来季1部昇格のライプツィヒ監督 「ブンデス最年少のチームで臨む」

2016.05.11 00:30 Wed
新シーズンからブンデスリーガ1部に参戦することになるライプツィヒは、この夏にどのような補強を実現させるのだろうか。ラルフ・ラングニックSD(スポーツディレクター)兼監督がドイツ『ビルト』など複数メディアに対し、同クラブの補強プランに言及した。

飲料メーカーのレッドブル社によって2009年に創設されたライプツィヒは、先週末のブンデスリーガ2部第33節で1部への昇格を決めた。レッドブル・ザルツブルク(オーストリア・ブンデスリーガ1部)、NYレッドブルズ(アメリカMLS)など複数のサッカークラブを経営している企業によるサポートが今後、ブンデスリーガにたどり着いたライプツィヒに集中すると見られるだけに、同クラブの動向が大きな注目を集めているところだ。

昨年の春以来SD兼監督を務めていたラングニック氏は今シーズン以降、クラブの補強に専念することになる。現在インゴルシュタットを率いるラルフ・ハーゼンヒュットル監督をライプツィヒ次期指揮官に迎えることはすでに決定しており、ラングニック氏も今後については「実行する補強はすべてラルフ・ハーゼンヒュットルと調整したうえのものとなる」とコメントしている。また若いタレントを主体としたチーム作りを続けると強調しながら、次のようにクラブの方針を説明している。

「我々はU-23チームの年齢を少しばかり超えたメンバーで臨むことになる。おそらくブンデスリーガでは最年少のチームになるだろう。5、6人の新戦力を加える計画だが、24歳以上の選手を獲得する考えはないよ」

以前には、バイエルン・ミュンヘンMFマリオ・ゲッツェ(23)のライプツィヒ行きの可能性が噂されていた。

「だが、ボルシア・ドルトムントからバイエルン・ミュンヘンに向かって、そしてライプツィヒに加わるのはキャリアとして論理的なステップではないからね」

レッドブル社の経済力から、一部では長期的にはバイエルンに対抗できるクラブとしても見られているライプツィヒ。だが、ラングニック氏はしばらく目標をあまり高く設定しないように新著な姿勢を示している。

「チームとして良い役を務めつつ、残留争いには巻き込まれないことだね。我々は1部でプレーしたことがないので、謙虚に取り組むべきだよ。バイエルン? 彼らは現在自分たちのリーグでプレーしているようなものだ。その後にはドルトムントとレヴァークーゼンが位置している」

『キッカー』によれば、ライプツィヒが今夏、移籍市場に注ぎ込む金額は5000万ユーロ(約61億4500万円)だという。また現在ブンデスリーガでプレーする選手40人、また国外のクラブに所属する選手20人をターゲットリストに含めているとも伝えている。このリストには、バーゼルFWブレール・エンボロ、ホッフェンハイムFWケヴィン・フォラント、ケルンGKティモ・ホルンらが名前を連ねていたとされるが、実際にライプツィヒに向かうのはまだ名前が知られていない若手選手たちになるかもしれない。


提供:goal.com

PR

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly