▽24日にU-19欧州選手権決勝のフランス代表vsイタリア代表がドイツのライン・ネッカー・アレーナで行われ、4-0で勝利したフランスが6大会ぶりのU-19欧州選手権優勝を果たした。
▽準決勝でグループA首位のポルトガル代表を撃破したフランスと、グループB首位のイングランド代表を撃破したイタリアの一戦。試合は開始早々の6分にフランスがスコアを動かす。中盤を持ち上がったMFトゥサール(リヨン)が相手にスライディングタックルを受けると、このこぼれ球を前線で拾ったFWオギュスタン(PSG)がボックス中央から侵入。飛び出した相手GKを冷静にかわしゴールネットを揺らした。
▽先制したフランスは19分にも決定機。右サイドをオーバーラップしたDFミシェリン(トゥールーズ)のクロスをニアに飛び込んだMFブラ(ギャンガン)がダイビングヘッドでゴールに突き刺した。
▽早い時間に2失点を喫したイタリアは43分、左CKからチャンスを迎えるがゴール前で競り合ったFWファヴィッリ(リボルノ)のヘディングシュートは枠の上に外れた。
▽フランスのリードで迎えた後半、イタリアはMFピッチ(エンポリ)を下げてFWカットローン(ミラン)を投入。しかし、後半も最初にゴールを脅かしたのはフランス。
▽52分、バイタルエリア中央でボールを受けたオギュスタンが強烈なミドルシュートを放ったが、これはGKメレット(ウディネーゼ)が弾き出した。さらにフランスは67分にも、ハリト(ナント)の左CKからFWムバッペ(モナコ)がヘディングでゴールを脅かしたが、これは枠の上に外れた。
▽スコアが動かないまま試合が終盤に差し掛かると82分、ボックス左手前でボールを受けたトゥサールのミドルシュートが相手DFにディフレクトすると、そのままゴール左隅に吸い込まれ、フランスが試合を決定づける3点目を奪った。
▽結局、最後までイタリアの攻撃が実ることはなく、逆にフランスはアディショナルタイム2分にディオップ(トゥールーズ)がダメ押し点を奪って試合終了。フランスが6大会ぶり7度目のU-19欧州選手権制覇を達成した。
