【日本代表プレビュー】ケガ人が続出も…“チャレンジ”したいポルトガル戦《トゥーロン国際大会》

2016.05.23 18:10 Mon
Getty Images
▽U-23日本代表は23日(月)、第44回トゥーロン国際大会のポルトガル代表戦に臨む。21日に行われた初戦のパラグアイ代表戦で敗れている日本にとっては、初勝利を目指したところだ。

◆新たなケガ人が…
▽パラグアイ戦では、再びケガの悲劇に見舞われた。先発出場したDF岩波拓也(ヴィッセル神戸)が着地の際に相手選手と交錯し、ヒザを負傷。ケガの具合については明らかにされていないが、救急車で病院へと搬送された。
▽さらに、試合終盤にはDF亀川諒史(アビスパ福岡)も負傷。ケガ人が相次ぐ中で、最終ラインにさらに2名の負傷者が出てしまい、大会出場メンバーが奇しくもリオ五輪本大会と同じ18名となった。

▽選手のバランスの問題は出てきてしまうが、本大会中もケガ人や出場停止は有り得ること。岩波、亀川の欠場は痛手だが、まずは前向きに捉えてもらいたい。

◆五輪代表ではないポルトガル
▽リオ五輪にも出場するポルトガルだが、今大会に臨むのはU-23代表ではなく、U-20代表だ。しかし、ポルトガルの名門クラブのBチームでプレーする選手が多く、中にはトップチームでポジションを得ている選手も居る。
▽ここまで2試合を終えているポルトガルは、U-21イングランド代表に1-0で敗れるも、21日にはU-23ギニア代表との試合で2-0と勝利を収め、今大会初勝利を記録した。ショートカウンター、サイドアタックに秀でるポルトガルにどこまで対応できるのか。日本の守りに注目だ。

◆気になる布陣は…
▽まずは、負傷により起用できないDF岩波、DF亀川の代役が必要となる。招集メンバーの都合上、CBはDF植田と、パラグアイ戦でも岩波に代わって出場したDF三浦弦太(清水エスパルス)となるだろう。また、亀川が左サイドバックを務めていたが、こちらはパラグアイ戦に後半から出場したDF三丸拡(サガン鳥栖)がそのまま入り、右サイドバックにはDFファン・ウェルメスケルケン際(ドルトレヒト)が入ることになる。

▽また、GKはパラグアイ戦で出場機会がなかったGK中村航輔(柏レイソル)が起用されるはずだ。その他、21日合流したMF南野拓実(ザルツブルク)や、出場機会がなかったMF大島僚太(川崎フロンターレ)、MF井手口陽介(ガンバ大阪)、FW鎌田大地(サガン鳥栖)、途中出場で好パフォーマンスを見せたFWオナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)の起用が考えられるだろう。

◆恐れることなく“チャレンジ”を
▽パラグアイ戦は、パスミスが失点に繋がったり、不用意なファウルで与えたFKから得点されるなど、ミスが散見された。しかし、ミスを恐れて消極的なプレーに終始することは、今大会では求められていない。

▽パラグアイ戦では、攻撃面でも形を作ることはできていたが、ネットを揺らすことがなかなかできなかった。決定力不足という言葉で片付けてしまえばそれまでだが、ゴールまでのプロセス、崩し方などを見つめ直す必要があるだろう。短時間での連戦が続く点も、リオ五輪と似ている環境だ。まずは、パラグアイ戦の反省を活かし、ポルトガル相手に勝利を目指してもらいたい。ポルトガル戦は23日の24時15分にキックオフを迎える。
関連ニュース

U-19日本代表が6月にモーリスレベロトーナメントに出場! ボリビア、コートジボワール、パナマと対戦

日本サッカー協会(JFA)は4日、U-19日本代表がモーリスレベロトーナメントに出場することを発表した。 モーリスレベロトーナメントは、かつてトゥーロン国際大会として開催されていた歴史ある大会。今回が第49回目となる。 6月5日から18日までフランスにて開催され、日本はボリビア、コートジボワール、パナマと同じグループに入った。 なお、その他のグループではフランス、サウジアラビア、コスタリカ、ベネズエラがグループA、オーストラリア、トーゴ、カタール、メキシコがグループBとなる。 日本は6月7日にボリビア、10日にパナマ、13日にコートジボワールと対戦。15日に順位決定戦、16日に準決勝、18日に3位決定戦と決勝が行われる。 2023.04.04 11:07 Tue

大会ベストイレブンが発表! 準優勝の日本からは田中、相馬、椎橋の3名が選出!!《トゥーロン国際大会》

フランスで行われた第47回トゥーロン国際大会2019の大会ベストイレブンが、17日に公式サイトで発表された。 自己最高の準優勝で大会を終えたU-22日本代表からは、大会優秀選手3位に選ばれたMF田中碧(川崎フロンターレ)やMF相馬勇紀(名古屋グランパス)、MF椎橋慧也(ベガルタ仙台)の3名が選出。 また、5大会ぶりの優勝を飾ったU-22ブラジル代表からは、最優秀選手賞のMFドウグラス・ルイス(マンチェスター・シティ)や得点王のマテウス・クーニャ(ライプツィヒ)ら最多の6名が選ばれた。その他では、ブレイクスループレーヤーに選出されたU-19ポルトガル代表MFビトール・フェレイラと、最優秀GKに選出されたU-23中国代表GKチェン・ウェイが選ばれている。 ◆第47回トゥーロン国際大会2019ベストイレブン GK チェン・ウェイ(中国) DF エメルソン(ブラジル) リャンコ(ブラジル) 椎橋慧也(日本) 相馬勇紀(日本) MF アントニー(ブラジル) 田中碧(日本) ビトール・フェレイラ(ポルトガル) ドウグラス・ルイス(ブラジル) パウリーニョ(ブラジル) FW マテウス・クーニャ(ブラジル) 2019.06.18 00:45 Tue

過去最高成績に主将MF神谷優太は満足せず「日本の歴史を塗り替えたが…」《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-23チリ代表、U-19ポルトガル代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 チームキャプテンを務めたMF神谷優太(愛媛FC)が成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。「日本の歴史を塗り替えた」と喜びつつも「まだまだ未熟」と満足はしていないようだ。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF神谷優太(愛媛FC) ──大会を振り返って 「今大会はチームキャプテンをやらせてもらって、準優勝できたことで日本の歴史を塗り替えたという所はみんな嬉しいと思います。ですが、改めて世界との差を痛感しましたし、僕自身もまだまだ未熟だったと感じました」 ──肌で感じた世界との差とは 「ブラジル戦では間違いなく全ての差を見せ付けられました」 2019.06.17 22:42 Mon

「チーム力をすごい感じた」MF岩崎悠人が思う日本が世界に通用する武器とは?《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-23チリ代表、U-19ポルトガル代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 MF岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌)が成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。日本が世界に通じる部分を明かした。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌) ──大会を振り返って 「今回初めての選手だったり、久しぶりの代表に参加選手がいる中で決勝まで行けで、日本のチーム力をすごい感じました」 ──肌で感じた世界との差とは 「個々の部分では一対一であったり、フィジカルの所ではメキシコやブラジル相手に対して凄い感じました。しかし、チームとして全然やれなかったことは無かったです。やれている部分もあったのでそういった意味ではよかったと思います」 ──コパ・アメリカで同世代が出場することについて 「チームでも試合に出れていなかったので選ばれなかったことは当たり前かなと思います。普段やっているメンバーなので、どれくらいできるのかということは僕自身興味があります」 2019.06.17 22:38 Mon

大会優秀選手3位のMF田中碧が確かな手応え「普段チームでやっていることは間違いなく通用した」《トゥーロン国際大会》

第47回トゥーロン国際大会を終えたU-22日本代表は17日、フランスから帰国した。 U-20イングランド代表、U-19ポルトガル代表、U-23チリ代表が同居したグループAを首位で通過し、準決勝ではU-22メキシコ代表にPK戦の末に勝利して初の決勝進出を果たした日本。初優勝を目指したU-22ブラジル代表との決勝戦では、1-1と激闘を繰り広げ、PK戦の結果4-5で敗れたが、自己最高の準優勝という結果で大会を終えた。 5試合中4試合フル出場し、大会では優秀選手3位に選出されたMF田中碧(川崎フロンターレ)は成田空港に到着直後、メディア陣の取材に応対。「普段チームでやっていることは間違いなく通用した」と確かな手応えを掴んだ様子。そして、さらなる成長を誓った。 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/zwHRnb3PcEw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> ◆MF田中碧(川崎フロンターレ) ──大会を振り返って 「自分個人としては初めてのオリンピック世代での活動でした。そういう意味ではどれだけ自分の特長を出せるかであったり、味方の選手に(自分を)知ってもらうことが大事になった上で、良い手応えも掴めるぐらいやれた自信があります。個人としては良かったなと思いますけど、ただ最後に優勝できなかったことは、力のなさを痛感しました」 ──5試合中4試合でフル出場。大会では優秀選手賞3位 「ボールを動かすところや普段チームでやっていることは間違いなく通用したと思います。ただ、個人で違いを作る部分や個人でボールを運んだり、奪うという部分は、最後の決勝戦でやったブラジルの選手と比べれば、一回りも二回りも差があるなと感じました。そこはもう一度、練習して頑張りたいです」 ──ブラジルと対戦して肌で感じた部分は 「やはり強さや巧さはJリーグでは体感できないモノがありました。1人で3人、4人を相手にできるくらいの高い能力を持っていたので、そういう意味では彼らと対等に戦うためには、そういう選手たちと一対一で戦えるくらいの力がないときついと思います。そういうところをしっかりとやっていきたいです」 ──この5試合で得た収穫を今後どのようにつなげていきたいか 「個人の力のなさを痛感したので、この決勝で敗れた悔しさを忘れずに彼らとの差を埋めるために毎日毎日、一生懸命やることが近道かなと思います」 ──明日からはコパ・アメリカ。来年には東京五輪があるが、自身の状況をどう考えているか 「僕自身としては、あまりコパ・アメリカがあろうが、周りの選手には興味ありません。毎日毎日、成長するためにサッカーやることが個人としての成長につながると思います。そういう意味では日頃の練習を全力でこだわってやれたらと思います」 2019.06.17 22:37 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly