ベイルの2戦連続弾でアノエタ攻略! CR7&ベンゼマ不在のマドリーが10連勝で2強に重圧《リーガエスパニョーラ》

2016.05.01 00:55 Sun
Getty Images
▽レアル・マドリーは30日、敵地アノエタで行われたリーガエスパニョーラ第36節でソシエダと対戦し、1-0で勝利した。
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▽リーガ9連勝で勝ち点1差に迫るバルセロナとアトレティコ・マドリーを追走する3位のマドリーは、ミッドウィークに敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグをゴールレスドローで終えた。シーズン2冠に向けて邁進するジダン監督率いるチームは、より重要度の高いCLを考慮して負傷を抱えるクリスティアーノ・ロナウドとベンゼマを遠征メンバー外に。また、両サイドバックにダニーロとナチョ、ベイルとルーカス・バスケスの相棒にボルハ・マジョラルが起用されるなど、幾つかのポジションで控えメンバーが起用された。
▽アウェイのマドリーが立ち上がりからボールを保持する展開となるが、ハイプレスとリトリートを要所で使い分けるソシエダの守備に苦戦を強いられる。それでも、前線と中盤の連動した守備とは裏腹に安定感のない最終ラインの隙を突いて、9分にはボックス左に抜け出したハメス・ロドリゲスが枠内シュートを放つ。さらに12分と15分には左右のCKからセルヒオ・ラモス、ベイルが続けて惜しいヘディングシュートを放った。

▽時間の経過と共にソリッドさと緻密さを欠くサルドゥアが守る相手の右サイドを攻めどころとしたマドリーは、前線で自由を謳歌するベイルが再三チャンスに顔を出す。だが、なかなかチャンスを決め切れずにいると、20分過ぎからは相手のカウンターからあわやという場面も作られた。

▽前半半ばから終盤にかけてはソシエダのペースに巻き込まれたマドリーが、なかなか良い形で前線にボールを供給できず、苦戦を強いられる。40分には果敢な縦への仕掛けからボックス左に侵入したナチョが右足のシュート。だが、GKルジにブロックされたボールはゴール前でDFにクリアされた。結局、試合はゴールレスで後半へと折り返した。
▽後半に入っても攻撃のギアが上がらないマドリーだが、58分にこの試合最大の得点機が訪れる。ボックス左でハメス・ロドリゲスがグラウンダーで折り返すと、これをDFベルチチェがクリアし損ない、ゴール前でフリーのベイルの足元にこぼれる。ベイルはすかさず左足を振り抜くがゴール至近距離からのシュートはGKルジが懸命に伸ばした右足に阻まれ、先制点を奪うことはできなかった。

▽逆転優勝に向けて勝ち点3しかないマドリーは、65分にほとんどの時間消えていたB・マジョラルを下げてヘセ・ロドリゲスを投入。さらに73分にはハメス・ロドリゲスを下げてイスコをピッチに送り込んだ。74分にはボックス付近でのモドリッチの見事なドリブル突破からボックス右に抜け出したヘセが際どいクロスを入れるが、これはGKルジが鋭い反応で阻む。さらに78分にはボックス手前でボールを受けたヘセが枠の右隅を捉えたシュートを放つが、再びアルゼンチン人守護神の好守に阻まれた。

▽ゴールレスが続くまま試合は終盤に突入するが、C・ロナウドとベンゼマを欠く中で孤軍奮闘のプレーを見せていたベイルがようやくゴールをこじ開ける。80分、右サイドのL・バスケスが狙い澄ましたクロスをゴール前に送ると、DFの前にうまく入ってきたベイルが豪快なヘディングで合わせた。

▽その後、試合終盤のソシエダのパワープレーを粘り強い守備で跳ね返したマドリーが、ベイルの2試合連続決勝弾でソシエダに辛勝。リーガ10連勝を達成したマドリーは、同日試合を行うバルセロナとアトレティコにプレッシャーをかけることに成功した。なお、マドリーは5月4日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウでシティとのCL準決勝2ndレグを戦う。

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