【名古屋グランパス】最後まで形が見つからなかった小倉新体制…守備の立て直しが急務《J1総括&展望》
2016.06.27 21:01 Mon
◆チーム採点
40点
◆1stステージ総括
▽クラブOBである小倉隆史をGM(ゼネラルマネージャー)兼任の監督に迎えた名古屋グランパス。DFオーマン、MFイ・スンヒ、FWシモビッチと3名の新外国人を迎えるなど選手の大幅な入れ替えを行い、心機一転スタートを切った。
▽しかし、1stステージは連勝がなく、連敗が2回。チームとして流れを掴み、波に乗ることができないまま終えてしまった印象だ。チームの基礎作りを行いたかった1stステージだが、戦い方を確立できていないところを見ると、小倉監督が思い描いていたペースでは進んでいないと言える。
▽特に守備面はエラーが散見され、複数失点を喫した試合は1試合も勝てていない。解決策が見つからないまま1stステージを終えてしまった。
◆1stステージ成績
14位 4勝5分け8敗 勝ち点17
得点:24(5位)、失点29(17位)
得失点差:-5
GK:楢崎正剛
DF:矢野貴章、オーマン、竹内彬、高橋諒
MF:イ・スンヒ、田口泰士
MF:古林将太、矢田旭、永井謙佑
FW:シモビッチ
◆1stステージMVP
FWロビン・シモビッチ
16試合(先発16試合)/9得点
◆2ndステージ展望
▽まずは、守備の立て直しが急務となる。CBの一角として1stステージを通して戦ったDF竹内彬の相棒がDF大武峻、DFオーマンと定まらなかった。1stステージ終了とともに、松本山雅からDF酒井隆介を完全移籍で獲得したように、まずは新たな選手で変化を加えることになる。しかし、問題は守り方。攻撃時に両サイドバックが高い位置を取る半面、裏を取られやすくなる。CBが釣り出された際のケアやボランチを含めた役割分担を整理したい。
▽また、攻撃面も課題は見える。小倉監督が理想とするパスを繋いで崩すやり方により、FWシモビッチの得点は終盤の4試合で止まってしまった。シーズン終盤に残留争いをしないためにも、199cmというシモビッチの高さを利用する必要はあるだろう。サイドからのクロスの精度も悪くないだけに、パターンとしては考えるべきだろう。
40点
◆1stステージ総括
▽クラブOBである小倉隆史をGM(ゼネラルマネージャー)兼任の監督に迎えた名古屋グランパス。DFオーマン、MFイ・スンヒ、FWシモビッチと3名の新外国人を迎えるなど選手の大幅な入れ替えを行い、心機一転スタートを切った。
▽特に守備面はエラーが散見され、複数失点を喫した試合は1試合も勝てていない。解決策が見つからないまま1stステージを終えてしまった。
◆1stステージ成績
14位 4勝5分け8敗 勝ち点17
得点:24(5位)、失点29(17位)
得失点差:-5
◆フォーメーション
(c) CWS Brains, LTD.
【4-2-3-1】GK:楢崎正剛
DF:矢野貴章、オーマン、竹内彬、高橋諒
MF:イ・スンヒ、田口泰士
MF:古林将太、矢田旭、永井謙佑
FW:シモビッチ
◆1stステージMVP
FWロビン・シモビッチ
16試合(先発16試合)/9得点
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽下位に沈むチームにおいて、9得点を挙げているシモビッチが1stステージのMVPだ。キャプテンとして攻守に渡りチームを支えたMF田口泰士の貢献度も高いが、チームの成績を左右する活躍を見せたシモビッチを選出する。コンスタントにゴールを重ねているシモビッチだが、欲を言えば複数得点が無いことが物足りない。高さはもちろんのこと、ボールを扱うスキルも高いため、クロスに合わせる以外の攻撃の形を作っていきたいところだ。◆2ndステージ展望
▽まずは、守備の立て直しが急務となる。CBの一角として1stステージを通して戦ったDF竹内彬の相棒がDF大武峻、DFオーマンと定まらなかった。1stステージ終了とともに、松本山雅からDF酒井隆介を完全移籍で獲得したように、まずは新たな選手で変化を加えることになる。しかし、問題は守り方。攻撃時に両サイドバックが高い位置を取る半面、裏を取られやすくなる。CBが釣り出された際のケアやボランチを含めた役割分担を整理したい。
▽また、攻撃面も課題は見える。小倉監督が理想とするパスを繋いで崩すやり方により、FWシモビッチの得点は終盤の4試合で止まってしまった。シーズン終盤に残留争いをしないためにも、199cmというシモビッチの高さを利用する必要はあるだろう。サイドからのクロスの精度も悪くないだけに、パターンとしては考えるべきだろう。
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