5連覇達成のユーベ、エルナネス&ザザ弾で残留争い中のカルピに完勝《セリエA》

2016.05.01 21:28 Sun
Getty Images
▽セリエA第36節が1日にユベントス・スタジアムで行われ、ユベントスvsカルピは、2-0でユベントスが勝利した。
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▽ユベントスは前節、フィオレンティーナに競り勝ち、ナポリがローマに敗れたことでリーグ5連覇を達成した。優勝決定後初のホーム凱旋となる一戦に向け、アッレグリ監督はフィオレンティーナ戦からスタメンを5人変更。ディバラやバルザーリをベンチスタートにし、エルナネス、クアドラード、アレックス・サンドロ、アサモア、モラタを先発させた。
▽エブラを3バックの左に置く[3-5-2]でスタートしたユベントスは、奇跡の残留へ邁進中のカルピを立ち上がりから圧倒。6分には縦へのフィードに反応したポグバが右足でシュートに持ち込むが、ここはGKベレツに防がれる。さらに14分、ボックス手前左付近のアレックス・サンドロが入れたクロスにモラタが頭で合わせるが、枠の左に逸れた。

▽敵陣でプレーし続けるユベントスだが、自陣で守備を固め、我慢強く対応するカルピのゴールをこじ開けられない。すると、20分にはカルピにチャンスが到来。クリミのスルーパスからボックス右に抜け出したヴェルディがシュートを放つも、ここはGKブッフォンに右足で阻まれた。

▽その後はこう着した状況が続いたが、ユベントスが前半の終盤にようやく均衡を破る。42分、アサモアの落としをボックス手前で受けたエルナネスが右足を振り抜くと、これがスアゲルに当たりながらゴール右隅に決まった。ユベントスの1点リードで前半を終了する。
▽迎えた後半、モラタを下げてザザを投入したユベントスは、試合をコントロールしながら時間を進めていく。一方、カウンターを狙うカルピは66分、マルティーニョを下げてラザーニャを投入。前節のエンポリ戦で決勝点を記録するなど、今季の5ゴール全てを途中出場で挙げているレフティーを送り出して同点を目指した。

▽しかし、74分にクアドラードを下げてリヒトシュタイナーを送り出したユベントスが、試合を決定付ける追加点を奪う。80分、右サイドのポグバが入れたクロスをザザが頭で合わせると、これがゴール左にうまく決まった。

▽ポグバの今季12アシスト目でリードを広げたユベントスは、このまま試合を終わらせて2-0の完勝。5連覇達成後も勝利を重ね、最後に敗れたサッスオーロ戦以降、26試合で25勝1分けと圧巻の成績とした。一方、敵地で勝ち点を持ち帰られなかったカルピは次節、ラツィオとのホームゲームが控えている。

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