困難が降り注ぐU-23日本代表チームについて手倉森監督「その分ドラマティックなことも起こっている」《リオ五輪》
2016.08.03 13:25 Wed
▽4日にブラジルで開幕するリオ・デジャネイロ オリンピックの男子サッカーに出場するU-23日本代表を率いる手倉森誠監督が、不参加となったヤング・ボーイズのFW久保裕也や追加招集となったアルビレックス新潟のFW鈴木武蔵について言及した。
◆手倉森誠監督
「久保選手の気持ちを借りれば無念だろうと。選手たちにも伝えたのは、うまくやろうとしてアクシデントが起こるのは、ピッチの中でも同じであり、人生の中でも同じだと話しました。それでもそれを乗り越えるには、リスクマネジメントができる人が成功できると。我々はバックアップというリスクマネジメントをしていた。彼のことを考えれば残念だが、チームのことを考えれば残念がってばかりはいられない。いよいよ戦う22人が決まり、すっきりとした気持ちでやっていこうと伝えました。もちろん、託される側になった我々は出られない人たちの分も、思いも汲んで戦わなければいけないという思いがより高まりました」
――この世代は常に困難が降り注いできた中で、今回の出来事をどう捉えているか
「よくアクシデントが起こるチームだなと。しかしその分、ドラマティックなことも起こっているので、今回もこのアクシデントを乗り越えて、ドラマティックな大会にできればと思っています」
――鈴木選手に期待する部分は
「彼を呼んで話したのは、2トップの一角ではないと伝えました。今日もサイドでのプレーをやらせましたが、彼にとってもこの大会では柔軟性を求められると話しました。彼の戦術理解力を高めてほしいと伝えています」
――興梠選手とプレーする期間は短いが
「フィーリングですね。チームの形ややり方を刷り込んでいる状態です。それに対して、鈴木、野津田、中谷らが描いている形があり、興梠もその形を理解しつつあります。やり続けることだけです」
「想像していますよ(笑)。私の中では、なんでも想像しています」
――初戦を戦うナイジェリアがまだブラジルに到着していないが
「それが想定外です(笑)。それが一番の想定外。ただ、それを追い風だと思わないように。やはり敵は手強く、我々は強いチームではありません。強くなりたいチームだという姿勢で試合に入っていきたいと思っています」
――縁がなかったと表現されていたが、久保選手の招集に関してかなりこだわっていた印象を受けたが
「こだわり過ぎたのかなと。縁というのは良いバランスがあってこそ結ばれるものです。自分が、彼は海外組であり、この世代のエースと思い過ぎたことで、縁がなくなってしまったのかなという気がしています。でも、日本代表として17名で大会に入っていくわけにはいかないです」
「こういう決断をしたと直接久保選手に話した時に、これからA代表を目指すところにモチベーションを持ってやっていきたいという話でした。この世代で勝ち取った五輪に出られないけれどというと、『大丈夫です、東京五輪に出ます』ということだったので、頼もしいなと思いました」
――以前、すでにグループステージの戦いを頭に描いていると言っていたが、今回の久保選手不参加を受けてその辺りは
「それは今日のトレーニングです。若干の変更をみなさんもご理解いただけたかなと。1戦目の入りは変わります。絶えて、守って、鋭く攻撃する。もう1つは時間を使う。それができるようなシステムを使います」
――3トップのようなシステムに見えたが、それは久保選手が抜けた影響か
「いいえ、以前の囲み取材でも話した通り、あの形はやるつもりで、それは初戦に向けてのものでした。また変えたらすみません(笑)」
――今日のトレーニングではボランチやセンターバックも動く印象だったが
「前回の試合ではボールを握られない試合を強いられて、その部分だけはもう少し高めておかなければいけないなと。後ろのボールを離す判断がなければ、土台がなければいけません。今日は後ろから重点的にやらせてもらいました」
――東京五輪もチームを率いるとの報道があるが
「広報から情報は得ましたが、個人的な頭の中では、契約を全うしたいという思いと、終わってからは休みたいという思いしか今はありません(笑)」
◆手倉森誠監督
「久保選手の気持ちを借りれば無念だろうと。選手たちにも伝えたのは、うまくやろうとしてアクシデントが起こるのは、ピッチの中でも同じであり、人生の中でも同じだと話しました。それでもそれを乗り越えるには、リスクマネジメントができる人が成功できると。我々はバックアップというリスクマネジメントをしていた。彼のことを考えれば残念だが、チームのことを考えれば残念がってばかりはいられない。いよいよ戦う22人が決まり、すっきりとした気持ちでやっていこうと伝えました。もちろん、託される側になった我々は出られない人たちの分も、思いも汲んで戦わなければいけないという思いがより高まりました」
「よくアクシデントが起こるチームだなと。しかしその分、ドラマティックなことも起こっているので、今回もこのアクシデントを乗り越えて、ドラマティックな大会にできればと思っています」
――鈴木選手に期待する部分は
「彼を呼んで話したのは、2トップの一角ではないと伝えました。今日もサイドでのプレーをやらせましたが、彼にとってもこの大会では柔軟性を求められると話しました。彼の戦術理解力を高めてほしいと伝えています」
――興梠選手とプレーする期間は短いが
「フィーリングですね。チームの形ややり方を刷り込んでいる状態です。それに対して、鈴木、野津田、中谷らが描いている形があり、興梠もその形を理解しつつあります。やり続けることだけです」
――アクシデントが起こった際に良く想定内というが、今回の出来事も想定内か
「想像していますよ(笑)。私の中では、なんでも想像しています」
――初戦を戦うナイジェリアがまだブラジルに到着していないが
「それが想定外です(笑)。それが一番の想定外。ただ、それを追い風だと思わないように。やはり敵は手強く、我々は強いチームではありません。強くなりたいチームだという姿勢で試合に入っていきたいと思っています」
――縁がなかったと表現されていたが、久保選手の招集に関してかなりこだわっていた印象を受けたが
「こだわり過ぎたのかなと。縁というのは良いバランスがあってこそ結ばれるものです。自分が、彼は海外組であり、この世代のエースと思い過ぎたことで、縁がなくなってしまったのかなという気がしています。でも、日本代表として17名で大会に入っていくわけにはいかないです」
「こういう決断をしたと直接久保選手に話した時に、これからA代表を目指すところにモチベーションを持ってやっていきたいという話でした。この世代で勝ち取った五輪に出られないけれどというと、『大丈夫です、東京五輪に出ます』ということだったので、頼もしいなと思いました」
――以前、すでにグループステージの戦いを頭に描いていると言っていたが、今回の久保選手不参加を受けてその辺りは
「それは今日のトレーニングです。若干の変更をみなさんもご理解いただけたかなと。1戦目の入りは変わります。絶えて、守って、鋭く攻撃する。もう1つは時間を使う。それができるようなシステムを使います」
――3トップのようなシステムに見えたが、それは久保選手が抜けた影響か
「いいえ、以前の囲み取材でも話した通り、あの形はやるつもりで、それは初戦に向けてのものでした。また変えたらすみません(笑)」
――今日のトレーニングではボランチやセンターバックも動く印象だったが
「前回の試合ではボールを握られない試合を強いられて、その部分だけはもう少し高めておかなければいけないなと。後ろのボールを離す判断がなければ、土台がなければいけません。今日は後ろから重点的にやらせてもらいました」
――東京五輪もチームを率いるとの報道があるが
「広報から情報は得ましたが、個人的な頭の中では、契約を全うしたいという思いと、終わってからは休みたいという思いしか今はありません(笑)」
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