監督続投で降格も、悔いなしのフロジノーネ会長 「交代はクラブが間違えたということ」
2016.05.10 14:48 Tue
セリエBへの降格が決まったフロジノーネのマウリツィオ・スティルペ会長は、ロベルト・ステッローネ監督を信頼し続けた結果、Aに残留できなかったことにも悔いはないと述べている。
8日のサッスオーロ戦で敗れたフロジノーネは、最終節を残してセリエB降格が決まった。クラブ史上初のセリエAを戦った同クラブだが、1年で1部から転落した。だが、サポーターは試合後、指揮官や選手たちを称賛し、鼓舞している。「結果がすべて」のイタリアでは珍しい光景に、地元メディアもフロジノーネサポーターに賛辞を寄せた。
そのフロジノーネを率いるスティルペ会長は9日、『Radio Anch’io Sport』で次のように述べた。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
「サポーターが拍手してくれたのは、これまでのクラブと幹部たちの仕事を評価してくれたということだ。私は心を痛めてなどいない。サポーターのことを称賛している。降格の悲しみに勝るほどの満足を得られることがあったんだ」
同じくセリエA初挑戦だったカルピは、シーズン途中にファブリツィオ・カストーリ監督を解任したが、その後呼び戻した。フロジノーネは苦しい時期でも、ステッローネ監督を続投させた。スティルペ会長は、指揮官への信頼について次のように述べている。
「彼はこの5年で私やフロジノーネの人たちを楽しませてくれた。下部組織とトップチームであわせて3回のリーグ優勝を飾ったんだ。彼には素晴らしい未来がある。若い監督だからね。とことん勝負するチャンスを与えなかったら、それは彼に対して恩知らずというものだ。うまくいかないときに監督を代えようという誘惑に負けなかったことを、私は後悔していない」
「カルピも、監督交代が非生産的になり得るということを示したじゃないか。監督を代えるときは、クラブが間違えたからなんだよ。責任は監督ではなく、選択をする人間のものなんだ。代える必要があるのは、監督じゃなくて会長の方なのさ」
提供:goal.com
8日のサッスオーロ戦で敗れたフロジノーネは、最終節を残してセリエB降格が決まった。クラブ史上初のセリエAを戦った同クラブだが、1年で1部から転落した。だが、サポーターは試合後、指揮官や選手たちを称賛し、鼓舞している。「結果がすべて」のイタリアでは珍しい光景に、地元メディアもフロジノーネサポーターに賛辞を寄せた。
そのフロジノーネを率いるスティルペ会長は9日、『Radio Anch’io Sport』で次のように述べた。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
「サポーターが拍手してくれたのは、これまでのクラブと幹部たちの仕事を評価してくれたということだ。私は心を痛めてなどいない。サポーターのことを称賛している。降格の悲しみに勝るほどの満足を得られることがあったんだ」
同じくセリエA初挑戦だったカルピは、シーズン途中にファブリツィオ・カストーリ監督を解任したが、その後呼び戻した。フロジノーネは苦しい時期でも、ステッローネ監督を続投させた。スティルペ会長は、指揮官への信頼について次のように述べている。
「彼はこの5年で私やフロジノーネの人たちを楽しませてくれた。下部組織とトップチームであわせて3回のリーグ優勝を飾ったんだ。彼には素晴らしい未来がある。若い監督だからね。とことん勝負するチャンスを与えなかったら、それは彼に対して恩知らずというものだ。うまくいかないときに監督を代えようという誘惑に負けなかったことを、私は後悔していない」
「カルピも、監督交代が非生産的になり得るということを示したじゃないか。監督を代えるときは、クラブが間違えたからなんだよ。責任は監督ではなく、選択をする人間のものなんだ。代える必要があるのは、監督じゃなくて会長の方なのさ」
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