メノッティ「メッシにマラドーナのDNAはない」 セビージャを指揮するサンパオリについても言及
2016.06.26 00:35 Sun
元アルゼンチン代表監督のセサル・ルイス・メノッティがスペイン『マルカ』とのインタビューに応じ、同胞であるディエゴ・マラドーナ氏とFWリオネル・メッシを比較している。
1978年ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導いたメノッティ氏。芸術的かつ攻撃的なサッカーを愛でるこのアルゼンチンの名将は、メッシが選手時代のマラドーナ氏と異なっている部分として、育った土壌から形成された性格面を挙げた。
「バルセロナの下部組織で育ったメッシは、常にスター選手に囲まれていた。つまり、彼はマラドーナのDNAなど持っていないんだよ。私が指導したこともあるマラドーナは、メッシと違って自らの力だけで這い上がり、凡庸なチームを引っ張ってきた男だ。もちろん、メッシが圧倒的な選手であることは間違いないがね」
「マラドーナはメッシが生来のリーダーではないと言っていたが、確かにマラドーナは叫んだり、檄を飛ばしたりできるリーダーだった。そこにあるのは、育った環境の違いにほかならない。メッシはイニエスタやロナウジーニョがいるチームでプロデビューを果たしたが、その点でマラドーナと大きく違う。もちろん、メッシの選手としてのパーソナリティーは強烈だ。ここ数年では間違いなく最高の選手であり、彼と比較し得る存在はペレ、マラドーナ、クライフだけだろう」
また、MF清武弘嗣が加入したセビージャの次期指揮官、ホルヘ・サンパオリ監督についても言及。サンパオリ監督が実践するサッカーには、共感を覚えているようだ。
「もちろん好ましく感じている。セビージャのこれまでのスタイルとはベクトルが逆だが、時間を与えられるのならば、私の好きな攻撃的なサッカーを実践してくれるだろう」
メノッティ氏は一方で、守備的とも形容されるディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーについて、次のように語った。
「『シメオネのアトレティコはホラー映画だ』という私のコメントが、少し前にスペインで出回った。しかし真実はそうじゃないんだ。私は自分のことをまだ選手、監督だと感じているし、同業者に敬意を欠く真似はしない。私が言いたかったのは、自分の好きなプレーを見せるチームと、そうでないチームがいるということだ」
「私はアトレティコがホラーな存在と話したわけではない。シメオネのアトレティコではなく、ペップのバルサを見ることを望むと口にしただけだよ。ホラー映画にも良い作品はあるが、自分はホラー映画を好まない。私はロックだって好きじゃないが、それが素晴らしいロックンローラーの存在を否定するわけじゃないんだ」
提供:goal.com
1978年ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導いたメノッティ氏。芸術的かつ攻撃的なサッカーを愛でるこのアルゼンチンの名将は、メッシが選手時代のマラドーナ氏と異なっている部分として、育った土壌から形成された性格面を挙げた。
「バルセロナの下部組織で育ったメッシは、常にスター選手に囲まれていた。つまり、彼はマラドーナのDNAなど持っていないんだよ。私が指導したこともあるマラドーナは、メッシと違って自らの力だけで這い上がり、凡庸なチームを引っ張ってきた男だ。もちろん、メッシが圧倒的な選手であることは間違いないがね」
「マラドーナはメッシが生来のリーダーではないと言っていたが、確かにマラドーナは叫んだり、檄を飛ばしたりできるリーダーだった。そこにあるのは、育った環境の違いにほかならない。メッシはイニエスタやロナウジーニョがいるチームでプロデビューを果たしたが、その点でマラドーナと大きく違う。もちろん、メッシの選手としてのパーソナリティーは強烈だ。ここ数年では間違いなく最高の選手であり、彼と比較し得る存在はペレ、マラドーナ、クライフだけだろう」
また、MF清武弘嗣が加入したセビージャの次期指揮官、ホルヘ・サンパオリ監督についても言及。サンパオリ監督が実践するサッカーには、共感を覚えているようだ。
「もちろん好ましく感じている。セビージャのこれまでのスタイルとはベクトルが逆だが、時間を与えられるのならば、私の好きな攻撃的なサッカーを実践してくれるだろう」
メノッティ氏は一方で、守備的とも形容されるディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーについて、次のように語った。
「『シメオネのアトレティコはホラー映画だ』という私のコメントが、少し前にスペインで出回った。しかし真実はそうじゃないんだ。私は自分のことをまだ選手、監督だと感じているし、同業者に敬意を欠く真似はしない。私が言いたかったのは、自分の好きなプレーを見せるチームと、そうでないチームがいるということだ」
「私はアトレティコがホラーな存在と話したわけではない。シメオネのアトレティコではなく、ペップのバルサを見ることを望むと口にしただけだよ。ホラー映画にも良い作品はあるが、自分はホラー映画を好まない。私はロックだって好きじゃないが、それが素晴らしいロックンローラーの存在を否定するわけじゃないんだ」
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