ドルトムント、ムヒタリャンのユナイテッド行きが今週中に決定? 契約残り1年の選手が移籍金45億円で移籍か

2016.06.27 20:30 Mon
ドルトムントMFヘンリク・ムヒタリャンのマンチェスター・ユナイテッド移籍が間近に迫っているのかもしれない。ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、チームがプレシーズンを開始する来月4日までに状況をあらためて「見定める」と話している。

ドルトムントとは2017年まで契約を結ぶムヒタリャンだが、ミーノ・ライオラ代理人は選手側の希望として、ドルトムントにユナイテッド移籍を要求。ドイツ『キッカー』によると、一時はDFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドアンに続くこの夏3人目の主力放出を拒否していたドルトムント首脳陣だが、今週中にムヒタリャンをどう扱うか、最終的な決断を下すという。

ヴァツケCEOは「我々は今週にも状況を見定める予定だ。それはすべてを明確にすることを意味する」と説明。「プレシーズン開始前に、可能な限り人事面を解決することを望んでいる」と、来月4日を目処にムヒタリャンに関する決断を下すことも示唆している。

ユナイテッドがムヒタリャン獲得に向けて提示している移籍金は、3600万ユーロ(約40億8000万円)と報じられてきた。だが『キッカー』の見解では、ドルトムントが同選手の移籍を認めるのは4000万ユーロ(約45億4000万円)からだという。ユナイテッドがその要求に応じる場合、契約が残り1年となっている選手においては、ブンデスリーガ史上最高額の移籍となる。

「ミヒャエル・ツォルク(スポーツディレクター)やトーマス・トゥヘル(監督)だけではなく、クラブの各委員会とも話さなければいけない」とヴァツケCEO。ムヒタリャン放出は「難しい決断になる」ことを強調しながら、4000万ユーロといった額での売却には、首を縦に振らざるを得ないことも認めている。

「どんな移籍にも3つの展望が存在する。経済的なもの、戦略的なもの、そしてスポーツ的なものだ。経済的な展望が圧倒的な場合、決断が当初とは異なることだってあり得る」

ヴォルフスブルクFWアンドレ・シュールレとの接触が伝えられてきたドルトムントだが、レヴァークーゼンのルディ・フェラーSD(スポーツディレクター)によれば、MFカリム・ベララビの獲得オファーも提示しているという。ムヒタリャンの代役探しが本格化していることも、ドルトムントが同選手の放出に傾いていることを物語っているのかもしれない。


提供:goal.com
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