イングランドに敗戦の日本、黒星で大会終了《トゥーロン国際大会》

2016.05.28 02:05 Sat
Getty Images
▽U-23日本代表は27日、トゥーロン国際大会グループB最終節でU-21イングランド代表と対戦し、0-1で敗れた。

▽2日前に行われたU-23ギニア代表戦を2-1と辛勝して今大会初勝利を飾った日本だが、3位以下が確定し、敗退が決まった。消化試合となってしまった中、手倉森監督はギニア戦のスタメンから大幅に8選手を変更。三浦が負傷で欠場したため、喜田がセンターバックでの起用となった。


▽既に決勝進出を決め、ロフタス=チークやワード=プラウズ、レドモンドといった主力を温存したイングランドがボールを持つ中、日本は[4-4-2]の3ラインを形成してプレスをかけていく。その日本に対し、ボールを保持したイングランドは日本の急造バックラインの背後にロングボールを送り込んで揺さぶりをかけていった。そして押し込まれた日本は14分、スウィフトの突破をボックス内で三丸が倒し、PKを献上。これをベーカーに決められ、先制されてしまった。

▽失点を受けて前からのプレスを強めた日本は26分、オナイウの左足ミドルで相手GKを強襲。敵陣でのポゼッションが増え始めると、30分にも野津田が際どいミドルシュートを浴びせていく。そして33分には決定機を演出。南野がペナルティアーク右から左足を一閃。しかしわずかに枠の上に外れた。結局、39分のベーカーの強烈なミドルシュートをGK中村が防いだ日本は1点ビハインドで前半を終えた。
▽後半からイングランドが2選手を代えてきた中、日本は48分にスウィフトの直接FKでゴールを脅かされる。対する日本は50分に野津田の直接FKでゴールに迫れば、直後にも植田のバイシクルシュートでイングランドを脅かす。そして、57分には野津田のボレーシュートがバーを直撃した。

▽60分にグライムスの直接FKがバーを直撃するピンチを凌いだ日本は、富樫や鎌田、前田といったアタッカーを投入していく。そしてイングランドを押し込む展開としたが、アタッキングサードでのプレー精度を欠き、シュートに結びつけることはできない。結局、0-1のまま敗戦。日本は敗戦で今大会を終えることとなった。一方、4戦全勝としたイングランドは決勝でフランス代表と対戦する。
関連ニュース

U-19日本代表が6月にモーリスレベロトーナメントに出場! ボリビア、コートジボワール、パナマと対戦

日本サッカー協会(JFA)は4日、U-19日本代表がモーリスレベロトーナメントに出場することを発表した。 モーリスレベロトーナメントは、かつてトゥーロン国際大会として開催されていた歴史ある大会。今回が第49回目となる。 6月5日から18日までフランスにて開催され、日本はボリビア、コートジボワール、パナマと同じグループに入った。 なお、その他のグループではフランス、サウジアラビア、コスタリカ、ベネズエラがグループA、オーストラリア、トーゴ、カタール、メキシコがグループBとなる。 日本は6月7日にボリビア、10日にパナマ、13日にコートジボワールと対戦。15日に順位決定戦、16日に準決勝、18日に3位決定戦と決勝が行われる。 2023.04.04 11:07 Tue

大会ベストイレブンが発表! 準優勝の日本からは田中、相馬、椎橋の3名が選出!!《トゥーロン国際大会》

フランスで行われた第47回トゥーロン国際大会2019の大会ベストイレブンが、17日に公式サイトで発表された。 自己最高の準優勝で大会を終えたU-22日本代表からは、大会優秀選手3位に選ばれたMF田中碧(川崎フロンターレ)やMF相馬勇紀(名古屋グランパス)、MF椎橋慧也(ベガルタ仙台)の3名が選出。 また、5大会ぶりの優勝を飾ったU-22ブラジル代表からは、最優秀選手賞のMFドウグラス・ルイス(マンチェスター・シティ)や得点王のマテウス・クーニャ(ライプツィヒ)ら最多の6名が選ばれた。その他では、ブレイクスループレーヤーに選出されたU-19ポルトガル代表MFビトール・フェレイラと、最優秀GKに選出されたU-23中国代表GKチェン・ウェイが選ばれている。 ◆第47回トゥーロン国際大会2019ベストイレブン GK チェン・ウェイ(中国) DF エメルソン(ブラジル) リャンコ(ブラジル) 椎橋慧也(日本) 相馬勇紀(日本) MF アントニー(ブラジル) 田中碧(日本) ビトール・フェレイラ(ポルトガル) ドウグラス・ルイス(ブラジル) パウリーニョ(ブラジル) FW マテウス・クーニャ(ブラジル) 2019.06.18 00:45 Tue

過去最高成績に主将MF神谷優太は満足せず「日本の歴史を塗り替えたが…」《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-23チリ代表、U-19ポルトガル代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 チームキャプテンを務めたMF神谷優太(愛媛FC)が成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。「日本の歴史を塗り替えた」と喜びつつも「まだまだ未熟」と満足はしていないようだ。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF神谷優太(愛媛FC) ──大会を振り返って 「今大会はチームキャプテンをやらせてもらって、準優勝できたことで日本の歴史を塗り替えたという所はみんな嬉しいと思います。ですが、改めて世界との差を痛感しましたし、僕自身もまだまだ未熟だったと感じました」 ──肌で感じた世界との差とは 「ブラジル戦では間違いなく全ての差を見せ付けられました」 2019.06.17 22:42 Mon

「チーム力をすごい感じた」MF岩崎悠人が思う日本が世界に通用する武器とは?《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-23チリ代表、U-19ポルトガル代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 MF岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌)が成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。日本が世界に通じる部分を明かした。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌) ──大会を振り返って 「今回初めての選手だったり、久しぶりの代表に参加選手がいる中で決勝まで行けで、日本のチーム力をすごい感じました」 ──肌で感じた世界との差とは 「個々の部分では一対一であったり、フィジカルの所ではメキシコやブラジル相手に対して凄い感じました。しかし、チームとして全然やれなかったことは無かったです。やれている部分もあったのでそういった意味ではよかったと思います」 ──コパ・アメリカで同世代が出場することについて 「チームでも試合に出れていなかったので選ばれなかったことは当たり前かなと思います。普段やっているメンバーなので、どれくらいできるのかということは僕自身興味があります」 2019.06.17 22:38 Mon

大会優秀選手3位のMF田中碧が確かな手応え「普段チームでやっていることは間違いなく通用した」《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-19ポルトガル代表、U-23チリ代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 5試合中4試合フル出場し、大会では優秀選手3位に選出されたMF田中碧(川崎フロンターレ)は成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。「普段チームでやっていることは間違いなく通用した」と確かな手応えを掴んだ様子。そして、さらなる成長を誓った。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF田中碧(川崎フロンターレ) ──大会を振り返って 「自分個人としては初めてのオリンピック世代での活動でした。そういう意味ではどれだけ自分の特長を出せるかであったり、味方の選手に(自分を)知ってもらうことが大事になった上で、良い手応えも掴めるぐらいやれた自信があります。個人としては良かったなと思いますけど、ただ最後に優勝できなかったことは、力のなさを痛感しました」 ──5試合中4試合でフル出場。大会では優秀選手賞3位 「ボールを動かすところや普段チームでやっていることは間違いなく通用したと思います。ただ、個人で違いを作る部分や個人でボールを運んだり、奪うという部分は、最後の決勝戦でやったブラジルの選手と比べれば、一回りも二回りも差があるなと感じました。そこはもう一度、練習して頑張りたいです」 ──ブラジルと対戦して肌で感じた部分は 「やはり強さや巧さはJリーグでは体感できないモノがありました。1人で3人、4人を相手にできるくらいの高い能力を持っていたので、そういう意味では彼らと対等に戦うためには、そういう選手たちと一対一で戦えるくらいの力がないときついと思います。そういうところをしっかりとやっていきたいです」 ──この5試合で得た収穫を今後どのようにつなげていきたいか 「個人の力のなさを痛感したので、この決勝で敗れた悔しさを忘れずに彼らとの差を埋めるために毎日毎日、一生懸命やることが近道かなと思います」 ──明日からはコパ・アメリカ。来年には東京五輪があるが、自身の状況をどう考えているか 「僕自身としては、あまりコパ・アメリカがあろうが、周りの選手には興味ありません。毎日毎日、成長するためにサッカーやることが個人としての成長につながると思います。そういう意味では日頃の練習を全力でこだわってやれたらと思います」 2019.06.17 22:37 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly