが8月13日(土)に開幕を迎える。昨シーズンは、開幕前オッズが5001倍だったレスター・シティが奇跡的な初優勝の偉業を達成。今シーズンは、マンチェスター・ユナイテッドがモウリーニョ、マンチェスター・シティがグアルディオラ、チェルシーがコンテとそれぞれ名将を招へいしており、予想困難な白熱のリーグとなりそうだ。
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◎本命:マンチェスター・ユナイテッド
○対抗:チェルシー
▲3番手:スパーズ
☆注目:マンチェスター・シティ
△連下:アーセナル、リバプール
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◆豪華補強とモウリーニョで復権へ~ユナイテッド~
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▽本命は昨季5位のユナイテッドとした。ファン・ハールを解任したクラブは、新指揮官にモウリーニョを招へい。さらに、身体能力抜群でポテンシャル高いDFバイリー、昨季ドルトムントで23ゴール32アシストを記録したMFムヒタリャン、過去10シーズンで9度のリーグ優勝を誇るFWイブラヒモビッチに加え、史上最高額でのMFポグバの復帰を実現するなど、豪華補強を見せている。
▽課題は昨季トップ8で最少だった得点力の改善だが、決定力の高いイブラヒモビッチと優れた攻撃性能を誇るポグバの加入で向上は確実。その中でいかに守備の安定感を保つかというところだが、もともと守備組織構築に定評のあるモウリーニョならば問題ないだろう。指揮官の過去の発言からもヨーロッパリーグはメンバーを落とし、リーグに力を入れるとみられる。順当なら優勝争いは堅い。

◆闘将&リーグ集中で巻き返し必至~チェルシー~
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▽対抗はチェルシーとみる。昨季はカルネイロ医師との問題を抱えたモウリーニョの求心力が低下し、序盤から低迷。ヒディンク暫定監督でも巻き返しきれず、10位に終わった。今季は、ユベントスで実績を積んだ前イタリア代表指揮官の闘将であるコンテを招へい。補強の進行具合は良いとは言えないものの、伸びしろの大きいFWバチュアイ、そして圧倒的な守備力を誇るMFカンテを王者レスターから獲得できた点は非常に大きい。

▽そして、チェルシーを対抗に推す大きな要因は、ヨーロッパでの戦いがなくリーグに集中できる点だ。キープレイヤーは、一昨シーズン優勝の立役者である主将のDFテリー。カンテの存在により負担が減り、ベテランの扱いに長けているコンテの下でテリーがトップパフォーマンスを維持できれば、昨季のように崩れることは考えにくい。
◆完成度と充実補強で優勝圏~トッテナム~
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▽トッテナムも大きな可能性を秘める。昨シーズンは最終節でアーセナルに逆転されて順位を落としたが、3位という好位置でフィニッシュ。最終節でニューカッスルに1-5と敗れながらも、シーズンを通しての得失点差はレスターを上回る+34を記録した。総じてみれば、最も安定感あるフットボールを見せたチームだったと言えるだろう。

▽今シーズンはチャンピオンズリーグとの並行がカギになるが、もともと選手層は比較的厚く、オフシーズンにはポチェッティーノ・スタイルに適合する重厚な守備者・ワニヤマと、ケインの負担を軽減させることが期待されるエージルディビジ得点王のFWヤンセンを獲得できた。完成度は高く、新指揮官クラブが苦戦するようなら戴冠も。

◆名将ペップに期待も守備タレント不足か~シティ~
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▽もちろんマンチェスター・シティも圏内だ。バルセロナとバイエルンでタイトルを獲り続けたグアルディオラは、足元の技術に長けるDFストーンズ、突破力に秀でるMFザネとMFノリート、そして組み立てで力を発揮できるMFギュンドアンなど自身のスタイルに合致できる選手を補強。それでも、バルセロナやバイエルン時代に比べれば、守備陣のタレント不足の感は否めない。プレミアリーグ初挑戦ということもあり、取りこぼしは多くなるのではないか。

◆13年ぶり優勝視野も守備陣不安~アーセナル~
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▽昨シーズンはGKチェフの加入により2003-04シーズン以来の優勝が期待されたアーセナルだが、一歩届かず2位でフィニッシュ。新たにMFグラニト・ジャカを獲得して戦力を上げたチームだが、DFコシエルニーに頼りきりのセンターバック陣が不安だ。獲得が噂されるバレンシアDFムスタフィやバルセロナDFマテューの獲得に成功すれば、優勝に向けてポジティブな材料となる。あとは、FWヴァーディやFWイグアインなど、今夏に狙った一流ストライカーの獲得に失敗した点がどうか。FWジルーがシーズンを通して好調を維持すれば優勝候補筆頭クラスだが…。

◆知将2年目で躍進の可能性十分~リバプール~
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▽リバプールも侮れない。昨シーズン途中から指揮を執っているクロップ監督の2年目で、戦術の浸透度も増すはず。補強ではFWサディオ・マネやMFワイナルドゥム、DFクラバン、MFマティプとマンチェスター勢に比べれば地味ながらも、実力者を引き入れた。S・マネやコウチーニョ、ララナなど小回りの利くアタッカー陣がハマった時の爆発力は脅威。クラバンとマティプが難なくプレミアリーグに馴染むことができれば、プレミアを引っ張る存在となってもおかしくない。

◆昨季優勝もCL並行で苦戦濃厚~レスター~
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▽奇跡的優勝の立役者であるFWヴァーディ、MFマフレズ、MFカンテのうち、流出を強いられたのは開幕時点でカンテのみ。それでも、中盤の防波堤となっていたカンテが抜けた点は、大きな戦力ダウンだ。代役となるMFキングや新戦力のMFナンパリス・メンディがどこまでやれるかがカギ。さらに、チャンピオンズリーグに参戦する中で、それほど選手層を厚くできていない点が気がかりで、リーグ戦で崩れる可能性をはらんでいる。

▽注目選手は、プレシーズン中に好仕上がりをアピールしている新加入のFWムサ。スピードとダイナミックな仕掛けが売りの同選手は、FW岡崎とは違うタイプ。岡崎にとって強力なライバルになるが、チームとしてはヴァーディを中心に両者をうまく使い分けたい。あとは、マフレズの慰留に成功できるかが重要。

◆ハマーズ、セインツも欧州を狙う~そのほかクラブ~
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▽そのほかでは、昨シーズンの6位サウサンプトンと7位ウェストハムも引き続き注目だ。モナコやリヨンなどを率いた知将ピュエルをニースから引き入れたサウサンプトンは、万能型MFホイベーアと仕掛け鋭いMFレドモンドを補強し、マネとワニアマの穴を埋めた。

▽ウェストハムはMFパイエの慰留に成功した中で、FWアンドレ・アイェウを補強。DFクレスウェルが長期離脱の最終ラインはやや不安も、FWキャロル、MFランシーニ、MFクヤテーらタレントが豊富で、爆発力がある。

▽昇格組はバーンリー、ミドルズブラ、ハル・シティの3チーム。この中では、モウリーニョの下でアシスタントとして学んだ経験がある元レアル・マドリーDFカランカ率いるミドルズブラに注目したい。GKバルデス、DFバラガン、FWネグレドなどを獲得したチームは、組織的な守備を武器に勝ち点積み重ねを目指す。そのほかでは、クーマンの下で上位進出を狙うエバートンにも期待したい。


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ノッティンガム・フォレストはブラジル人DFムリージョ(21)の売却も検討せざるを得ない状況だ。 今季コリンチャンスから移籍金1500万ポンド(約28億9000万円)でノッティンガム加入のムリージョ。身長184cmと標準サイズのセンターバックだが、その存在感と個人レベルの活躍は絶大だ。 その活躍から1年でのステップアップも噂されるようになって久しいが、やはり財務規則違反(PSR)云々を抱えるノッティンガムとしてもムリージョは売却を検討せざるを得ない対象か。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、ムリージョにはリバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン(PSG)が一定の関心。 2000万ポンド(約38億5000万円)程度ではノッティンガムの要求を満たせず、それをはるかに上回る巨額を提示しなければならないようだが、他の選手の売却も考慮するノッティンガム。“帳尻合わせ”が必要であり、状況次第で想定よりも安売りしなければならなくなる可能性も否めない。 ムリージョ以外の売却候補は、背番号10を背負う中軸のイングランド人MFモーガン・ギブス=ホワイト(24)、今季チームトップのプレミアリーグ12得点を叩き出すニュージーランド代表FWクリス・ウッド(32)など。 チャンピオンシップ(イングランド2部)降格の危機に、複数の主力売却も検討せざるを得ないノッティンガム。若くて優秀なセンターバックはどんなクラブも最優先で残したいところだが、21歳ムリージョの将来やいかに。 2024.04.18 20:45 Thu

ユナイテッドと俊英メイヌーの新契約交渉が続く 夏までの決着目指す

マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表MFコビー・メイヌー(18)に契約延長の動きが続いているようだ。 チームとして低空飛行が続き、個人としてもケガで出遅れた今季だが、復帰してからは才能を輝かせ、中盤で定位置をがっちりと掴んだメイヌー。デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンをベンチに追いやるほどのブレイクぶりは3月のイングランド代表デビューにもつながり、飛躍の1年と言っていい。 今やユナイテッドで今後が楽しみな逸材の1人としてだけでなく、イングランド全体でもホットな若き才能の1人としてみられるようになるなか、ピッチ外ではクラブとの新契約を巡る噂もちらほら。そして、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が最新情報を共有している。 2月に初期交渉の両者は現在、今夏までの決着を目指してさらに話し合いを進め、新契約の内容は年俸アップにプラスして、いくつかのアドオンが付いたものに。サー・ジム・ラトクリフ共同オーナーが会長を務めるイギリスの多国籍化学企業『INEOS』は新プロジェクトの顔の1人にと考えているそうだ。 18歳とは思えぬ落ち着いたボール捌きで一線を画す存在となり、アルゼンチン代表MFアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドとともに復権のキーマンとして注目されるメイヌー。契約内容がどうであれ、これからが楽しみな逸材だ。 2024.04.17 12:55 Wed

今季36ゴール、守田英正の同僚FWがプレミアで争奪戦…スウェーデン代表FWにユナイテッドとリバプールも参戦か

プレミアリーグ勢からの熱心な関心を受けているスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)だが、争奪戦は激しいものになりそうだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)のコヴェントリー・シティから2023年夏にスポルティングに完全移籍したギョケレシュ。初挑戦となったプリメイラ・リーガでは27試合で22ゴール10アシストと圧倒的な得点力を見せ、首位を走るチームを支えている。 そのギョケレシュには、アーセナルやチェルシー、ニューカッスルと言ったプレミアリーグのクラブが関心を寄せており、代理人とも交渉をすでにスタートさせていると見られている。ただ、契約解除条項の金額である1億ユーロ(約161億5000万円)の支払いが移籍の条件のようだ。 そんな中、イギリス『HITC』はマンチェスター・ユナイテッドも参戦することとを報道。ストライカー補強を今夏のテーマにしているユナイテッドは、新たな少数株主である『INEOS』の後押しも受けて、資金面での遅れを取らないと見られている。 ユナイテッドは昨夏も獲得を目指したバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインやブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーもターゲットにしている中、ギョケレシュが最優先と考えている状況。すでにコンタクトを取っているという。 一方で、そのユナイテッドの動きに待ったをかけようとしているのがリバプールとのこと。ユルゲン・クロップ監督が退任することが決定している中、後任の候補にはスポルティングのルベン・アモリム監督も浮上。併せて選手も獲得したいと考えているという。 長年エースとしてチームを支えてきたエジプト代表FWモハメド・サラーがサウジアラビアから熱心なオファーを受けており、退団する可能性が高く、コロンビア代表FWルイス・ディアスも他クラブに狙われている状況。ストライカーの獲得に動きたい中で、ギョケレシュが検討されているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻のゴールラッシュ!ギョケレシュの2023-24シーズンゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xBd7ZmTcUFY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 15:05 Tue
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