トルコが意地の初勝利で決勝T進出にわずかな望み 3戦未勝利のチェコは敗退…《ユーロ2016》
2016.06.22 06:00 Wed
▽ユーロ2016グループD第3節のチェコ代表vsトルコ代表が21日にフェリックス・ボラールで行われ、トルコが2-0で勝利した。
▽終了間際のPK弾でクロアチア代表との第2戦を引き分けた3位のチェコは、今節のクロアチア戦の結果次第で2位通過の可能性を残す。だが、大会初勝利を目指すこの一戦に向けては、大黒柱のロシツキが負傷によって欠場。また、直近のクロアチア戦から4選手を変更し、ラファタに代わってネチドが1トップで起用された。
▽一方、いずれも低調な内容で2連敗のトルコは、最終節の勝利で3位での決勝トーナメント進出を目指す。他のグループとの兼ね合いで大量ゴールが必要となるトルコは、スペイン代表戦から先発3人を変更。チャルハノールに代わって、今夏ドルトムントに加入する18歳の逸材エムレ・モルが抜擢された。
▽共に集中した入りを見せた中、開始5分にボックス右でネチドからパスを受けたダリダが角度のないところからシュートを狙うが、これは枠の右に外れた。対して両サイドバックが高い位置を取って攻撃に絡むなど、積極的な姿勢を見せるトルコは、10分に最初の決定機をモノにする。
▽右サイドでボールを持ったアルダがスペースを狙うエムレ・モルにスルーパスを通すと、今大会初先発の18歳はゴール前のスペースに丁寧な折り返しを送る。すると、ボルカン・センがニアに走り込んでDFを引き付けたことで空いたゴール前のスペースに走り込んだユルマズがワンタッチで流し込んだ。
▽前半半ばから終盤にかけてはボールを保持して押し込むチェコに対して、カウンターをベースに攻守両面でハードワークするトルコが応戦。見応えのある攻防を繰り広げていく。27分にはトルコがショートカウンターからボルカン・センのミドルシュートで2点目に迫れば、チェコも31分にゴール前のカデラベク、38分にはプラシールがボックス手前から枠の右隅を捉えた左足の強烈なミドルシュートも、ここはGKヴォルカンのビッグセーブに阻まれた。
▽トルコの1点リードで迎えた後半、立ち上がりから攻勢をかけるチェコは、57分にアンカーのパベルカを下げて長身ストライカーのシュコダを投入。この交代でシステムを[4-4-2]に変更し、より前がかりになって戦う。59分と61分にはボックス付近でダリダ、ネチドと続けてシュートを放つが、いずれもGKヴォルカンの守備範囲。
▽後半に入って押し込まれる時間が続くトルコだが、粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返し続けると、65分にセットプレーから追加点を奪う。相手陣内左サイドで得たFKの場面でセルチュク・イナンがゴール前に入れたボールが混戦を生む。ボックス右でDFを背にしてキープしたメフメト・トパルの丁寧な落としを、トゥファンが豪快にニア天井に突き刺した。
▽この2点目で逃げ切り態勢に入ったトルコは、ボルカン・センに続いてエムレ・モルを下げてオズヤクプとオルジャイを投入。一方、逆転に向けて3点が必要となったチェコは、ドチカルを下げてスラルをピッチに送り込んだ。
▽その後も拮抗した戦いが最後まで繰り広げられたものの、試合は2-0のスコアのままタイムアップ。ここまでの2試合の低調な内容を払拭する快勝を見せたトルコが、今大会初勝利を手にして3位に浮上し、決勝トーナメント進出にわずかな望みを残した。一方、敗れたチェコは3戦未勝利でグループステージ敗退となった。
▽終了間際のPK弾でクロアチア代表との第2戦を引き分けた3位のチェコは、今節のクロアチア戦の結果次第で2位通過の可能性を残す。だが、大会初勝利を目指すこの一戦に向けては、大黒柱のロシツキが負傷によって欠場。また、直近のクロアチア戦から4選手を変更し、ラファタに代わってネチドが1トップで起用された。
▽共に集中した入りを見せた中、開始5分にボックス右でネチドからパスを受けたダリダが角度のないところからシュートを狙うが、これは枠の右に外れた。対して両サイドバックが高い位置を取って攻撃に絡むなど、積極的な姿勢を見せるトルコは、10分に最初の決定機をモノにする。
▽右サイドでボールを持ったアルダがスペースを狙うエムレ・モルにスルーパスを通すと、今大会初先発の18歳はゴール前のスペースに丁寧な折り返しを送る。すると、ボルカン・センがニアに走り込んでDFを引き付けたことで空いたゴール前のスペースに走り込んだユルマズがワンタッチで流し込んだ。
▽早い時間帯に失点を喫したチェコは、すぐさま反撃を開始。リードを奪ったことで重心を後方に置いたトルコを押し込んでいくと、17分にはショートコーナーからドチカルの右クロスをファーサイドのシボクがヘディングシュート。だが、このシュートは左ポストに阻まれる。さらに24分にはボックス右で仕掛けたカデラベクがニアを狙ったシュートもGKヴォルカン・バハジャンの好守に阻まれた。
▽前半半ばから終盤にかけてはボールを保持して押し込むチェコに対して、カウンターをベースに攻守両面でハードワークするトルコが応戦。見応えのある攻防を繰り広げていく。27分にはトルコがショートカウンターからボルカン・センのミドルシュートで2点目に迫れば、チェコも31分にゴール前のカデラベク、38分にはプラシールがボックス手前から枠の右隅を捉えた左足の強烈なミドルシュートも、ここはGKヴォルカンのビッグセーブに阻まれた。
▽トルコの1点リードで迎えた後半、立ち上がりから攻勢をかけるチェコは、57分にアンカーのパベルカを下げて長身ストライカーのシュコダを投入。この交代でシステムを[4-4-2]に変更し、より前がかりになって戦う。59分と61分にはボックス付近でダリダ、ネチドと続けてシュートを放つが、いずれもGKヴォルカンの守備範囲。
▽後半に入って押し込まれる時間が続くトルコだが、粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返し続けると、65分にセットプレーから追加点を奪う。相手陣内左サイドで得たFKの場面でセルチュク・イナンがゴール前に入れたボールが混戦を生む。ボックス右でDFを背にしてキープしたメフメト・トパルの丁寧な落としを、トゥファンが豪快にニア天井に突き刺した。
▽この2点目で逃げ切り態勢に入ったトルコは、ボルカン・センに続いてエムレ・モルを下げてオズヤクプとオルジャイを投入。一方、逆転に向けて3点が必要となったチェコは、ドチカルを下げてスラルをピッチに送り込んだ。
▽その後も拮抗した戦いが最後まで繰り広げられたものの、試合は2-0のスコアのままタイムアップ。ここまでの2試合の低調な内容を払拭する快勝を見せたトルコが、今大会初勝利を手にして3位に浮上し、決勝トーナメント進出にわずかな望みを残した。一方、敗れたチェコは3戦未勝利でグループステージ敗退となった。
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