2部降格のレバンテ、物議を醸す判定に憤慨 「これ以上ない最悪の形で落ちることに」

2016.05.04 00:58 Wed
レバンテは2日のリーガエスパニョーラ第36節、敵地ラ・ロサレダでマラガに1-3と敗れて2部降格が決定した。レバンテの監督と選手たちは物議を醸す判定に憤りを隠せない様子だ。

30分にマラガMFデュイエ・コップに先制点を許したレバンテだが、42分にMFホセ・ルイス・モラレスが同点弾を決めて希望をつなぐ。すると75分、再びモラレスがネットを揺らした。しかし、存在しないオフサイドを取られて勝ち越しゴールは認められず。その後コップ、チョリ・カストロとマラガが連続ゴールでレバンテを沈めている。

DFペドロ・ロペスは得点が取り消された不可解なジャッジに怒りをあらわにした。スペイン複数メディアがコメントを伝えている。

「これ以上ない最悪の形で降格が決まった。僕たちは生活を懸けていた。だけど、戦い続けることは許されなかった。これがリーガエスパニョーラさ。僕たちは2部に落ち、彼ら(審判団)は1部で続けるんだ。クソッタレな恥ずべきことだ」

「(審判団から)申し訳なく思っていると言われたよ。許してほしい、と。そうやって謝るのには、理由があるはずだ。でも、彼らは間違えたことを最後まで認めなかった」

得点シーンに関しては、完全なる正当性を主張した。

「あのプレーでは、何もなかった。完全にルール内でのプレーだった。でも審判が何かをでっち上げて、ゴールを取り消してしまったんだ。僕たちの希望はすべて絶たれてしまった。今日の試合だけが原因で降格するわけではないけれど...」

「(審判には)いろいろなことを言ったよ。だけど、ヤツに僕たちを退場にする勇気などなかったさ。それにも理由があるかもしれないね」

MFベルサはP・ロペスに同意している。

「今、僕たちが本当に考えていることを言えば...おそらく出場停止の試合数は歴史に残るものになるだろう。だから今は黙っているべきだ」

ホアン・フランセスク・フェレール・ルビ監督は、嘆くのみだ。

「残念でならない。我々は不幸な出来事に沈められた。審判が何を見たのか、私には理解できない。なぜ、あのゴールが取り消されたのか...。まるで取り消すようにスタンドから指示があったようだった」

「(判定に)泣きわめくチームがあり、そういったところが恩恵を受け、我々にメリットは与えられなかった。反対に、いろいろなものが奪われた。選手たちは試合が終わってロッカールームで地面に寝そべり、泣いている。非常に悪い気分だ。ただ、我々は誇りをもって降格する。それだけは心に留めておく」


提供:goal.com

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