メッシ:「バルセロナはすべてを与えてくれた。いつかはアルゼンチンに帰りたい」

2016.05.25 11:33 Wed
13歳から過ごすバルセロナは、「すべてを与えてくれた」という。だが、FWリオネル・メッシは故郷ロサリオを忘れていない。いつかアルゼンチンに帰りたいと述べている。

メッシは『スポーツ・イラストレイテッド』のインタビューで、さまざまなテーマについて語った。子供のころは「起きたときから寝るまで」常にボールと一緒だったというメッシは、今でも同じように向上を目指しているという。

「僕は最初の日と同じメンタリティー、同じ意欲、同じ熱意だ。目標は常に向上すること。毎年学ぶことができ、選手として成長できる。人生と同じだと思うんだ。常に新しい何かを学ぶことができる。そして常に向上しようと努力するんだ」

「どんどん競争的になる。誰もが自分を倒そうと、自分を苦しめようとしてくる。年々、より難しくなるんだ」

13歳でバルセロナの下部組織に入団したメッシ。母国を離れての挑戦は、少年メッシにとって大変な日々だったと認めている。

「僕は夢を持って来た。トップチームに上がるという目標を持って来た。それが目標だった。毎日練習し、サッカーに専念した。ほぼそれしか考えていなかったよ」

「難しい時期だったよ。バルセロナに来てプレーすることは素晴らしいから、良いことだった。一方で、難しくもあった。僕はすべてを置いてきたからだ。友人も、家族の一部も、幼少時代もね。自分が何も持たない国に来て、実質的にゼロからスタートするのは、とても難しかった」

だが、いまや世界の頂点に登りつめたメッシは、バロンドールを通算5回受賞した。

「あのトロフィーを掲げることができたのはうれしかった。特別だったよ。あれほど重要な賞だからね。僕はいつも、個人賞はそれほど重要じゃないと言うけど、認められるのは大事なことだし、美しい瞬間だった」

子供の誕生で「人生が変わった」というメッシは、「家族をつくることができて幸せ」という。長男の学校への送り迎えや次男と過ごす時間など、普段はバルセロナで「とても普通の、とても穏やかな生活」を過ごしていると明かした。

そのバルセロナの街は、メッシにとって特別な場所だ。だが、母国への想いも消えていない。

「僕はここで育った。ここで自分になった。僕の人生はバルセロナにある。そしてバルセロナは僕にすべてを与えてくれた」

「いつかアルゼンチンに行きたい。あれほど若くして国を離れたからね。ロサリオを、僕の街、僕の人たちを、あまり楽しむことができなかった」

最後に、メッシはアメリカで来月開催されるコパ・アメリカへの意気込みを表している。

「僕らはこの新たなチャンスを生かしたいと思っている。アメリカで開催される特別なコパだ。アメリカはコパを開催するのに最高の場所だよ。素晴らしいスタジアムがあり、多くの人がそれぞれのチームを応援する」

「僕らは優勝を目指す。僕らにとって非常に大事なことだ。アルゼンチンは長くタイトルを獲得していないからね。前回のワールドカップやコパではすごく近くまでいった。僕は、僕らが重要なトロフィーを勝ち取るにふさわしいと思う」


提供:goal.com

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