ローマ、2位逃すも5連勝でフィニッシュ! ホームで惨敗ミランは伊杯でEL出場を目指すことに…《セリエA》
2016.05.15 05:59 Sun
▽セリエA最終節のミランvsローマが14日にサン・シーロで行われ、アウェイのローマが3-1で勝利した。ミランの日本代表MF本田圭佑はトップ下で4試合連続先発し、フル出場した。
▽前節、ボローニャに辛勝した7位のミラン(勝ち点57)は、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位サッスオーロ(勝ち点58)との勝ち点差1をキープ。逆転でのEL出場権獲得に向けては強豪ローマをホームに迎えた今節での勝利に加え、同時刻に行われるサッスオーロvsインテルでインテルの勝利が必須。ベルルスコーニ体制の最終戦とも目されるこの一戦でブロッキ監督は、直近のボローニャ戦からメンバー4人を変更。モントリーボやルイス・アドリアーノに代わって、これが初先発となる18歳のロカテッリやバロテッリが先発入り。トップ下の本田は4試合連続でスタメン出場を果たした。
▽一方、3位のローマ(勝ち点77)は、リーグ4連勝でチャンピオンズリーグ(CL)ストレートイン圏内の2位のナポリ(勝ち点79)を猛追。この最終節でナポリは既に降格が決定しているフロジノーネとホームで対戦するため、逆転での2位浮上は厳しいもののわずかな望みに懸けて敵地でのミラン撃破を目指した。スパレッティ監督は前節のキエーボ戦から負傷のペロッティに代えてストロートマンを起用した以外は、前節と同じメンバーを起用した。
▽戦前の予想通り、地力に勝るローマが立ち上がりからボールを保持してホームのミランを押し込んでいく。この試合、ワイドに開いたサラーとエル・シャーラウィの2トップの間にピャニッチとナインゴランが並ぶ[4-2-4]の布陣を採用したローマは、前線の流動性を生かしてミランの守備をかく乱した。
▽17分にはアレックスの不用意なバックパスに抜け出したサラー、18分にはボックス左でルーズボールに反応したナインゴランに決定機も、ここはシュートを枠に飛ばせない。それでも、攻勢を続けるローマは19分、ストロートマンの浮き球スルーパスに抜け出したサラーがボックス内でGKドンナルンマとの一対一を制し、敵地で先制に成功した。
▽前半終盤にかけてもローマペースが続く中、ディーニュの左クロスからエル・シャーラウィ、ボックス手前でピャニッチの落としに反応したフロレンツィに決定機も、いずれのチャンスも決め切れず、前半のうちに追加点を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半、ビハインドを追うミランは動きの少なかったバロテッリを下げてルイス・アドリアーノをハーフタイム明けに投入。49分にはベルトラッチのスルーパスを起点とした攻めから、ボックス左でこぼれ球に反応した本田にシュートチャンスも、ここは大きくふかしてしまった。
▽一方、後半もピャニッチとサラーのホットラインが機能するローマは攻勢を続けると、59分に追加点を奪取。バイタルエリアで前を向いたピャニッチの浮き球スルーパスに抜け出したエル・シャーラウィが、古巣のゴールネットに冷静に流し込んだ。
▽“ファラオーネ”の恩返し弾で優位に試合を運ぶローマは、63分にストロートマンを下げて前節、セリエA通算600試合出場を達成した39歳のバンディエラを投入。トッティはファーストプレーでボックス内での間接FKからいきなり見せ場を作るが、枠の左隅を捉えたシュートは20歳以上年下のミランの若き守護神のビッグセーブに阻まれた。
▽後半に入っても全く良いところがないミランは、負傷明けのボナヴェントゥーラ、センターバックのアレックスを下げてカラブリアを投入し、反撃を試みる。71分にはボナヴェントゥーラの右足アウトにかけたミドルシュート、74分にはデ・シリオの左クロスをファーサイドの本田が頭で合わせるが、いずれもGKシュチェスニーのファインセーブに阻まれた。
▽試合終盤にかけてもトッティを起点に再三のチャンスを演出したローマは、82分にエメルソン・パルミエリの移籍後初ゴールで試合を決定付ける3点目を奪取。その後、87分にバッカに1点を返されるも敵地で3-1の快勝。同時刻に行われた試合でナポリが勝利したため、CLストレートインを逃がすも5連勝で今シーズンを締めくくった。
▽一方、ホーム最終戦で惨敗したミランは、EL出場圏内の6位浮上ならず。来シーズンのEL出場には、21日に行われるユベントスとのコッパ・イタリア決勝での勝利が必要となった。
▽前節、ボローニャに辛勝した7位のミラン(勝ち点57)は、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位サッスオーロ(勝ち点58)との勝ち点差1をキープ。逆転でのEL出場権獲得に向けては強豪ローマをホームに迎えた今節での勝利に加え、同時刻に行われるサッスオーロvsインテルでインテルの勝利が必須。ベルルスコーニ体制の最終戦とも目されるこの一戦でブロッキ監督は、直近のボローニャ戦からメンバー4人を変更。モントリーボやルイス・アドリアーノに代わって、これが初先発となる18歳のロカテッリやバロテッリが先発入り。トップ下の本田は4試合連続でスタメン出場を果たした。
▽戦前の予想通り、地力に勝るローマが立ち上がりからボールを保持してホームのミランを押し込んでいく。この試合、ワイドに開いたサラーとエル・シャーラウィの2トップの間にピャニッチとナインゴランが並ぶ[4-2-4]の布陣を採用したローマは、前線の流動性を生かしてミランの守備をかく乱した。
▽17分にはアレックスの不用意なバックパスに抜け出したサラー、18分にはボックス左でルーズボールに反応したナインゴランに決定機も、ここはシュートを枠に飛ばせない。それでも、攻勢を続けるローマは19分、ストロートマンの浮き球スルーパスに抜け出したサラーがボックス内でGKドンナルンマとの一対一を制し、敵地で先制に成功した。
▽失点後も攻守にチグハグな戦いが続くミランは、30分過ぎにようやく最初の決定機を迎える。31分、ボックス手前でルーズボールに反応した本田が左足でシュート。これをGKシュチェスニーが前にこぼしたところにバッカが詰めるが、ここはDFにクリアされてしまう。逆に、32分には再びサラーに抜け出されてマイナスの折り返しを許すと、ボックス内のピャニッチに決定的なシュートを許す。だが、枠の左を捉えたシュートはGKドンナルンマが好守で阻んだ。
▽前半終盤にかけてもローマペースが続く中、ディーニュの左クロスからエル・シャーラウィ、ボックス手前でピャニッチの落としに反応したフロレンツィに決定機も、いずれのチャンスも決め切れず、前半のうちに追加点を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半、ビハインドを追うミランは動きの少なかったバロテッリを下げてルイス・アドリアーノをハーフタイム明けに投入。49分にはベルトラッチのスルーパスを起点とした攻めから、ボックス左でこぼれ球に反応した本田にシュートチャンスも、ここは大きくふかしてしまった。
▽一方、後半もピャニッチとサラーのホットラインが機能するローマは攻勢を続けると、59分に追加点を奪取。バイタルエリアで前を向いたピャニッチの浮き球スルーパスに抜け出したエル・シャーラウィが、古巣のゴールネットに冷静に流し込んだ。
▽“ファラオーネ”の恩返し弾で優位に試合を運ぶローマは、63分にストロートマンを下げて前節、セリエA通算600試合出場を達成した39歳のバンディエラを投入。トッティはファーストプレーでボックス内での間接FKからいきなり見せ場を作るが、枠の左隅を捉えたシュートは20歳以上年下のミランの若き守護神のビッグセーブに阻まれた。
▽後半に入っても全く良いところがないミランは、負傷明けのボナヴェントゥーラ、センターバックのアレックスを下げてカラブリアを投入し、反撃を試みる。71分にはボナヴェントゥーラの右足アウトにかけたミドルシュート、74分にはデ・シリオの左クロスをファーサイドの本田が頭で合わせるが、いずれもGKシュチェスニーのファインセーブに阻まれた。
▽試合終盤にかけてもトッティを起点に再三のチャンスを演出したローマは、82分にエメルソン・パルミエリの移籍後初ゴールで試合を決定付ける3点目を奪取。その後、87分にバッカに1点を返されるも敵地で3-1の快勝。同時刻に行われた試合でナポリが勝利したため、CLストレートインを逃がすも5連勝で今シーズンを締めくくった。
▽一方、ホーム最終戦で惨敗したミランは、EL出場圏内の6位浮上ならず。来シーズンのEL出場には、21日に行われるユベントスとのコッパ・イタリア決勝での勝利が必要となった。
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